大観峰で車中泊した話。
2023年。去年のことになるのですが、急に思い立って旅の記録を書くことにしました。(今ごろ…… (^_^;))
大観峰で車中泊。私にとっては初めての冒険!
アルバム代わりに記録に残そうと思っての投稿ですので、
主に写真の掲載になりますが、もしよろしければ見ていって下さいませ。
(写真めっちゃ多いです!)
2023年5月。かねてから夢を膨らませてきた大観峰車中泊の旅が、ついに実現した。
大観峰から見下ろす阿蘇市一帯を覆う雲海を狙って、いざ出発だ。
旅の友は小さい奴ら。
彼らとのなれそめは、コロナ禍がきっかけでした。
詳細は『沼です。笑ってやって下さい』という記事に書いていますので、気になる方は読んでみてやって下さい。
途中、道の駅大野に立ち寄って何か美味しそうなものは無いかと物色。
大好物の白い蒸しパンを発見してテンションが上がり、迷わずゲットした。
予想以上に甘かった。(辛党な私)
車を走らせること約2時間半……。途中何のトラブルも無くスムーズに大観峰に到着した。
ナビは本当にありがたい。
天気が良く、気持ちのいい日だったので、平日にもかかわらずもうすでに多くの車が駐車場を占めていた。
わっ! と視界が開けた感じ。
遥か遠くに連山を見渡す絶好の眺め。
空はどこまでも広く晴れ渡り、最高の天気でした。
小さい仲間たち。
お金を払う時、「フランクフルト、ビールに合いますよね~っ!」って言ったら
なぜかおじさんに塩対応された……(-_-;)
……飲まない人だったのかな……?
ビールと楽しんじゃいけないのかい?
???
標高の高いところって何でこんなに空気が美味しいんだろう!
とひとり感激。
インバウンドの中国系の人々が乗ってきたらしい観光バスもありました。
とにかく、何もかもが雄大過ぎる。
あまりにもみんなが買っているので、ついノリで買ってしまったソフトクリーム。
太陽が近いせいか、そんなに暑くもないのにソフトクリームはあっという間に溶けてドロドロに……。
スカートの上に落ちて慌てちゃったよ(-_-;)
俯瞰で見る阿蘇の街……。
いつまででも眺めてられるのが不思議でした。
明日の早朝、雲海見れるといいな! と期待しつつ。
綺麗な萌黄色のエリアもありました。
この広大な景色の中を散歩することが出来る遊歩道があります。
でも全部歩いて帰ってきたらそうとう時間かかりそうだったので諦めました。
彩雲が見られた! 何てラッキー♡
神々しい♡
雲の筋がスゴイ写真、縦位置で見ると、何故かこの絵の印象が浮かんできました
何て雄大な景色でしょうね。
2連泊したい……
売店と駐車場の間に、高浜虚子と大久保橙青の詠んだ俳句の碑がありました。
高浜虚子って小説も書いてたんだ。
『小国』。読んでみたい。
大久保橙青は熊本生まれの虚子の弟子だったのね。
「鷹舞うて阿蘇を遮るものもなく」
鷹になって空を飛びながら隅から隅までこの雄大な景色を眺めてみたい、と思いました。
何か、この碑に限っては弟子の作のほうがいいな(笑)
♪遠~き~や~まに~日~は落~ちて~……
ドラマティックな夕日でしたよ。
日が落ちると、阿蘇市は夜の帳に包まれた。
そして、あっという間に夜景になった。
辺りが夕闇に包まれたころ、1台の車が来て停まってました。
暗いからよくわからなかったけど、キャンピングカーかな?
ずっとエンジンをかけていたなあ。
なぜか、「ここはアメリカのどこか田舎の町で、広い大地を横断してきた車が小休憩している」みたいな画を妄想してしまった。
さあそしてお待ちかね、夕飯ですよ~♡
基本、車中泊では煮炊きはしない。買ってきたもので晩酌が最高です。 (^_^)
おじさんのフランクは、満を持してこの時にいただきました。
冷えちゃってたけど、塩加減もちょうど良くて、「ウマ!」でした。
一度阿蘇市内に下りて、コンビニで買い物をしたのだけれど、缶のデザインを見て何か衝動的に「これ!」ってつかんだのがこのビール。
買った時には気づいてなかったんだけど、よく見るとアルコール0.7%の微アルコールでした (@0@) 。
そうかそうか……。車中泊のトイレ事情を踏まえて、〝お蔭様〟が手に取らせて下さったものなのだろうなあ……と感謝したのでした。
ちなみにこの時、トイレは売店の隣にしかなく、車を泊めたところからは歩いて5分はかかる距離。雲海狙いのベスポジに泊めたため、ちょっと遠くなってしまったのです。
セブンのサラダとおつまみ。
どちらも美味しかったです😋
……なーんでおじさん、あんな塩対応だったんだろ?
夜になっても疑問は晴れませんでした。
でも、美味しかったからいいか。
もちろんビールと一緒にいただきましたよ。ええ。(微アルのね)
こちらは今回一番のヒット商品。
やっぱ熊本に来たら〝馬〟でしょ。(うちの母は午年で「馬を食べるなんて、ヒドイ」と言いますが)
これはコンビニの後に立ち寄った阿蘇の道の駅で見つけた馬肉の燻製。1000円ぐらいしたかな。
これもまた「ビールに合うべぇ!」と思って買ったのですが……。
大当たり。でした。それもチビチビ齧れるので、長く楽しめるんですわ。 (^o^)
愛車のハスラーちゃん♡
あなたが私をこんな遠いところまで連れてきてくれたのよね……。
そして、今宵の褥ともなってくれるのよね、
と、愛情ホロリ。
(往復10分かけてトイレに行って帰ってきた時に撮影)
セリアで買っていた、ちいかわとハチワレのフィギュア。
袋入りなのが憎い……。
この三角の袋に入っている姿もまたカワイイもんだから、開けるのにもちょっと戸惑ってしまう……。
開けたら開けたで、やっぱカワイイ♡
おねむのハシビロコウさんと供に。
ちいかわハチワレ以外の仲間たち、全員集合。
今回は遠出ってことで、おやついっぱい持ってきたらしい。 (^_^)
この3匹は、過去に車から放っぽり出してしまい、行方不明になったという事件があり、実は新たに買い替えたヒトたちです。
あのときはやっちまったなあ…… (T_T) 。
「猫にもそれください」って言われたら、何でもあげちゃいそうです。
手前のコたちは、レオパードゲッコース ーパーマックスノー、ヤドクガエル、レオパードゲッコーのアルビノ。
右の手を添えて覗いてる恰好のコは、女の子です(私の妄想では)。
残念ながら、今回雲海を見ることは出来ませんでした。
予報アプリでは90%ぐらいは言ってたんだけどなあ…… (-_-;) 。
でも、その代わりと言ってもいいでしょうか、昨日に引き続き天気は良さそう。
期待して、いつまで見てても雲海は……
でも実は、これより何時間も前から私の車の周囲には徐々に大勢の人々が集まり、
「何だ何だ!?」と焦ってもいたのです。
どうやら人々の目的は、この大観峰から眺める日の出。
そっかー雲海がダメでも美しい日の出が見れるのか!
とテンション上がった瞬間でした。
顔を洗いに行った帰りにパチリ。
空気は澄んでいて、気温も寒くなく暑くもなく快適でした。
いよいよ……昇るぞ。
まだ雲海に未練を引きずっている私……。
……出ねーよ……あとはもう、夜が明けるだけだよ……と、自分に言い聞かせる。
神々しい日の出が、雲の向こうから拝めました!
けっこうバイクで来られてる方も多かったですね。
いい季節でしたから……(^_^)
拝みたくなるような美しい太陽の出現でした。
その下には阿蘇の山々が連なって……。
自然ってホントにすごいなあ。
雲海を狙っていたので前の晩から展望台の真ん中のベストポジションに車を停めていました。
夜の間はここには私の車だけでした。
車中で寝ていたら、段々周りに人が集まってきて、話し声とか、車のタイヤが砂利を踏んで近づいてくる音とかがして、結果あまりよく眠れなかった……。
コーフンしてたのでしょう、寝ついたのが午前2時ぐらいだったから、たぶんほとんど睡眠は取れていません。
……でも全然辛くないんだよなあ……。大観峰のパワーでしょうか。
売店の中に設置されている自動販売機。
食券販売機かな? 何も買わなかったから結局わからなかったんだけど。
ことごとく×がついていて、きつねうどんしか注文してはいけないことになっていました。(笑)
標高の高いところですからねえ、搬入のサイクルとか色々あるのでしょう。
ちょっと「買おうかな」と心惹かれた
たかな飯も、注文不可。 (T_T)
残念でした。
仕方ないので、朝の散策を。
ハスちゃんのバックドアを全開にして腰かけ、景色を堪能しました。
あー解放感解放感。
実は、大観峰でやってみたいことがあったのです。
それは、一大パノラマを観ながらお気に入りのフレーバーのコーヒーを入れて、飲むこと。
ちょっとバックがゴチャゴチャしていますが……。
取りいだしたりますのは、持参のコーヒー沸かしセット。
固形燃料対応のミニストーブは、下部が熱くなるので焚火シート的なものが必要だったのですが、持っていなくて、代替品として夕べの微アルビール、〝正気のサタン〟に力を貸してもらいました。
夕べもお世話になったのにね、ありがとう、サタン……て言いながら。
(お陰でトイレの回数も増えず、助かりました)
素敵なカップルさんがいたので、つい撮ってしまいました。
雄大な景色の前で、いいですね~……。
後ろ姿だし、いいよね?
恐る恐る正気のサタンの上にミニストーブを設置し、シェラカップ(なのか?)を置いて水を注ぎ、沸かし始めます。
突風が吹いたりして倒れたら大変なので、緊張しながら見守っていました。
途中、子供がワーッって言いながら駆けてきたりして慌てる一幕もありながら、何とか無事に沸騰!
後でよく考えたら、下は石だし直置きで大丈夫だったのではないかなー……?と思いました😅
ドリップ、ドリップ……。
この日初めてシェラカップ(?)を使ってみたのですが、ドリップコーヒーにお湯を注ぐのに、全然遜色ないんですよ。注ぎ口のあるヤカン並みに、こぼれもせず少しずつお湯を注ぐことが出来ました。
セリア製品、やるじゃん♡
そして無事に、大観峰で入れる美味しいコーヒーが出来上がりました!
いやー、私の人生で一番美味しいコーヒーだったと言っても過言ではないかもしれません。(マジで)
カワイイ君らにも、少し分けようか~? (^_^)
大観峰から阿蘇市を見晴らしながら飲む、フレーバーコーヒー。
いや~贅沢な時間を過ごさせていただきました。
ハスちゃんの後部に座って足をブラブラさせながら、ひとりではしゃいでコーヒーを飲んでました(笑)。
ごめんね~ 猫にカフェインはあかんのよ
セリアで100円。
小さいのに、ちゃんとお湯沸かしてくれる。
これメッチャお気に入りです!
何か、隣のバイクがかっこよかったので撮ってみました。
大観峰バックに撮ると、全てがスペシャルになる気がします。
今年もまた、行きたいなあ~……と、書きながらムズムズしてきました。
レオパたちも、阿蘇市をバックにおやつを広げました。
ピノ溶けちゃう。早く開けようぜ~!
何かみんな楽しそう(^_^)
そして私は、森永ミルクキャラメル。
フレーバーコーヒーとの相性は抜群でございました。
キャラメルは、フトアゴヒゲトカゲ ノーマルくんと半分こすることになりました。
見て下さいこの有無を言わせぬ頑なさ。
このお座敷感、いいでしょ~?
ハスラーはフルフラットシートに出来るので、この環境が可能になるんです♡
記事を見て下さってる方は、多分もうこの景色に飽きてるかもしれませんが(^_^;)……
現地にいたら、本当に、本当に、いつまで見てても飽きないんですよ~
ここがあの売店です。
そう、フランクフルトのおやじさんが塩対応し、
買ったソフトクリームは太陽が近かったために秒で溶けてスカートを汚し、
朝の自動販売機はきつねうどん以外全部売り切れだった
あの売店です。
それでもこの日もインバウンドを中心に、大勢のお客さんたちが犇めきあっていました。
次回行けたら、何か変わってるかなー……。
大観峰はそうとうな人気スポットなのですねー
ホントに沢山の人がいました
一瞬「猫っ!?」と思ったら、
真っ黒な子犬でした(^o^) 。
リードでお散歩してるしね。
可愛かったです。
ミニクーパーってホントにいつ見てもカワイイですよね。大好き。
ミニクーパーってだいたいこだわりがありそうな男性が乗ってますよね。(私の勝手なイメージですが(笑))
この小さな車体で大観峰まで上ってきたんだよなあと思うと、何かいじらしい。
こんなカワイイ車の持ち主の方、羨ましいです。
「そろそろ飽きろよ……」という声が聞こえてきそうなので、ハイ、最後にします。
大観峰、ありがとう!
またきっと帰って来るよ!
と心の中で叫んで、車を発進させました。
平地に下ってきました。
一気に標高が低くなったのを感じます。
稲なのか? 小麦なのか……?
どちらにしても、もうすぐ収穫期を迎えそうな、たわわな実り方。
きらきら黄金色に光ってとっても綺麗でした。
道の駅阿蘇で、お土産などを買い込んだときに撮った写真。
ハスラー君、木の下にカッコ良く収まってるでしょ?(^_^)
そのまま真っすぐ帰途に就こうかと思ったのですが、途中何故か阿蘇神社の案内標識を見かけて、気になってご参拝に行くことにしました。
阿蘇神社の祭神は、健盤龍命を始めとする12柱の家族神。阿蘇12明神と総称されているそうです。
健盤龍命、という御名前といい、神社の雰囲気といい、山に囲まれた阿蘇のどっしりと構えた何とも頼もしいご神気を感じました。
着いてみると、阿蘇神社は甚大な被害を受けた2016年の熊本地震の復旧の最中で、参拝の順路が変更されていました。
私が訪ねたのは2023年なので、7年経っているわけです。
7年経ってもまだ復旧工事が完了していないということに、ちょっと衝撃を受けました。
そうか……神様のお社もそんな大きな被害を受けていたんだなと、いまさらながら実感した次第でした。
1日も早い復旧を願います。
社殿が幾つも潰れている。
こんなひどいことになっていたのか、と思い愕然としました。
綿密な復旧工事計画が、誰もが見られるように看板として表示されていました。
地元の人たちを始め、阿蘇神社の復旧を心から待ち望んでいる人たちへの心遣いが感じられます。
無事だった箇所でしょうか。
こういう神社の建築物が好きです。
美しい。
真新しい社殿。 とても綺麗です。
この辺の石垣とか回廊の建物は、無事だったようですね。
奥の建物は修理中のように見えます。
阿蘇神社を出て、信号待ちの間に、こちらを見下ろす山が気になってパチリ。
このような威容は、普段の生活で見ることは出来ないから貴重です。
阿蘇市に住んでいる方は、この景色を毎日見ているのですね。
無事帰宅して、阿蘇の道の駅で買ってきた魯肉飯をいただきました!
こういうのって、どうなん……? という疑念はちらりと持っていたのですが、いただいてみると、卵、肉、野菜と、全部美味!!!
なんと想像の斜め上を行く美味しさでした!
美食大国熊本。またいつか、絶対訪ねます。
雲海もリベンジ。
長い長い記事になってしまいました。
最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございます!🙇