”天才性”とは4次元を生きること #3
お金と幸福を両方満たす仕事の見つけ方。 SBクリエイティブ社から3月に出版予定の書籍「ジーニアスファインダー®︎」。兄であり、大学生向けの海外ビジネスインターンシッププログラムを運営する会社 株式会社 旅武者の前 代表取締役 山口 和也と事業創造プロフェッショナルの私が、”天才性”の見つけ方を語ります。(そして奇しくも、本対談が2020年10月6日になくなった兄との最期の対話となりました)
揚平:
なんでこんな事を言っているかというと、四次元ってなんだよっていう事に対してどうしても足を突っ込んでもらわなきゃいけないわけ、みんなに。
四次元の、特に共通思念っていう部分は、みんな持ってるよね、確かにと。お金も時間も大事だよねと。持ってるじゃない。
ただコロナ時代とかは入ってきて、空間とか時間とかがあいまいになってきた中で、四次元的な感覚は少なくとも大事にしなきゃいけないってなってきていると。
この四次元の概念の中にもう一個あって、そこが個人思念っていうのがあって、これはアイデンティティーの事を言っているわけ。自分とは何かっていうのを、概念的に、私はこういうものですと知覚するレベルの事を言っているわけ。
それをもって天才性といっている。四次元までの意識が知覚できるものを天才性と言ってくださいと言っているわけ。難しいんだけど。
和也:なるほど。
揚平:国語算数理科社会どれでもいいんだけど、得意技があるわけ。
俺は全然国語とか理科とかをおざなりにしてるから、より孤独。人との距離を取ったりとかが苦手。
和也:そうなんだ。
揚平:で兄貴はこの辺にいるじゃない。みんな偏りがある。
和也:確かにそうだ。
揚平:兄貴は、点滴とか打っているけど本当はエネルギーが欠けている。自然だとか風とか波とかミネラルとか、ビタミンとかそういうものを取り込まなきゃいけない。だから本当は理科の方向、エネルギーをもらいに行かなきゃいけない。
和也:そうだね。
揚平:サプリとか薬とかで生きてるわけだから、理科が全然足りない。そういう風に考えるんだ。
和也:なるほどね。
揚平:だけど算数側に関しては、物事を有機化して捉えて、全体を捉えて一番大事なポイントを指すっていう、その部分に関しては、ある種マスターレベルに達してるわけ。
逆に言うと20個ぐらいバイトをしたじゃない。我々はさ。高校から含めると20個ぐらいやってる。その中で最終的に残ったのがコンサルティング会社だったってだけなんだよね。失敗しない道を選んだと。
そんな俺の話は置いといて、さっきのページの次元性に戻ると。その次のページ。四次元の限界のところ。アイデンティティーになるところに到達しているものが天才性なんだ。
人から見ると簡単そうにできてるのに、自分じゃ自然なことが天才性の部分。
だから四次的な感覚を持てているところが、自分の個人思念っていうところに繋がる。
五次元と六次元まで簡単に説明すると、五次元っていうのは二つに分かれていて、イチとかゼロとかいうのがある。
イチっていうのはまず五次元感覚、五次元を知覚できてる人、いわゆるマスターとかマイスターとか呼ばれる人は、そういう感覚を、職業的な意味で持ちやすい。
例えば、コンサルティング会社だろうが音楽家だろうが鍛冶職人だろうが、どんな人でもこの人マスターだなっていう人は、すべてはイチである。あるいはすべてはゼロであると言いがち。二元論を克服するような感じになっていて、イチっていう概念っていうのは、西洋的な概念なんだね。クリスチャンだよね。キリスト教。
すべてイチっていうのは、「すべて愛」とかいうタイプの人で、自分が27から29歳ぐらいの時にそういう風な感覚があった。
あまりにも仕事をやりすぎて、俺の仕事は何かっていうと概念的にすべてが繋がると。売掛金が多いのはプロダクトの選別が悪い、それは営業の人事制度が繋がっていて、その売掛金が短期借り入れになり、全体に悪影響を与えていて、それがまた人事制度に影響を与えている、みたいなのが見えるようになるわけ。全ては繋がっていると言う世界観で。