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全ては繋がっていると世界で #4

お金と幸福を両方満たす仕事の見つけ方。 SBクリエイティブ社から3月に出版予定の書籍「ジーニアスファインダー™️」。兄であり、大学生向けの海外ビジネスインターンシッププログラムを運営する会社 株式会社 旅武者の前 代表取締役 山口 和也と事業創造プロフェッショナルの私が、”天才性”の見つけ方を語ります。(そして奇しくも、本対談が2020年10月6日になくなった兄との最期の対話となりました)

和也:それね、俺も見えてる。というか我々のミッションに入ってる。

揚平:うん。俺の領域はM&Aだったから、経営とか経営の結果である財務だとか、そういうレベルのものが有機化されただけなんだけど、職人だったらちょっと違うとこだと思うのね。

そういう人は次元が違うねってよく言われるじゃない。それと同じで、普通の人は三次元的あるいは二次元的に仕事をしてるんだけど、こっちは五次元的にやってると。ていうことが出来るっていう領域があると、そこはもちろん訓練がベース。

和也:ちょっとだけ見せていい。これ。武者修行8年目じゃない。我々ほんとはそう思ってる。人類3.0って呼んでるけど。

自分で言うのもなんだけど、「ほんとに全てが繋がってる」ことが見えてる。起こるべき時に起こることが起きるとか。俺は本当に誰よりも見えてると自分で思ってる。なんて表現したらいいか分からないから、こうしたんだけどさ。いきなり3.0の話をしても誰にも通じないからいつも2.0の話をしてるんだけど、これうちのビジョンね。余談だけど、そんなことを俺も思う。俺の領域で、だけでしかだけど。

揚平:うん。それぞれ領域は違うんだけど、それをほんとは客観的に言語化してくれる人をジーニアスファインダーとよばなきゃいけない。

和也:言語化やろうと思ったら多分やれると思う。でも、そっか、なるほどね。

揚平:うん。それでもう一つの「ゼロ」って、なにもないってやつね。

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ジョブスとか禅の僧とか。何もないと、諸行無常だと。諸行無常ってのは、ゼロっていう感覚だと。これは東洋的なものなのかもしれないし、実質ゼロはもしかしたら同レベルなのかもしれないけど。自分にとっては34~5は過ぎてゼロっていう感覚が来て。だから、イチとゼロ、ゼロは無っていうふうに書いてあるけど、ちょっと違う。イチがあってゼロがあるのかな、っていうふうに俺は今のとこ思ってる。

でもこれは結構ポイントで。人物例で入れてないんだけど、例えば山田和樹くん。白百合幼稚園が生んだ天才指揮者でいるじゃない。「のだめカンタービレ」の千秋先輩のモデルになった。小澤征爾さんの唯一の弟子なんだよね。日本人として。彼は帰国して飲みに行ってさ。

和也:そうなの。

揚平:で、聞いてみたわけ。音楽家ですごい奴は誰だと。
そしたら「ベートーベンは『イチ』だ。豪壮な音楽を作った」と。ゼロは荒城の月を作った滝廉太郎みたいな、わびさびだったりとか。枯山水の世界。

問題は上の六次元っていうのがいるわけよ。これは何ぞやねんつったらば、これはゼロかつイチだと。有りかつ無しだと。

イチの感覚を持ってる人っていうのは、全一性っていってさ、例えばワンネスとか言うんだけど。愛に溢れて。ゼロの感覚は諸行無常だって。
六次元っていうのは、有りかつ無しとか矛盾の統合って書いてあるんだけど、ゼロとイチの世界が統合してるっていう要素で、これは全肯定っていうわけ。

音楽家で言うとモーツァルトは別格だと。彼はゼロでもないしイチでもないしっていう、要するにどっちでもいいと。善悪も存在しないし、正義とかも存在しないしっていう。

ことわざで言うと、空即是色、色即是空とか。あと人勧万事塞翁が馬っていうさ、中国の古語だけど。

馬が逃げたと思ってじいちゃん大変だなって言ったら、いやそんなことはないって言ってさ。次の日馬が新しい駿馬を連れて帰ってきたっていう。良かったなって言ったら、いやそんなことはないって。息子が今度馬に乗っておっこってさ、怪我したって言ってさ、じいちゃん大変だなって言ったら、いやそんなことはないって言って、次の日兵士が赤紙持って村から若者を連れてったんだけど、息子は怪我してたから連れてかれなかったって。よかったじゃんっつって。

要するにじいちゃんは常に逆のこと、村人は良かったな、悪かったなって言うんだけど、そんなことないって言って。何が起こっても全肯定ですよっていう。達観した感じの事を六次元っていう。悟った人っていう。

これは五次元とやっぱ違うところにある。若干ローマ法王でさえ押しつけがましい感じがあるじゃない。愛と言われてもさ、みたいな。東洋的ではないから、東洋って何にもないっていう。逆に京都の禅寺行って、大阪ガスのあたりにって宿坊と回って経あげてきたけどさ、それはそれでそれだけではないなんて。
統合されてるのが六次元っつってるわけ。これらすべてが何を言っているかというと、意識が知覚できるもの。

和也:なるほどね。

揚平:七次元っていうのは知覚の限界。知覚できないけど、存在してることを知覚するみたいな。また禅問答みたいな話になっちゃうんだけど。


時間っていうのは結局相対的な概念だっていうのを、アインシュタインが言ったんだよね。絶対的じゃないよっていう。つまりそれは四次元に存在する時間っていう共通思念は、個人思念的でもあるっていう事。

だから、うちの父親とかもよく言ってたけど、好きな子と一緒にいる時間と、熱いポットに手を当てた時の時間の感覚、めっちゃ長く感じるかめっちゃ短く感じるかは個体によるっていう。それは個人の意識の知覚の動きの主体によって違うじゃない。だから、相対、共通思念ってここに書いてあるものも歪むよね。

ゼロっていうものがあるわけよ、難しいんだけど。有り無しの話ではない。ゼロていうポイントが0.0000001かもしれないけど存在しますと。だから、銀行預金とかでさ、0円って書いてあるんだけど、0.00001円とかが本当は入ってるわけよ。だから銀行って大変なわけ、口座一個作ると。消えないからさ、金利が自動的についちゃうから。あとは糖質無糖、ノンアルコールビールとかっていっても、0.0%って書いてあるけど、表示していいんだよね、0.0%って。表示していいんだけど、本当は厚生省の規則では0.05%以下だったら0.0って表示していいってなってるわけ。ほんとは入ってるわけ。本当のアルコールアレルギーの人とか、アルコール中毒の人とかは、ノンアルコールビールとか飲んじゃいけないんだからね。

何が言いたいかって言うと、ゼロっていうのは無いって意味じゃなくて、存在はしてるの。だけど、イチが生まれるまでの最初のトンネルであるという概念なんだよね。存在の一番最初の部分の事をゼロって言った。

無いっていうものとは違うっていう。素数とかさ、割り切れないもの、平方根とか。

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