器と本性のあいだで #7
お金と幸福を両方満たす仕事の見つけ方。 SBクリエイティブ社から3月に出版予定の書籍「ジーニアスファインダー™️」。兄であり、大学生向けの海外ビジネスインターンシッププログラムを運営する会社 株式会社 旅武者の前 代表取締役 山口 和也と事業創造プロフェッショナルの私が、”天才性”の見つけ方を語ります。
和也:揚平がもうちょっとさ、2時(数学と国語の間)方向に寄ってもいいよね。
揚平:そこをやってるのは人生の楽しみだよね。家庭を持つとか、そういう事じゃない。とにかく、人生ぐるぐる回るもんだと。
兄貴の場合はね、ほんとにやってきたと思うんだけど、国語(ひとを想う)側を。
和也:右下(国語と理科)目指したいね。
揚平:きのう病気が治るよう祈祷に行ってきたんだけど。神主さんが言ってた。「ほんとに身体という器が悲鳴上げてるよ」と。
和也:言ってたね。
揚平:「人と千人も向き合ってきたら、肝臓と血液に来るもんだ」って。
それはお兄さんだけじゃなくて俺(山口揚平)もそうだって言われた。俺の場合は腸に来るんだって。処理を頼られることは、自分では良しとして、問題解決やってるかもしれないけど。意外と被らされることがあるって。頭で処理して回答するからね、俺の場合は。
普通の人はそれが少ないから蒸発していくけど、それが腸の方に降りていって沈殿して溜まって。腸もいかれる。腹痛も起こる。
「そもそも生物として受け継いだ身体と、気質として受け継いでる本性っていうかゼロのポイントが、気質の方に寄りすぎてるから、父親母親からいただいた体が処理できてない」、と。今は体に集中しなさいという事を、何回も、2~3時間に渡って言ってた。
和也:そうだよなぁ。
揚平:あまり自分の根源のゼロに近い天才性に沿って生きているから、器が悲鳴を上げてるっていう話。器としての体が悲鳴を上げてる。
向き合う相手を自分の責任として持ってしまうと、それは女性にありがちな悪性リンパ腫になりやすい。という話でした。
和也:確かに。海外インターン武者修行プログラムに参加した人 全員息子娘だって公言してる。この前、武者生がブラック企業に入ってさ、自分の子どもだと思って、説得して抜けさせたんだけど。
揚平:それは今、全く真逆に影響を与えるよ。
和也:っていう事なんだよな。
揚平:今は本当に。自分の気質に意識を向けるんじゃなくて。兄貴は天才性っていうものに意識を向けてると思うんだけど、全く真逆の針の、真逆の方向に知覚を向ける。気質ではなく、体、器の方に意識を向けなさいと。
和也:なるほど。
揚平:という啓示だと。
和也:良く分かった。確かに。
揚平:ってなわけです。
和也:はい。ありがとう。
揚平:ではそんな感じで。
和也:はい、ありがとう本当に。すごい感動だね。全部つながったのが、自分の病気のあれも全て繋がって。分かった。ちゃんと考えてみる。ありがとね、色々。
揚平:はいはい。
和也:すごく助かった。じゃあね。
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以上が、山口揚平と和也の最期の対話になります。
この話を元に、現在ジーニアスファインダーという書籍を執筆しています。よろしければノートをフォローして書籍前の原稿をのぞいてみられてください。
故 山口和也の冥福を祈るとともに、思いを引き継いで参ります。
これからも故人同様、変わらぬご指導をくださいますようお願い申し上げます。
(写真)兄と私。病室で。抗がん剤で丸坊主になった兄貴に合わせて、人生初の坊主にして面会へ行った時のもの。