婚活という病みそうな闇に憂いている障害者男性の独り言
私も障害者として、今まで恋愛や婚活でそれなりに色々思い知ってきた。
私の場合は体調の波もだいぶ少なく、「正直、話しててもあまり障害持ちに見えない」みたいによく言われてきたけど、婚活という戦場では男性は本当に不利で容赦無い現実に生き辛さを凄く感じる。
障害者男性への辛辣な現実
実際、障害者の結婚相談に前々から力を入れている団体の話でも、障害者女性でもOKの回答だった健常者男性は多かったのに対して、障害者男性に対してOKの回答だった健常者女性は殆どいなかったとの事。
現実的に考えて、障害持ち同士という希望で遺伝的にも経済的にも子供は初めから望んでない。自分も人生のハンデを抱えてる者だからこそ、似た立ち位置のお相手と充実した時間を多く過ごせる様に2人で頑張って生きていけるのなら、これ以上の幸せは無い。そういう気持ちで行動し続けていたけど、実際は想像以上の崖の高さ。
現実を分かって無い人達の「勿体無い」とか「出来ない所ばかり気にしている」という台詞を結構目にするけど、他の似た当事者の多くが恋愛や婚活にネガティブな感じで積極的になれないのだって無理も無いと思うし、先ずはその気持ちにもう少し共感の姿勢を持ってくれても良いんじゃないのかな?
婚活は長いマラソンだなんて生易しいものじゃない
婚活は、落石に警戒しながら手探りで谷底から地上まで高い崖を登る様なもので、お相手とのやり取りを少しでもしくじると簡単に足場・手がかりが崩れて転落してしまう。最初の低い位置からの転落続きならまだ小さな怪我だけど、漸く同じお相手と2回目以降も楽しく過ごせる様になって少しずつ高い位置まで登れる様になる程、ダメージのリスクもだいぶ違ってくる。勿論それは1回や2回程度じゃない。
だけど、健常者障害者問わず、そういう状態の人達の苦労に対してどこか軽んじられていたり、足元を見て汚いやり方を紛れ込ませてくる連中もいる。たまに見かける、謎のマウントを取る人の「背中を押す」という思い違いの「崖に突き落とす」様な行為はホントにもうタチが悪いだけなので、頼むからそういうのは誰もいない所で1人だけでやってて欲しい。。。
綺麗事ではいかない重い悩み事に付け込むアフィリエイター
恋愛や婚活の大変さは何も障害者に限らないのは重々承知だけど、コンプレックスとか個性とかそういう言葉で片付けられる様な次元の話では無いのが「障害」だし、こればかりは綺麗事ではいかない。
聞かされた耳障りの良い情報と現実のギャップによるストレス過多で実際に体調を崩す人もいるし、医学的には「婚活疲労症候群」と呼ばれている。だから、覚悟の上で挑みたい人にだけお勧めする(諦める側に対しても絶対に否定したり低く見ない事)形で無いと寧ろ酷なんだけど、そういう当事者に対してそんな事も分かって無い様な人がアフィリエイトの報酬目的での中身の薄い記事で恋愛や婚活を語っているのを見ると、本当に不愉快な気持ちが沸いてしまう。
何年も前の話だけど、詐欺みたいな育毛剤のランキングや薄毛の根拠不明な記事内容にお金も時間も無駄にさせられた過去もある。アフィリエイトの全部がそんなんだとまでは言わないけど、健全だとか言い張る前に、偏見や嫌われてる原因はアフィリエイター側が自分達で招いている事実も重く受け止めて欲しい。
とある大きなグループ企業の詐欺ィスティックな婚活パーティー
他には、とある大きなグループの企業が運営している婚活パーティーで、(男性のみ)高い料金を払わせておいて、HPでは「満席」と当日まで嘘を書いてて「ご予約総勢〇〇名様突破」という感じで偽り、記載の人数より実際は最初から少なくしてて席がガラガラだった状態に1度ハメられてしまった事がある。受付の女性はバイトだったのか、全然しっかりしてない感じでたらい回しにされたので私から運営側にクレームを送ったけど、事実確認を行った様な返事も無く最後まで話を逸らされて、最悪の応対だった。費用だけでなく、お相手との会話の練習等の事前準備をしてきた事に対しても、まるで嘲笑っているかの様だ。
このパーティーの会場は開始10分前位からじゃないと入場と受付が出来ず、事前に下書きで文章をしっかり考えておいてもギリギリ充実した内容のプロフィールカードに出来るかどうかという時間の余裕の無さ。開始時間になると割と直ぐにお相手との会話時間に入り、3~4分おきに男性側が回転寿司の様に席を移動する慌ただしさで、参加者側の事をちゃんと考えているとは到底思えない。
私が即退会した後も、やはり男性側の予約は直ぐに埋まっている状態だった。他のマッチングアプリ等では良い成果が出にくく、搾取されているのを承知で我慢して利用し続ける人も中にはいるみたいで、尚更やるせない気持ちになった。
因みにこことは別で、一般向けならスマリッジやPairs、with、障害者向けなら結婚相談NPOやPerfect for you、IRODORIが個人的には好印象だった。
必死こいて会話やデートを楽しくさせようとしている男性に対して、モヤモヤさせられる女性側の反応
お店のリサーチや雑談力、食事の奮発等何かとリードする側の負担を多く感じる中で真剣に踏ん張っても、アプリでは「ドラマお笑いバラエティ」みたいな感じで単語の羅列だけで凄い雑に返してくる女性相手も中にはいた。
色々思う所はありながらも、やり取りの仕方を勉強したりして場数を踏んでいくうちに少しずつ良い手応えは感じる様になり、一緒に楽しく会話してくれる良い女性相手も勿論いて、純粋に嬉しい気持ちだった。だから、多少意見の違いとかしんどい事があってもこの先頑張って支えて生きたいという心構えで取り組み続けていたし、男女お互いにそういう心構えが婚活時も結婚後もとても重要だと思う。
だけど、いくら頑張っても結局ちょっとした事であっさりやり取りを切られてしまう事は何度もあり、収入とか年齢とか障害特性の有無とかそれ以前の様な状態で困っている。
勿論私だって至らない所は色々あるし、本当に無理なタイプだと思われてしまったなら仕方無いしそれ自体は構わない。でも、それを差し引いて考えても違和感はあって、それが女性側の本能だとしてもそれで仕方無いで片付けられる様な感じのままでは、男性の此方側としてはお手上げ状態だ。大きな傷だって増えるので本当に勘弁して欲しいんだけど、そう言う男性側の悲痛な悩みに対しても何だか凄く冷たい印象は感じる。
別に、此方側が奢ったりデートプラン等々の多くの取り組みに対して何かお礼して欲しいとかそういう事じゃ無いんだよ。
ただ、私の経験だけに限らず、やっぱりそう言うタイプの女性は大概ずっと進展していない様だ。私自身がこれまで会ったそのタイプの女性の殆どは今もアプリ上で残ってて、すっかり顔馴染みの状態になっている(苦笑)
色々と愚痴は書き連ねたけど・・・
愚痴りたくなるストレスは多々あったけど、全部が全部悪い思い出だった訳でも無かったとは思う。良いデートスポットや飲食店の知識は少し付いたし、世の中の事を良く知ると言う意味では良い経験だったかな・・・と受け止める様にしてる。嫌なタイプもいたけど、一緒に明るい雰囲気でデートに付き合ってくれた女性に対しては感謝しているし、良いお相手が見つかると良いなとも思ってる。
前々からの会話のリードやトークテーマの悩みに関して、個人的にこのnote記事は良い勉強になった。
「弱者男性」の他にも変なレッテルで揶揄する人もいるけど、少なくとも婚活と言う血生臭い戦場に挑みに行ってきた時点で無責任なギャラリーの言う様な「弱者」なんかでは無い。他の悩んでいる婚活者に対して、今ならそういう風に伝えたいかな。
一方で私自身はもう疲弊してしまってて、やっぱり結婚とか夢物語だったのかな・・・という感情から完全には立ち直れて無くてまだ時間がかかりそうだ。完全に諦めるか少し経ってから挑戦するかもまだハッキリしていないけど、今は独身の知り合いとの間で上手に吐き出しながら解消させて、少しでも明るい人生を送り続けたいと思う。
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