![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86388428/rectangle_large_type_2_e22ef6dd39e97abde5d9367d10143e33.png?width=1200)
【阿賀北NJ運営日誌】阿賀北ノベルジャム2022キックオフイベントが開催されました!
本年度で第3回となる阿賀北ノベルジャム。
その開幕となる阿賀北ノベルジャム2022キックオフイベントを9月4日(日)にZoomを使ったオンラインで開催しました。
スペシャルゲストにNegiccoのMeguさんを迎え、「ミニノベルジャム」という即興創作をリアルタイムで視聴、コメントするという初の試みをご覧いただきました。
このイベント動画は、10月4日までの期間限定公開です
ミニノベルジャムとは
著者+デザイナー+編集者がチームを組んで即興演奏(ジャムセッション)の様に短期間で本を書き上げる『ノベルジャム』の要素をコンパクトにまとめ、過去に阿賀北ノベルジャムに参加したメンバーが30分で短編小説を0から書き上げる様子を生配信で視聴いただくイベントです。
執筆中にゲスト、視聴者からいただいたコメントを、執筆メンバーが作品に反映させるという視聴者参加型の配信番組です。
ゲストはNegiccoのMeguさん!
Megu (Negicco)
2003年結成新潟発アイドルグループNegiccoメンバー。あだ名「ぽんちゃ」。
「Life to meet you!」「CURRY RICE RECORDS」という2つのブランドを運営されているMeguさんは
「モノ作りが好きで、ジャンルは異なっても今回創作の過程を見ることができるのが楽しみ」とご参加くださいました。
![スクリーンショット 2022-09-07 221912](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86400694/picture_pc_0ed5f486fc4ea84dcdb7eb3c5200a162.png)
解説に新潟市在住の作家ヤマダマコトさん
2015年よりKindleストアで新潟を舞台にした小説を次々発表。
2022年7月に新潟を舞台にした小説「月の女神に、希望の歌を」が韓国国内で翻訳され商業出版され、海外にも新潟のことを広めたいという目標を語っていただきました。
![スクリーンショット 2022-09-07 221544](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86400705/picture_pc_6eed974830101fab5809431a80af7009.png)
「阿賀北の未来」という「お題」で執筆!
今回の小説のお題「阿賀北の未来」をMeguさんより発表していただき、執筆開始となりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1662557673308-su5k2oz5a2.png?width=1200)
著者は、阿賀北ノベルジャム2021グランプリ作品著者の茶山さん。果たして制限時間内に書ききれるのか?
![](https://assets.st-note.com/img/1662557843534-rLhc0V7pfA.png)
配信視聴者からは、小説の内容のリクエストだけでなく、励ましのメッセージもいただきました。
無事に完成!
完成作品はこちら!
「あなたに逢いにいきます!!!」
著者:茶山日縁
薄暗い舞台袖に観客の声が届く。
「スワンちゃんたち。今日も頑張ってね」
「もちろんよ、プロデューサー。年に一度の凱旋ライブ、今年も成功させてみせるわ!」
ちらりと覗いた観客席には鴨のみんなが緑と白のペンライトを振っている。
「うん、それじゃあ、いってらっしゃい!」
舞台袖から羽ばたく。飛び出してきた私たちにファンのみんなが歓声を上げた。
「みんなー! 今日は来てくれてありがとうー!」
最初のトークもほどほどに歌が始まる。
このライブは私たち白鳥が春に向けて瓢湖からシベリアへ渡る際に行われる。ライブ会場となる瓢湖にはいつも私たちにご飯をくれる餌やりおじさんがいるが、いざライブが始まると、いちばんのファンになって真ん前に陣取る。おじさんは冬の間だけこの瓢湖にやってくる。私たちが春になってシベリアに渡るとき、名残惜し気に見送ってくれる。私たち白鳥は、おじさんに応えたい。「さよならライブ」でも「卒業ライブ」でもない。来秋にこの湖から戻ってくるまでの、みんな待っていての約束のイベントだ。さあ、ひと冬練習した成果を披露するときがきた。
だが、ハプニングはいつだって突然だ。
「えっ!? マイクがつかない……!」
マイクの音声が途切れてしまって会場全体がざわつき始める。マイクがつかない上に、その戸惑いが観客のみんなに伝わってしまった事に頭が真っ白になった。
「ど、どうしよう!」
その時、小さな「がんばれー!」という声が聞こえた。それはどんどん広がり大きくなっていく。
観客のみんなの歓声が、舞台裏のみんなの頑張りが私たちの背中を押した。
「みんな、歌おう」
「え? で、でもマイクが……」
「大丈夫。私たちには大空でも届く声があるじゃない!」
ハッとしたみんなと共にマイクを置くと、ファンのみんなが不安げに固唾を飲んだ。
「ファンのみんなー! 改めて、今日は私たちのライブに来てくれてありがとう! それじゃあ私たちの生歌、聞いてください!」
チームのみんなと声を合わせて歌い出す。マイクはなくとも、ユニットのみんなと一緒に歌えば会場中に歌声が響いた。
本の表紙デザインはこちら!
デザイン:大湊士
![](https://assets.st-note.com/img/1662557908386-snpKXhHMSw.png)
完成作品をMeguさんに朗読していただき、作品のタイトルをつけていただきました。
朗読は上記埋め込み動画1:02:21~視聴できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1662558160521-h2K9A0RPpH.png?width=1200)
オンラインで約50名の方が視聴してくださいました。チャットやTwitter上で感想等を沢山書いていただき、ありがとうございました。これからも阿賀北ノベルジャムが盛り上がっていけますよう応援のほどよろしくお願いいたします。
※参加者募集のお知らせ
※参加者募集のお知らせ
加えて、阿賀北ノベルジャムへの参加者募集を現在行っています。著者、デザイナー、編集者を大募集中!募集締め切りは9/26(木)までとなっています。応募は公式ホームページ(下記URL)の応募フォームより申し込みが可能です。興味がある方は是非、阿賀北ノベルジャムへの参加のご検討をお願いいたします。