リコ日記 No58 -【ネタバレあり】ver3全体とver3.5後半(ナドラガンドの決戦)のシナリオ感想-
※本記事はドラゴンクエスト10オンラインのポータルサイト「冒険者の広場」で書いているプレイ日記の転記です
※投稿日:2024/08/13
★★本日誌はver3.5後半(ナドラガンドの決戦)および、ver3全体のシナリオのネタバレを含みます。
ver3のシナリオをクリアしたので全体の感想。
面白かった。
舞台こそアストルティアから離れたものの、これまでいろいろなところで断片的に見てきたアストルティアの神々についての深い掘り下げもあり、世界観への没入を深めるという意味でかなり楽しいストーリーだった。
また、神代の戦いの余波に巻き込まれるというスケールの大きなシナリオの中でも人(竜族含む種族たち)の扱いが小さくなることもなく、むしろスケールが大きいからこそ、その中で神や選ばれし解放者といった大いなる存在に頼り切るのではなく人々が自分たちで進んでいくことが大切というテーマが浮き彫りになっていて、めちゃくちゃ見ごたえがあった。
登場キャラクターとしては、まずやっぱりエステラさん好きだった。信念の根本が揺らいで絶望しても、また立ち上がれる強さのあるキャラ、いいですね。
そういう意味だとトビアスも好き。エステラさんの歩みの陰になっているような部分を進み、一度は道を外しながらも、自分の行いを顧みて、最後はまた歩き出せたのはよかった。
他にもver1以来になるアストルティア五大陸の人々との交流があったり、神の器たちや最序盤で別れることになった弟との共闘があったりと、その方面でも熱かった。
最後のムービーを見るに、高貴なお嬢様っぽい人が訪ねて来るらしいので、いつものスタイルのカラーリング変更。Ver4はこれでやっていきます。
以下、ver3.5後編をプレイしながら書いてた雑感。
振り返りのために過去の日誌を読んでいたら、ネタバレありの断りを入れているとはいえさすがに核心部分を書きすぎなような気がしたので、今回は書きすぎない程度に。
でも深く踏み込んだ感想もどっかで言いたいんだよな。お話感想広場もver3はもう募集終了してるっぽいし、どこで言えばいいかな。
クロウズ、もといシンイの語りから始まり。
シンイが(生前の)クロウズの望みを叶えるモチベには、エテーネを守れなかった無念を、クロウズというもう一つの人生における故郷を復興することで晴らそうというところにもあるって感じか。
であれば、エテーネの生き残りである主人公の死の運命を見ながら何もできないのは歯がゆいだろうな。
ナドラガの祠に捕らえられた神の器たちを奪還することに。竜族の姿だと祠では力を出せないのでシンイの姿として同行するという。
けじめをつける戦いのために人間の姿に戻るというのは過程は違えどver1のレイダメテスにまつわる話での主人公に似たシチュエーション。これはシンイにとっても決戦なんだな。
神の器と弟の奪還の道中、邪悪なる意思として立ちはだかった人物は、かつて炎の領界の環境変化によって故郷を失ったことが分かった。
邪悪なる意思サイドも決して竜族の繁栄という目的自体が間違っていたわけではないんだよな。手段を間違えていただけで。
本人も、手段が間違っていたことはうすうす気づいていて、でも止められなかったっぽいのが切ないな。
予言通り死んでしまった主人公に対して、何度も回復呪文を試みるアンルシアと友人の二度目の死を見たヒューザくんの様子はみるにしんどいものがある。
ラスボスを縛るために神獣が集まった時恵みの木の力を借りたリルチェラが来たあたり、ピナヘトには眷属の神獣はいないんだろうか。
「愛しているに決まっている」の一連の流れ、スタンプで先に知っていたけど実際の流れで見るとめちゃくちゃいいシーンだな。
最後にラスボスとの決戦エリアを脱出するときにエステラさんがある人物の幻影に出口まで導かれる描写があったけど、その人物の正体からしても、その言葉は決して嘘ではないんだろうな。
そして、嘘ではないであろうことが分かるからこそ、その言葉をまっすぐ受け、その言葉を発した存在と道をたがえることを宣言してみせたエステラさんの覚悟がまた際立つ。本当にいいシーン。