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リコ日記 No44 -ver1 五大陸外伝クエスト感想①-

※本記事はドラゴンクエスト10オンラインのポータルサイト「冒険者の広場」で書いているプレイ日記の転記です
※投稿日:2024/06/16

 五大陸各地域の外伝クエストをクリアしていっているので感想。
 今回はオーグリードとドワチャッカのクエストについて。


★★本日誌はver1のシナリオのネタバレを含みます。


■ランガーオ
 過去の過ちを顧み、伝え、糧として生まれ変わっていくというストーリーはストレートにいい話だなと思った。
 とはいえガガイの目線で見るとすぐには割り切れない話でもあるだろうとも思った。
 拳の振り下ろし先を失っただけでなく、敗者となり、復讐者としてあてこすってやろうとした(かつて自信を地獄に落とした)弱者を見下す態度を取ってもらえなかったことで自分だけが生まれ変わることができていないことを突き付けられてしまったのだから。
 勝者側としてある程度余裕をもって反省の機会を得られた側と、敗者側として苦労を強いられた側だと、変わるのに時間がかかるのは当然のように思う。
 父の墓参りをしている(村王の述べた手をちょっとずつでも受け入れようとしている?)カットがあるのは今後歩み寄れる未来を感じて好き。

■グレン
 純粋にキーエンブレムのストーリーの時の補完のような内容。
 ボスのオーレンやギルギッシュ、強ボス戦で登場したパリンの来歴が分かる話。
 オーレン、主人公が奪還するまでは聖杯は手元にあったはずなのにこれまでの60年で動かず今になってからグロリスの雫を取りに行ったのは、ネルゲルの行動で魔瘴が濃くなって力を増したからとかだろうか。

■ガートラント
 今回のスピンドルやヴェリナードのメルー公みたく三枚目キャラがシリアスに活躍するの、いいよね。
 ピュージュはネルゲルの配下じゃないってことだろうか。最後の演出でもピュージュは健在でその主もわからない、これまでのシリーズクエストと違って今後への含みのある終わり方だったな。

 なんでもいいけど、グロスナー王が民草たちの間で互いが互いを疑いあう状況になることを指して「魔女狩り」って言っていたけど、アストルティアにもそういう歴史はあったんだろうか。
 あったんだろうかというか、最近レーンの外伝で似たようなことを見たな。どこで歴史としてあってもおかしくないか。
 実際に魔法があり魔法使いがいる世界である以上、かなりセンシティブな言い回しな気もする。

■アグラニ
 賢者ブロッゲン、初対面みたいに対応してくるな。どうも、勇者の盟友です。ルナナも初対面みたいに対応してきたけど、「あってたとしても一切覚えてない」と言い切られたからまあいいか。
 各種族の初期村の話は初期ストーリーをやってないからかちょっとはまり切らないこともあるな。

 アグラニ初めて行ったからチャットのチュートリアルクエスト受けたけど、クリアのためにチャット打つときに誤って「おめでとーん!」とチームチャットに流した。いつかやるとは思っていた。

■ガタラ
 こういう世界観の掘り下げを本編の脇でやっていく感じのストーリーいいな。
 途中のガラクタを使わせまいとするダストン城主にナチュラルに「このガラクタは役に立つもの」というほのめかしをして使わせてもらえるようにするビャン・ダオ皇子のシーン好き。
 自分だけが時代を外れて現代に取り残された中で立ち直れた皇子は強いよ。
 「過ぎたる技術は社会そのものをかえって衰えさせる」「技術に溺れることなく自分自身の手で成果を得ることも大切」みたいな教訓は20世紀後半ごろのSFっぽくて好きなテーマ。

■ドルワーム
 この話やばいな……。ここのコメントは五大陸サブストーリークエの攻略順に書いているけどここまでで一番刺さったかもしれない。

 話を追う限りドゥラ院長は自身が王子であるということを心の支えとして努力してきた節もあるし、その生きる意味が一度王子であることを否定されたために折られ、生きる意味を見失い、命を捨てることが国のためになりうるというところまで追い込まれたところで、かつて尊敬していた人が自身の本質に価値を見出してくれるとわかってそこに生きる意味を見出す流れ、本当に鮮やか。

 本編の件が起こってからなのに、王子に下手に出られる院長も、院長を心配して接することができる王子もだいぶ大人だな。どっちも16歳(だったはず)なのに。

 だれしも自分が不幸だと感じるのならその不幸に理由を見つけたいものだと思うし、自分のルーツを知った孤児という立場であれば抜け出すため努力する過程で余裕をなくして周りのことを考えない言動をしてしまうのは理解できる。ましてや成年にも満たない青年なのだから。
 今後、また成長して出てきてくれたらいいな。

 クエスト終了後、シスター・ニニカが院長のことちょっと意識していたようなセリフを言っていたので笑った。
 憎たらしいけど嫌いになり切れない幼馴染シチュ、いいですよね。

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