【調査報告】丼太郎
前置き
はじめましての方ははじめまして、そうじゃない幼なじみの方々はお久しぶりです。agarです。
note記事書くの初めてなんで色々許してね。
さて、事の発端はこのツイート。
これ、分かりませんか???
吉野屋はザ・牛丼!を貫いてる感じあるし、松屋は品質とバラエティが売りっぽい感じ。すき屋は、まあ、ゼンショーだしね。
そういうので、それぞれの業態に対応したお寿司屋さんがあるなーって思ったのです。
考えてみれば、チェーン店の勢力図とそれぞれの陣営の特徴ってある程度似通ってくるものなのかもしれませんね。
で、そんなツイートをしてみたのですが、誰からも反応を得られず、ま、いつものことか。。
とは思いつつも、ちょっとさみしいなーと感じていたところ
と、心やさしいフォロワーのおじさまにコメントいただきました。
うれしい。
牛丼太郎って何?
でも、牛丼太郎ってなんだろ。対応する寿司屋があったら怖い。。?
なんかヤベー店なんだろうか。と気になったので調べてみました。
簡単にまとめるとこうかなあ。。
・2012年頃まで都内を中心に営業していた牛丼チェーン
・とにかく安さを売りに展開していた
・00年代にBSE問題で安い牛肉が輸入できなくなっても、無理して国産牛を使って安く提供してた。それが原因で倒産した。
他にも、牛肉が高すぎて苦肉の策で豚肉を混ぜて、
「当店の牛丼には、豚肉も使用しています」
とアナウンスして批判食らったとかなんとか。
なるほど面白い。
2010年ごろだと、私はまだ岩手で元気にピアノ野球少年してましたので、どうりで聞き覚えがないわけです。
牛丼太郎の生き残りが丼太郎
へーそんな店なんだあ。倒産しちゃったのねー。
ただ、ウィキペディア眺めてると、今は一店舗だけ名前変えて「丼太郎」として営業してるとのこと。
茗荷谷駅の近くにあるらしく、池袋から丸の内線で2駅。そんなに遠くはない。
ここまで調べたし、お散歩ついでにせっかくだから行ってみるかー。
ぐらいな軽いノリで突撃してきました。
あと、「丼太郎」は「どんぶりたろう」って読むらしいです。
行ってきました
茗荷谷駅近辺は、まあ普通に住みやすそうな町でした。
駅から5分ぐらい歩いたところ、やたらと原色の多い外観が見えてきた。
…多分当時からそのままなんだろうなって外観で、私は嫌いじゃないですね。
看板の「牛」を剥がして「丼太郎」とするパワー感も好き。
さて、安さがウリということで、まずはメニュー見てみると、、ん?あれ、牛丼390円?すき屋の方が安…なんでもないです。
食べました
さてさて、見た目は悪くない。
牛は大手チェーンと比べると細かく切られてる印象ですが、肉質は良さそう。
ということで、まずはメインの牛丼を一口目。
「ーーーー?????う????ん????」
一口目は正直違和感があった。
誤解されないように言っておきますが、マズくはないです。
ただ、一口目で美味しいとは思えなかった。なんか本当によく分からなかった。二口目で少し分かってきた。
すき屋や吉野屋のようなパンチはなく、家でレシピ通り作ったような甘さもなく、ボヤけた感じがする味。
あと、タレじゃなくて油がご飯にしみていてニチャっとしてる。
...ただ、悪いところだけではなくて、見た目通り肉質は他チェーン店のものよりも良いんだと思う。肉の味に奥行きがある。
味付けが薄いからかもしれないが。
うーん、全体的に油が多かったんで、サラダに助けを求めて一口。
「?????????薬????!?」
サラダも違和感があった。
ただ、首を傾げながら三口ぐらい我慢して食べ進めていくと、ほんのり酸味が出てきて、やっとまともなドレッシングの味になった。
多分安めな業務用のドレッシングを振りが足りない状態でかけてんじゃないかなと。
野菜も皿に盛ったまましばらくキッチンでスタンバイしているようなので、若干しなびていた。
あ、味噌汁は普通にうまかったです。
いやー。ご飯に対して牛の塩味が薄かったんで最後まで食べるのきつかった。
ただ嫌いじゃないっすねこの感じは。
運動部時代、お母さんがよく作ってくれた山盛りの焼肉弁当を思い出す。
とりあえずお腹いっぱいにはなったし、まあいっか。
まとめ
私は当時の牛丼太郎を知らないのですが、良くも悪くもそのままのお店なんじゃないかなーと思います。
そういう意味だと、近年流行っている「昔ながらの〇〇」的な、レトロコンセプトなお店より、ここはまさしく"本物"であると言えるんじゃいかと。
悪いところは排除して良いところだけ再現。今はそういうものにあふれている。そのなかでそのままのお店って珍しい。一見の価値あり。
あと、周辺すぐ近くに松屋となか卯がいるにも関わらず、店内は割と混んでいました。
このチェーン激戦区の中で戦っていけてるのは、そこは素直にすごい。
人によって良し悪しと感じるところって違うし。また、悪いところがあって初めて引き立つ良いところもあります。
なんかそういう気付きも得ました。
行ってみて良かったかなって思います。気になったらみなさまも行ってみてくださいね。
終わり。