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縣青那 (あがた せいな)
2025年2月8日 21:41
空に浮かぶ風船のような言葉の端をつかまえてゆらゆら ゆらゆらと漂わせていた真っ青な虚空に浮かぶ言葉たちはいかにも儚く 頼りなく手を離してしまえば すぐに弾けて消えてしまいそうでつかまえたままのこの手のいのち刹那と言うには長過ぎて悠久と呼ぶには足りなくてそれと呼ぶにふさわしい言葉は見つからずせめて美しい言葉で呼んでみたくて
2024年12月13日 13:37
昔はもっと手ごたえのある文字を書いていただろごまかしの無い 少なくとも自分の心にはそれが いつからか変な風になっちゃったあなたは あなたでない人になりたがり書く言葉や文字-―そう、文字までも!――は変わったあなたは別の人のように外の世界を見、誰か知らない人のように話し、振る舞った誰かのような言葉を使い、借りものの思考法で 全ての人とつきあったそして今 この通りだ
2024年8月5日 15:25
時折、こういった何の脈絡も統一性も無いモノや考えに取り囲まれて生きているのが自分なのではないかなあ、と思うことがあるもう少し、言葉、思考、そして筆記具を丁寧に、大切にこんな風に、書くことと読むことだけに1日を費やせる暮らしを手に入れたい
2024年6月21日 12:56
かなしみから立ち上がるところから 物語は生まれる言葉は意識からさまよい出て それぞれの旅路を模索するあるいは、あふれ出る泡沫のように、湧いては宙空に消えていくそんな言葉たちを 抑えることができないのならいっそ まるごと 受け入れようそして ともに 生きていこうこの世でこよなく愛するものとしてもっとも親しい友人として言葉とともに 生きてゆこう