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2020年2月26日の近況報告 5000兆円を使いつぶす人

「カネが無い」と言う人は「自分が浪費しているから」ということに気づかない。
 そう言うと「いやこれは自分へのご褒美だ!」とか「将来への投資だ!」いう反論をほぼ100%してくるけど、そもそもそのご褒美は必要なのですかね?
 あるいはその「投資」の効果が出始めるのはいつになるのでしょうかね? という話です。

 難しい言葉で、限界効用逓減の法則(「げんかいこうようていげんのほうそく」と読む)という物がありまして、これは噛み砕いて言えば「自分へのご褒美による満足度は次第に減少していく」という人間なら誰しも当てはまる法則です。
 このため満足度を保つためには「際限なく上を求め続けてしまう」という恐ろしい話になります。


 実際、宝くじに当たって1夜で巨万の富を得た人を追跡調査したところ、元の生活に戻ってしまうのなら「まだ良い方」で最悪の場合は自己破産、あるいは自殺という結果になってます。

 これがなぜ起きるかというと、宝くじを当てると「不幸な事」(あえて「不幸な事」と書きます)に「さらに上」「もっと上」を買えてしまうので満足度を満たすためにもう止まらなくなってしまい、際限なく上を目指してしまいます。

 しかし宝くじの当選金は有限なのでいつかは使い果たしてしまいます。そうなると待っているのは元の生活、というわけです。
 いや元の生活に戻れるならまだいいほうで、借金し続けてでも豪華な生活を維持しようとします。何故なら1度いい思いをしたらそこから抜け出せなくなり、元の貧乏な暮らしに戻るのは文字通り「死ぬよりもつらい」事だからです。

 そのため自己破産するまで借金してでもいい生活を維持しようとし、それが出来なくなるとお金が無くなってしまった事に絶望して自殺。なんてことになってしまうのです。

 詳しい話は「カイジ 「命より重い!」お金の話」という本に載っているのでご参考までに読んでいただければなと思います。
 アマゾンの中古ならおそらく送料含めても500円切る値段ですので高い買い物ではないはずです。ガチャ2回我慢すれば買えるはずです。


 カネが無いカネが無いっていう人にカネを与えても、優良な知識が書かれた本も買わずに全額ガチャや服や外食費という形で浪費して、スッカラカンになってまーたカネが無いカネが無いって言いだすものです。
 こういう人が満たされる事は永遠にないでしょう。たとえ無制限に金があったとしても、です。

 昔ネットで「5000兆円欲しい!」っていうバカげたものが流行りましたけど、カネが無いと言ってる連中が仮に5000兆円あっても、きっと全額使いつぶすだろうなと思います。

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