都知事選 蓮舫支援ボランティアからの感想と若干の解説:後編

先回の続きです。
前編はこちら https://note.com/against_jw/n/n008bdeab3ce5

さて先日の都知事選では蓮舫陣営の段取りが悪かったもののアクティブな支援者が増えたことを指摘しましたが、それは今後にどう繋がるでしょうか。

今回の都議補選では自民が敗北していること、また「知事選では蓮舫に投票しなかったけど都議補選では立憲/共産に入れた」という有権者がまぁまぁいることを理解しなければいけません(都議補選があった地域だけの得票数を比較すると、蓮舫票よりも立憲/共産の候補者の得票数が多いのです)。ちょうど一年後、2015年7月頭に東京都議選が行われるわけですが、いまのトレンドでは都議選の勝ち目がある、とは言えるでしょう。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/252422

補選の前の勢力図がこれです。実は各政党が拮抗気味なのが分かります。ゆえに都民ファーストと自民党が仲直りしてしまったわけですが、自民党は4年前より支持率を大幅に落としています。都ファというか小池百合子は今回得票率42.77%(前回は59.70%)と数字を落としていますので盤石とは言えません。公明党の不振はないでしょうが、伸びるとも思えない。

こうなってくると、今回「ひとり街宣」に参加した層の動向は、都政に影響を与えかねないですよね。だって「ひとり街宣」からレベルアップした具体的な政治参加の選択肢はたくさんあります。

どこかの党員になる。誰かの後援会に入る。家にポスターを貼る。
選挙ボランティアとして登録する。献金してあげる。
たぶん、してない人多いんですよ。

「ひとり街宣」に参加した人数は数千人と言われますが、そのうち1,000人が上記のような手堅い仕事をしたら、すなわち各選挙区毎に30人ほどが熱心に選挙に関わったらどうなるか。

それだけでなく、「政治家になる」ことも、現実的選択肢です。

府中市の補選の出来事ですが、「完全無名の30歳女性候補が3割を超える票を得て2位」になりました。また、岐阜県瑞穂市の事例ですが「トップ当選者が28歳の和菓子屋兼インスタグラマー」です。若くてルックスが悪くなければ政治家になりやすいという現実があり、石丸氏だってその一例でしょう。それでなくても地方議会では参政党だの幸福実現党だのが議席を持ってるわけです。そう、政治業界も人手不足。僕でもどこかの議員になる可能性は充分あります(笑)。

今回のイベントや街宣を主催した方々なら都議選に出て当選する可能性は充分あると思いますけどね。小野りりあん氏とか。上述の通り数字としても悪くないし、これだけ同志が集まったからにはポテンシャルが充分あると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?