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🇫🇷⑧サント=ボーム⑴マグダラのマリアの洞窟

2024年9月18日、月食を伴う満月。
朝5時起き。とみーの旦那が駅まで車で送ってくれた。まだ真っ暗。
遅れてきたマルセイユ行きの電車に乗り、終点で乗り換えてオーバーニュへ。

オーバーニュでしばしコーヒー&トイレ休憩。ここからはタクシーかUberなんだけど、まだUberを使ったことなかったとみーが50%オフで乗れるのでUberを呼び、サント=ボームの麓にある修道院兼宿泊施設まで連れて行ってもらう。

本当はその修道院に泊まりたかったのだが、すでに予約でいっぱいと言われ、宿はマグダラのマリアの教会があるサン=マキシマン=ラ=サント=ボームに取ったので、スーツケースだけ預かってもらった。

ネットで色々調べていた時は、この修道院以外何もないと思っていたのだが、向かいにインフォメーションと土産物屋があった。

念の為インフォメーションで情報収集。マグダラのマリアの洞窟へは2通りの道があるが、「王の道」ではない方が歩きやすくて簡単とのこと。卵の洞窟へは緑の印に沿ってまっすぐ行けば、マグダラのマリアの洞窟から20分くらい。下に降りて行ってはダメよ。とのこと。

20分で着くの???ラッキー!
嬉しくなってその後に続いた言葉をすっかり聞き流す。
「でも見つけられない人がすごく多いの」

まずはマグダラのマリアの洞窟を目指す!

歩きやすいハイキングロード

と思ったら、次の写真がもう洞窟下の写真だった。
実はここまでの記憶が全くない。
楽だったのか?辛かったのか?
この後の卵の洞窟への道のりが、全てを掻き消してしまったのだ…

気づいたらもう着いてた。


洞窟入口

洞窟は結構広くて一見住みやすそうに見えるけど、当時はどこもかしこも濡れていて、ほんの小さな乾いたスペースで生活(瞑想)していたらしい。
ガリガリに痩せて着るものもなく、裸の体に伸び放題の髪を巻き付けていたらしい。

この旅のどこかで、まるで幽霊のようなマグダラのマリアの絵を見て、ああ、実際はこうだったんだ…と思ったのだけれど、その絵をどこで見たのか全く思い出せない。

そして、地下にも1階にも、このようにライトアップされている水たまりがある。
これはなんなんだろう?

地階の水
1階の水

「これ、なんて書いてあるの?」
とみーに聞いてみる。
「この水は綺麗な水で飲めるので、コインとか入れないで、って。さっき下の蛇口から水汲んでる人いたよ。私も飲んでみた」

えっ、そうなの?
私はボトルを空にするため、持ってきた水を一気に飲み干す。大事にちびちび飲んでいたルルドの奇跡の水なのにw

ルルドの水とはまた違った味わい。
両方とも美味しい水です。
そういえばこの山を「Our mother of water」と呼んでる人がいた。
サント=ボームは水の山なんだ。

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