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2022年4月13日の近況報告 改めて観るとジョジョ第4部はすげえよ

改めて観るとジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、存在自体が奇跡と言ってもいい位のとんでもないコンテンツだ。



 何せ第3部であれだけ無敵の活躍をした(具体的には時間を止めてその中を動ける相手に対し、同じ時間操作能力で対抗した)空条承太郎というあまりにも偉大過ぎるヒーローがいるのに、
 第4部主人公である仗助を一方的に食わずに活躍させて、それでいて締めるべき場所はきっちりと締めるというバランス配分が奇跡のような調整ぶりなんだ。


個人的には虫食い(スタンド能力を身に着けたドブネズミ)相手に自らおとりになるところと、4部ラストの川尻浩作に化けた吉良吉影相手にオラオラを叩き込むところがよかった。
 仗助が自分以外の壊れた物や身体のキズを治す「この世で最も優しい能力」という「ドラゴンボールでさえ抗えなかったパワーインフレの鎖」から解き放たれたニューヒーローだったからこそ、
 承太郎という超大物がそばにいる状況でもそれに負けなかった、と言えるのだろう。この辺の配役も見事だ。


正直、強すぎる前作主人公に新作の主人公が食われるというのは創作界隈ではかなりよくある話で、
 古いネタ(20年近く前の話だって、泣いちゃうぽよ。うえーんうえーん)だが、下手な事をすればガンダムSEEDディスティニーみたいに主人公交代なんてことにもなりかねないところを
 見事に描き切った荒木先生は本当の天才だと思う。そりゃ吸血鬼だの波紋呼吸法の体現者だのと言われるだけあるわ。

(ディスティニーが駄作とかいうわけではなく、あまりにも強すぎる前作主人公がいると続編の新主人公が食われるというのは昔からある問題なので、
 その例として出しただけでディスティニー自体の評価はここでは下しません。何せ見てないので見ずに評価を下すのも傲慢な話だし)


あと個人的には吉良吉影は本当に強い。ジョジョ全体のテーマは「人間賛歌」なんだけど吉良吉影も「負の意味での人間賛歌」だから本当に強いんだ。

何せ「モナ・リザの手を見て勃起」した事に普通は「僕はとんでもない変態なのでは?」と散々悩むはず(特に思春期で目覚めたばかりの性欲相手ならなおさら)なんだが、
 それを「爪が伸びるのを止めることはできないのと同じ」と思って悩まないから強い。


3部では「これで決着がつくだろ」っていう致命的なダメージを2回位負ってもなお執念で生き延びて継戦するような奴で、
 一時期とはいえ仗助たち「黄金の精神」を持つ者たちを全滅させることすらできたんだからな。

第5部のペッシもそうだが「成長する敵」は何よりも恐ろしい相手だ。


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