2022年4月20日の近況報告 こうして人はテクノロジーについていけなくなるんだな
最近、自分の「もうろく」ぶりにがく然とすることがあった。TikTokの撮り方がさっぱり分からないのだ。
似たような事例を挙げるならとある小説家が原稿をいち早くワープロで書いていた際に「肉筆の手書き原稿にこそ作家の魂が宿るのだ」と言われたことがあったそうだ。
その人は「活字にしたら消し飛ぶような魂なら随分と軽いもんだな」と返したエピソードがあったそうだが。
他にもツイッターでフォローしている人が
「祖父は「映画の吹き替え」がどうしても理解できなくて洋画を「こいつ外国人なのに日本語がペラペラだなぁ凄いなぁ」って思っていながら観ていたそうです」
と言っていたが、もうすぐ40になる俺からしたらいつこの祖父みたいなことになるか分かったもんじゃない。
さらに加えるなら経団連のトップが「2018年」つまりは「平成の終わり」になってようやくメールを受け入れるようになったのを散々バカにしていた(特に俺)のだが
はっきり言って彼らをバカにできない位に最新テクノロジーに疎(うと)くなるのはあり得る話なんですよ。
決して経団連を一方的にバカにできる事は出来なんですよ。
今この時点でTikTokでどうやって動画を撮影するのか、さっぱり分からない。なぜあそこまでぴったりと音楽に合わせて踊れるかが俺には完璧なミステリーなんだ。
もし10代20代がこの近況報告を見てたら「うわこいつおじさんだなー」と哀れに思うだろうが本当に分からない。
今この時点でこの惨状なんだから10年後、20年後に新たなアプリが世に出たとき、ついていけるかどうかは正直言って分からない。
経団連のトップをバカにしてはいけない。あれ以上になる可能性は誰もが持っているのだ。
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