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🇵🇪③ 伝説のクランデーロ(呪術師)ドン・マテオに会いに行く

船に乗り込んできた子供達にマテオの名を告げると、「マテオんちだね!知ってるよ!案内してあげる!」と、そのうちの一人が私の荷物を担ぎ出す。

事前にネットで得た情報通りで一安心。
ホームページどころか連絡先もないマテオのところへ行くにはこの子達が頼り。

黄色いのが私のバックパック

当時は本当に情報が少なくて、アワヤスカをやるにはこのシピポ族の村、サンフランシスコ村まで来て、現地のシャーマンにお願いするしかなさそうだった。

ここにはマテオの他にアヤワスカセンターのような施設もあったが、誰かのブログにアップされていたマテオの写真を見て、マテオに一目惚れしたのだ。

男の子たちは何度も振り返り、私の歩調に合わせて進んでいく。

そして途中で「これ、カムカムの木だよ!」と実を採ってくれたり。

カムカムらしい


さらに泥道をしばらく歩くと、どうやらマテオの家に着いたらしい。

「お客さん連れて来たよ!」「どこの国の人?」「日本人!」みたいな会話。
そして荷物を持ってくれた子に1ソル、ついてきた子に0.50ソルずつ渡す(これでいいんでしょうか?)

そしてマテオ!
サンフランシスコ村の家はみんな高床式?みたいになっていて、ちょうど目の高さくらいの高床にマテオがいたのです。

「そこから上がっておいで」といわれ、階段を登ると、誰もに「マエストロ(名治療師)」と呼ばれる伝説のクランデーロ(呪術師)ドン・マテオがドーン!

ようこそ🩷

そう、この人にずっと会いたかったんだ。
まるでアイドルの未発掘お宝写真を漁るように、画像検索しまくった日々(笑)

「アヤワスカ?」と聞かれ「シー」と答えると、私は「ちょっと待ってくれ」とあらかじめ用意してきたセレモニーの目的を書いた紙をポケットから取り出し読み上げる。

「Abra la puerta de la mente subconsciente, quiero sentir el agradecimiento y la unidad y el amor.


マテオはニコニコしながら聞いて「何日いるの?」と聞くので「1日」と答える。

マテオは「1日か…」と少し考えて、「うん、大丈夫だと思うよ〜」と言い、「これから奥さんが君のベッドの用意をするから、散歩でもしてくれば?」と言われその場を離れた。

あーうれしい!
私こんなとこまでやって来れた!
しかもずっとネットで検索してたマテオにも会えた!
私の人生ってサイコー!

この時はまだ、自分がドン・マテオを怒らせ、嫌われてしまうことになるとは知る由もなかった…。

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