高松市牟礼町ってどんなところ?
人生は上々だが事務所を構える「高松市牟礼町」はどんなところなのか。海と山とアートに恵まれた牟礼町について深掘りしたいと思います。
牟礼町の基本の「基」
牟礼町は高松市の東部に隣接していて、平成18年1月10日に高松市と合併しています。それまでは木田郡牟礼町でした。人口は、17,139人(令和3年10月現在)、面積は16.48平方㎞です。
市中心部へは7㎞ぐらい。国道11号、JR高徳線、ことでん志度線(香川県の私鉄)など交通アクセスにも恵まれているので、ベッドタウンとしての要素も持っています。
瀬戸内海に面した温暖な気候で、北部には五つの剣が天を突くようにそびえる「霊峰・五剣山」が町のシンボルとして横たわり、これぞ香川の風景と感じることができます。
その五剣山の北側からは硬くて光沢のある花崗岩の「庵治石」が採れるので、それを加工する石材業が古くから発展してきました。
また、牟礼町には世界的彫刻家・イサムノグチのアトリエ「イサム・ノグチ庭園美術館」や、隣の庵治町には世界的彫刻家流政之の「NAGARE STUDIO 流政之美術館」があります。他にもジョージナカシマ記念館などアートやデザインと関わりのある施設や作品が点在する牟礼庵治地域は、香川県のデザイン知事として有名な金子正則氏が提唱し、現在の瀬戸内国際芸術祭のルーツとされている「香川県藝術村構想」の舞台としても知られています。
五剣山の麓には、四国八十八ヶ所第八十五番霊場「八栗寺」があり、八栗寺の聖天堂には弘法大師作の歓喜天が祀られ、商売繁盛や財運向上、良縁成就を願う多くの人から「八栗の聖天さん」と呼ばれ親しまれています。古くは平家物語の舞台としても有名で、那須与一が扇の的を射た「屋島の戦い」がくりひろげられたと言えば誰もが知っている「歴史の町」でもあります。
現在は、『海・花・緑・石が調和した、芸術文化などの薫り高い快適な生活ゾーン』として、住みよい快適なまちづくりを目指しています。
牟礼町を支える産業
水晶と同じ硬度を持つ「庵治石」の産地として400年に渡って石と向かい合ってきた歴史があり、採石や加工などの石材業が最も盛んな町です。
「庵治石」の最大の特徴は「斑(ふ)」または「ぼたん」と呼ばれる現象です。よく研磨した石の表面に黒雲母が特に緻密に入り、まだらな地模様に濃淡が出ます。これは世界中の石材の中でも類がありません。
この希少性と特質から庵治石は、石材の単価としては世界一と評価されています。採石する丁場、石加工する工場、そこに築き上げられた匠の職人達の技など、ここ牟礼町でしか見られない「石の文化」があります。
明治から昭和初期にかけては磨きの技術が発達して、全国に「庵治石」の名前が知られるようになり、高度経済成長期には、「墓石」としての地位を築きました。それ以降も技術機械の進歩によってバブル期には最盛を迎えました。
時代の流れとともに石材関連会社の数は減少していますが、アーティストの作品作りへの協力や石彫コンクールの開催、生活雑貨の開発など優れた石材加工技術を次世代へ継承する動きもあります。
牟礼町に住む・暮らす
ここからは、牟礼町に住んで実際に暮らすことについて、もう少し詳しく知るために、地元をよく知る人にお話を聞いてみようと思います。 牟礼町の不動産会社「牟礼ぐらし不動産」の寒川剛さんは、牟礼生まれ牟礼育ち。一度も牟礼町を出たことがないという生粋の牟礼人です。牟礼を住みやすいよいところだと感じているからこそ、地域貢献として牟礼町に住みたい人を増やし牟礼の価値を上げたいそうです。
そんな寒川さんの考える「牟礼ぐらし」についてお話を伺いました。
寒川さんから見た「牟礼」の魅力はなんですか?
まずは、海・山など自然の中にありながら、市中心部にもアクセスが良いこと。中心市街地まで30分かからないぐらいの程よい距離感も魅力です。
また、牟礼町から出なくてもよいと感じてしまうぐらい、いろんなジャンルのお店が揃っていることも1つです。スーパーや薬局、病院など生活環境として必要な施設はもちろんのこと、個人で営む飲食・美容・フォトスタジオやドッグサロンなどのお店も充実しています。
公共交通も、エリア内にはJRが2駅と、ことでんが7駅あって、バスも通っているので、車に乗らない人でも移動手段があります。ただ、車があるとより便利です。国道11線を走れば東西へのアクセスも簡単です。駐車場も都会に比べると安く借りることができるので、家族それぞれが車を持っているという家庭も少なくありません。
その他、公園や美術館、道の駅などの施設もあるので、どんな世代でも受け入れてくれるという住環境が整っているイメージがあります。
実際のところ、「一度住んだ人は離れていかない」とまで言われるほどです。
牟礼町に住みたい方は「牟礼ぐらし不動産」さんに相談しては?
ご自身が家を建てた際、わからないことを気軽に相談できるところが欲しかったと考え、これから「牟礼ぐらし」をする人には、「失敗しない買い方・借り方」のアドバイスや「幸せな暮らしを手に入れた」と感じられる「住居探しの相談」ができる場所を自ら作った寒川さん。どんなニーズにも「満足」と「笑顔」が生まれることを願って、心強い味方でいてくれます。
安心して「住みか」を見つけることができれば、「仕事」も「日常」も充実するのでは?