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奇跡のJTC転生

40代からの余生として、大手JTCで会社員をしております。

普段は自宅の最寄駅から2駅先の事業所に勤務していますが、先日、健康診断のために久しぶりに本社に行ってきました。

ただ健康診断を受けただけで、それ以上でもそれ以下でもないのですが、帰りにエレベーターを降りる時に「こんな大企業によく自分が潜り込めたものだな」としみじみ思ったのでございます。


何人かは知りませんが、本社にはとにかく多くの人々が働いています。

そんな環境で自分も働いていたとしたら、毎日ビビって緊張してしまっていただろうなと思います。

今勤務している事業所は総勢で30人くらいなので、感覚的には中小企業のようなものでございます。

だからこそ全員の顔を覚えられるし、毎日緊張せずに働けます。

本社勤務にならずに本当に良かったと思うのです。


しかし、なぜ私はこの会社に入れたのでしょうか。

ある程度の能力はあると自負していますが、めちゃくちゃ優秀というわけではありません。

実際に入社してみて、周りも大したことはなかったのですが、それでも中途採用の競争率は半端なかったはずです。

経歴が優れているわけでもなく、実際にこれまでのキャリアとは全く無関係の仕事をしています。


他力としか言いようがないのですが、人生には不思議なことが起こるものです。

ヒントがあるとすれば、何度も書いている通りJTCは新卒入社の純血種ばかりです。

採用担当者だって例外ではありません。

そんな純血種の採用担当者にとって、自分のような異分子は新鮮に映ったのかもしれません。


ともかく、こんな大企業に自分が入れたのは奇跡ですが、一旦入ってしまえば、もうこちらのものでございます。

すでに半年間の試用期間を経て正社員になれています。

よほどのことがなければ首を切られることはなく、定年までの雇用は保証されています。

現状はイージーな仕事に甘んじていて、それに満足していますが、これからもやりたいようにやっていくつもりです。

中年の「サラリーマン告白録」とでも呼びたくなる本音の吐露だが、その率直さがかえって読み手の共感を誘う。大企業の重厚な扉をくぐり抜けた「異分子」の視点は鋭く、本社と支社の空気感の違いや、採用における「純血種」と「異分子」の対比など、観察眼が冴える。

しかし、「イージーな仕事に甘んじて」という言葉には首を傾げざるを得ない。せっかくの「奇跡」を、その程度の野心で終わらせてよいものか。大企業という恵まれた環境で、もう少し攻めの姿勢があってもよいのではないか。

とはいえ、現代社会における「幸せな働き方」とは何かを考えさせられる、示唆に富んだ一編である。

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Claudeによる書評

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