リコ日記 No66 -【ネタバレあり】ver4全体とver4.5のシナリオ感想-
※本記事はドラゴンクエスト10オンラインのポータルサイト「冒険者の広場」で書いているプレイ日記の転記です
※投稿日:2024/10/13
★★本日誌はver4.5および、ver4全体のシナリオのネタバレを含みます。
ver4のシナリオと後日談クエストを一通りクリアしたので全体の感想。
面白かった。
これまで謎だった主人公の出自についても明らかになり、両親との再会も果たしつつ、アストルティア最大の危機に立ち向かうというストーリーはシンプルに熱くて良かった。
最初(というかわりと後半まで)なんやこいつと思っていたキュルルも、最後別れるときにはちょっと寂しさを覚える程度には愛着が持てた。
一方で、全体を通して犠牲者も非常に多く、各時代のストーリーもどこかやりきれなさを感じるものだった。すべてが終わった後も心に深い傷を残したままのキャラも多い。それだけにメレアーデさんはじめとして、向き合って進んでいこうとする人たちがいることも描写されたのは救いだったなと思う。
全体を通して一番印象に残ったキャラはクオードかなと思う。祖先の過ちに振り回され数奇な運命をたどり、一度は償い切れない罪を犯しながら、最後まで故郷のために行動し続けた、味わい深いキャラだった。
パドレも好き。償いのために、家族のために、身を挺して戦い抜いたいいキャラだったと思う。親子の再会のシーンはベタながらかなりぐっと来た。救済と再会イベントはよ。
アストルティアに大量に爆弾を持ち込もうとしている人がいるらしいので服の色を変えました。ver5はこれでやっていきます。
これまでの話の集大成と聞いてるので楽しみ。
〇以下、ver4.5をプレイしながら書いていた雑感
・ワグミカ博士の描写、これCERO Aで出していいのか。
・キュレクスの話から、キュロノスのルーツ、およびなんで世界を滅ぼそうとしているかがわかった。
能力は異質ながら、悪役としては人間たちに絶望したからと比較的シンプルな行動理念。
・クオード、やっぱり生き残れなかったか……。
生まれ故郷から遠く離れた地で砂にまみれてではなく、エテーネで、メレアードに赦され看取られながら死ねたのはせめて救いだろうか。
・キュルル、ここにきて人間味出てきた。キュレクスの知識を継いだから?ということは、キュレクスは時見の力を求める人間を疎ましく思いつつも、気にかけてたってことだろうか。
・クオードに対するメレアーデさんと同じく、味方でいてくれるって宣言してくれる弟いいな……。
・パドレととうとう父子として向き合えたの、かなりぐっと来た。
・キュロノスの能力やりたい放題すぎる。セーブと、経験を積んでのリプレイを敵サイドがやるんじゃないよ。
・主人公がいないうちに滅ぼされたときのみんな、絶望感やばかっただろうな……。アンルシアとかどういう思いで戦い抜いたんだろうか。
・キュロノス、セリフといい所業といい、今までにないくらいラスボスやってたな。
他のラスボス勢が力を発揮しきる前に討たれたのもあるけど、アストルティアが受けた被害って意味だとダントツでやばい。
・キュルル、最後の因果律操作をするかしないかの選択で「しない」を選んだ時、現実的に現代キィンベルで暮らすプラン立ててくれるのも、「する」を選んだ時、自分が消えてしまうのも覚悟で主人公の想いを汲んでやってくれるのもいいな。ここにきてぐっと愛着がわいた。すぐ消滅しちゃったの悲しい。
・アルウェーンは滅びの未来を変えたから観光船になったのか(立ち入り禁止区画の大いなる目覚めとかはそのままだけどこれもアトラクションの一環なんだろうか)。
でも、ストーリーやサブクエストクリア時に芽生えていた進んでいく決意もなかったこと(お芝居)になってしまったのはちょっと残念かもしれない。
・古グランゼドーラのサブクエストクリアでカミルの名誉が回復されたのよかった。
最後王がこのストーリーについて思ってたこと(カミルとアルヴァン抱え込みすぎ)全部代弁してくれた。
従者が魔物だったヴィスタリア姫を追い出すべきという国民もいるのは、カミルの選択もある意味正しかったことの証明でもあるけど、もやもやするのは確か。
とはいえ王妃の言っているように、みんなまだまだ残る悲しみや憎しみをぶつけどころを見失っている状態のはずなので、本来の歴史のようにここからヴィスタリア姫が長い時間をかけて起こったことを正しく伝えていってくれるはずだと思いたい。
・後日談クエストに至ってもドミネウス王の株下がり続けるな……。リンジャーラが闇堕ちした間接的な原因こいつじゃねえか。
ただ、ベルマのクエストの手記にも会ったように、本人も(「グルヤンラシュ」と同じく)時見の力に振り回された被害者って面もありそう。パドレへの劣等感も、自身の時渡りの力が弱かったことがそもそもの原因っぽいし……。