薄毛の人必見!シャンプー選びの4つのポイントと正しい洗い方
薄毛が気になりはじめ、「薄毛に効果があるシャンプーを使ってみたい」と考えている人は多いと思います。しかし、「〇〇成分配合」と言われてもその成分がなんなのか普通はわかりませんし、種類も多くてどれを選べばよいかわからず、「CMで見たことのある物」や「ボトルのデザイン」で何となく選んでしまいがちです。
もしあなたが「シャンプーで薄毛は治る、発毛する」と考えているとすれば、それは間違いです。シャンプーは医薬品ではありませんので、薄毛の原因であるAGA(男性型脱毛症)を治療したり、発毛したりという効果はありません。
しかし、「薄毛や抜け毛の予防」の面では、適切なシャンプーを使用することで高い効果が期待できます。
また、シャンプーは選び方も大切ですが、シャンプーの仕方、頭髪の乾かし方といった点も大切です。
ここでは、薄毛予防に効果がある成分を元にシャンプーの選び方をお伝えするとともに、正しいシャンプーのやり方や乾かし方といった点についても解説します。
シャンプーはあくまで薄毛予防
結論から言えば、男性の薄毛の原因はAGA(男性型脱毛症)であり、シャンプーを高い物に変えたからと言ってAGAを治療する効果や発毛する効果はありません。シャンプーは、あくまでも抜け毛や薄毛を予防するものとして考えてください。
育毛シャンプーに発毛効果はない
育毛シャンプーと聞くと髪が生えてきそうなイメージがありますが、実はそういった効果はありません。なぜ育毛シャンプーと呼ばれているのかと言うと、メーカーが頭皮や毛髪にこだわりがあると表現するために育毛シャンプーと称しているだけです。したがって、具体的に髪を生やすような有効成分は含まれていません。
男性の薄毛の原因はAGAです。AGAを治療するにはプロペシアなどのAGA治療薬を服用する必要がありますし、髪を増やすには発毛効果のあるミノキシジルという薬を服用する必要があります。
紛らわしい表現だと思いますが、育毛シャンプーに育毛効果はないため購入の際には注意しましょう。
頭皮環境を整えることで薄毛予防をする
しかし、適切なシャンプーを使うことで頭皮環境を整えることは薄毛や抜け毛の予防になりますし、AGA治療薬の服用と合わせて使うことはAGA治療の効果を高めてくれることにもなります。
また、自分に合わないシャンプーを使い続けると、フケや痒みの原因になります。悪化すると頭皮が炎症を起こして異常な抜け毛を引き起こすこともあります。
自分に合ったシャンプー選びは薄毛予防にとても重要なことなのです。
シャンプーは3種類の洗浄成分で選ぶ
シャンプーを選ぶときに注目してほしいのが洗浄成分です。洗浄成分は大きく分けて以下の3つに分類されます。
アミノ酸系
高級アルコール系
石鹸系
洗浄成分によって作用が異なり、髪の保護を優先にしているものや洗浄力を重視しているものがあります。そのため、肌質や目的によって使うシャンプーが異なってきます。種類は成分表示を見ることで簡単に見分けることができます。
そこで、3種類のシャンプーの判別方法と、それぞれの特徴や成分について説明していきます。
洗浄成分は成分表示に記載されている
ほとんどのシャンプーは以下の成分で構成されています。
水・・・50~70%
洗浄成分・・・30~40%
その他
シャンプーの成分表示には分量が表記されていないため、どれだけの量の成分が含まれているか細かく知ることはできません。しかし、成分表示には配合量が多い順に表記するという決まりがあります。したがって「水」以外に上位表示されている成分をみれば洗浄成分を見分けることができます。
例えば、「水、ココイルグルタミン酸、コカミドプロピルベタイン、〇〇~」と表記されていた場合は、ココイルグルタミン酸とコカミドプロピルベタインが主な洗浄成分になります。この洗浄成分はアミノ酸系に分類されます。
この判別方法を使えば、今自分が使っているシャンプーがどの分類に属しているかがわかります。違う系統のシャンプーに切り替えたい場合はこの方法で自分の欲しいシャンプーを探してみると良いでしょう。
アミノ酸系シャンプーの特徴と成分
アミノ酸系のシャンプーの特徴は、髪や頭皮に優しい天然成分でできているところです。肌と同じ弱酸性であり、刺激物が少ないため敏感肌やアトピーの方に適しています。また、保湿性が高い特徴もあるため乾燥肌の人にも適しています。
髪の毛や肌は主に18種のアミノ酸からなるケラチンタンパク質で構成されています。そのため髪や頭のケアにも効果的です。
大別してアミノ酸系と呼んでいますがさらに細かく分類すると、ベタイン系、タウリン系、アラニン系などが存在します。
世の中が天然成分や頭皮に優しいものを使う傾向が強くなっているため、ヘアサロンでもアミノ酸系のシャンプーを使うところが増えてきています。
しかし、洗浄力がやや弱めなため、皮脂汚れや整髪料の洗い残しが出る可能性があります。また、3,000円前後するためコストが高いという点もあります。
アミノ酸系シャンプーのメリット・デメリットのまとめ
メリット
皮膚と同じ弱酸性のため、頭皮に優しい
刺激が弱めでアレルギーや炎症が起こりにくい
保湿性が高く、髪がパサつきにくい
洗浄力がやや弱めで、必要以上に皮脂を落とさない
敏感肌や乾燥肌の人に向いている
天然成分のため安全性が高い
デメリット
洗浄力が弱いため、整髪料がしっかり洗い落とせない
洗浄力が弱く皮脂をしっかり落とせないため、脂性肌の人には向かない
保湿性が高く、髪が重くなりがちでボリュームを出しづらい
頭皮が保湿されてしっとりするため、髪を洗った後の爽快感がない
価格がやや高め
アミノ酸系の成分
簡単な見分け方は成分名に「ラウロイル〇〇」「ココイル〇〇」「〇〇ベタイン」などが含まれていればアミノ酸系の成分です。
ラウロイルグルタミン酸Na
ラウロイルメチルアラニンNa
ラウロイルサルコシンNa
ラウロイルサルコシンTEA
ラウロイルシルクアミノ酸Na
ラウロイルアスパラギン酸Na
ラウロイルメチルタウリンNa
ココイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸K
ココイルグルタミン酸TEA
ココイルメチルタウリンNa
ココイルアラニンNa
ラウリルベタイン
ラウリミノジプロピオン酸Na
ラウラミドプロピルベタイン
コカミドプロピルベタイン
ココアンホ酢酸Na
ステアロイルグルタミン酸Na
ステアロイルメチルタウリンNa
ミリストイルグルタミン酸Na
ミリストイルメチルタウリンNa
ミリストイルサルコシンNa
ミリストイルメチルアラニンNa
など
高級アルコール系シャンプーの特徴と成分
高級アルコール系の特徴は、少量でも泡立ちが良く、洗浄成分の中では最も洗浄力が強い性質をもっているところです。そのため、皮脂の分泌量が多い脂性肌の人や、整髪料やワックスなどを洗い落とすのに向いています。
また、エタノールやメントールなどが含まれているものもあり、シャンプー後にさっぱりした爽快感を得られます。
しかし、洗浄力が強いため必要以上に皮脂を洗い落としてしまうことがあり、頭皮の乾燥やフケ、かゆみの原因にもなります。また、エタノールやメントールなどが頭皮を刺激して頭皮のトラブルを招くおそれもあります。そのため、高級アルコール系シャンプーは乾燥肌や敏感肌の人にはあまり向いてないといえるでしょう。
ちなみに、高級とついていますが安いコストで量産が可能なため、市販の安いシャンプーはほとんどが高級アルコール系です。
高級アルコールシャンプーのメリット・デメリットまとめ
メリット
洗浄力が強いため、皮脂の多い脂性肌の人に向いている
整髪料やワックスなどをしっかり洗い落とせる
シャンプー後の爽快感が得られる
価格が安く、少量で泡立ちが良いためコスパが良い
デメリット
皮脂を必要以上に洗い落とすおそれがあるため、乾燥肌の人には向かない
エタノールなどの刺激が強い成分が含まれているため、敏感肌の人には向かない
合成添加物が多く使われている
高級アルコール系の成分
簡単な見分け方は「〇〇硫酸」「ラウリル~」「ラウレス~」などが成分名に含まれていたら高級アルコール系の成分です。
ラウリル硫酸Na
ラウリル硫酸アンモニウム
ラウリル硫酸TEA
ラウリル硫酸アンモニウム
ラウリルベンゼンスルホン酸Na
ラウレス硫酸Na
ラウレス硫酸TEA
ラウレス硫酸アンモニウム
オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
スルホコハク酸ラウレス2Na
パレス-3硫酸アンモニウム
など
石鹸系シャンプーの特徴と成分
石鹸系シャンプーは石鹸を液状にしたものであり、基本的な成分は固形石鹸と同じです。動植物の脂から作られており、頭皮への刺激が少なく洗浄力が強い特徴があります。また、石鹸以外の添加剤が入っていないため、肌を刺激する成分の心配がありません。
洗浄力が強い特徴はありますが高級アルコール系ほどではないため、ある程度の皮脂を残したい方にはこちらのほうが向いていると思います。髪とは関係ないですが、生分解性が高いため川や海を汚さない自然環境に優しいという特徴もあります。
しかし、弱アルカリ性であるため、洗い上がりに髪がきしんだりゴワゴワすることがあります。そのため、酸性のコンディショナーでケアをする必要があります。また、シャンプーのすすぎが足りないと石鹸カスが残ることがあり、頭皮のトラブルの原因にもなります。
石鹸系シャンプーのメリット・デメリットまとめ
メリット
洗浄力がやや高めで、皮脂をある程度残してしっかり洗える
整髪料やワックスなどをしっかり洗い落とせる
生分解性が優れているため環境に優しい
デメリット
弱アルカリ性のため、頭皮や髪と相性が悪い
洗いあがりに髪がきしんだり、ゴワゴワする
シャンプー後に酸性のコンディショナーでケアをする必要がある
シャンプー後のすすぎが足りないと、石鹸カスが残り肌のトラブルの原因になる
石鹸系の成分
石けん
ラウリン酸Na
カリ石けん素地
純石けん
脂肪酸Na
脂肪酸カリウム
など
比較まとめ
アミノ酸系、高級アルコール系、石鹸系の特徴のまとめです。肌質によって適正が変わるため、シャンプー選びの参考にしてください。
薄毛予防を目的としたシャンプーの選び方4つのポイント
薄毛予防をする時に大切なのは、頭皮を良い状態に保つことです。そのためには以下の4つのポイントがシャンプー選びに重要です。
頭皮への負担
洗浄力
添加物の量
肌質との相性
以上のポイントを抑えて、薄毛予防に最適なシャンプーを紹介していきます。
アミノ酸系のシャンプーを選ぶ
薄毛予防に最も重要なのは頭皮に負担をかけないことです。そのため、薄毛予防にはアミノ酸系のシャンプーが最適です。
改めて説明しますが、髪や頭皮はアミノ酸からなるケラチンタンパク質で構成されています。そのため、頭皮や髪と相性が良くケアに適しています。保湿性が高く、髪や頭皮の乾燥対策になります。また弱酸性、低刺激のため頭皮に優しいという特徴があります。
洗浄力が強くないものを選ぶ
しっかり頭皮の汚れを洗い流して清潔に保つことが薄毛予防につながると思われがちですが、実は逆効果です。
皮脂は頭皮を守る役目を持っており、頭皮にとって必要な存在です。そのため、洗浄力が強いシャンプーで皮脂を除去しすぎると、空気中の細菌や汚れ、紫外線などから頭皮を守れなくなります。すると頭皮が炎症を起こし、皮膚炎による脱毛症を招く原因になります。また、頭皮が乾燥したり、フケや痒みの原因にもなります。
必要以上に皮脂の除去を繰り返すと、頭皮を守ろうと皮脂の分泌量が増えて頭皮が脂っぽくなることもあります。それで皮脂を取り除くためにしっかり洗う→皮脂分泌量が増える→しっかり洗う…と悪循環になり、薄毛予防のはずが脱毛を招く行為をしていることになります。
頭皮の汚れをそのままにしておくこともよくありませんが、なるべく皮脂の汚れを落としすぎない洗浄力が控えめのシャンプーを選びましょう。
添加物が少ないものを選ぶ
添加物は頭皮のトラブルの原因になることがあるため、添加物が少ないシャンプーを選ぶことが大切です。
添加物は商品の品質保持や付加価値をつけるために使われる成分で、主に高級アルコールシャンプーに含まれています。
見た目や香り、爽快感を出すために使われ、シャンプー後に心地よい気分にさせてくれます。しかし、頭皮や髪のケアには不要であり、薄毛予防を優先にするのであればあまり好ましくない成分です。
シャンプーに含まれる添加物は防腐剤、香料、着色料、シリコン、男性向けのシャンプーにはエタノールやメントールなどがあります。
最近では天然成分の香料や着色料も増えており、安全性が高い添加物も使われています。しかし、天然の添加物はコストが高く高級アルコール系のシャンプーにはあまり使われません。
ちなみに「無添加」「オーガニック」と謳っているシャンプーにも、添加物が含まれていることがあります。特に防腐剤は菌の繁殖を防ぐためには必要不可欠です。
シャンプーに含まれる成分は全て表記しなくてはいけない決まりがあるため、成分表示を見れば確認することができます。
そこで、シャンプーに含まれる代表的な添加物を紹介します。
シリコン・・・「メチコン」「シロキ」「シリル」「シラン」などが成分名に含まれる
香料・・・「香料」とそのまま表記
着色料・・・「赤〇」など色+〇に数字が入る
防腐剤・・・「パラベン」「フェノキシエタノール」「安息香酸Na」「ソルビン酸K」
その他・・・「エタノール」「セタノール」「メントール」「アルコール」などが成分名に含まれる
注意点は、これらの成分が入っていることではなく、成分表に上位表示されていることです。添加物の配合量が多ければその分頭皮に与える影響も大きいという意味です。
しかし、添加物が薄毛に与える影響は軽微ですので、「極力添加物の少ない物を選ぶ」という認識で大丈夫です。
自分の肌質に合ったものを選ぶ
最適なシャンプー選びは、やはり自分の肌に合ったものを選ぶのが1番です。アミノ酸系のシャンプーが肌に優しいといっても、植物性の天然成分にアレルギー反応を示す人もいます。また、皮脂量が多い人には洗浄力が不十分で、残留した皮脂が酸化し炎症を招く恐れもあります。
自分の肌質に合わなければ無理に高価なシャンプーを使う必要はありません。シャンプーの系統を判別する方法を利用して、自分の肌質に合ったシャンプーで薄毛予防をしていきましょう。
AGA治療専門クリニックのシャンプーは育毛効果がある?
AGA治療専門クリニックはAGA(男性型脱毛症)の治療と発毛治療を専門としたクリニックです。現在では全国各地に専門クリニックが点在しています。
専門クリニックではクリニックオリジナルのシャンプーを販売しているところがあり、市販のシャンプーには含まれていない成分が配合されています。
AGA治療を専門としたクリニックが販売しているため育毛効果はありそうに思えますが、実際のところはどうなのでしょうか?
そこで、AGA治療専門クリニックが販売しているシャンプーに育毛効果はあるのか詳しく説明します。
薄毛防止の効果があるケトコナゾール配合
結論から言いますと、効果はほとんど期待できません。ケトコナゾールは真菌症の治療に使われる薬で、白癬(水虫、たむしなど)やカンジダ症の治療に用いられる薬です。
後にAGAに対して有効性が認められ、薄毛防止の薬としても使われるようになりました。日本皮膚科学会が定めた「男性型脱毛症ガイドライン」では、AGA治療に対するケトコナゾールの推奨度はC1とランク付けし、「行うことを考慮しても良いが、十分な根拠がない」と評価されています。この評価から、AGAに対しての有効性はあまり期待できないことが伺えます。
また、このガイドラインに記載されている臨床試験の方法が、10~12ヶ月間ほぼ毎日の洗髪後にケトコナゾール2%配合ローションを頭皮に塗布するといったものです。頭皮に成分を浸透させてC1の評価であるため、すぐに洗い流してしまうシャンプーではほぼ効果はないといってもいいでしょう。
専門クリニックのシャンプーにこだわる必要はない
上記でも説明したように、専門クリニックで販売しているシャンプーと市販のシャンプーで薄毛予防の効果に大きな差はありません。
クリニックの医師も、あくまで頭皮ケアのために用いるものだと説明しています。価格は3,000円前後と市販のシャンプーと比べると少し高めです。
頭皮ケアが目的なら市販のものでも十分なため、クリニックのシャンプーにこだわる必要はないでしょう。
シャンプーの正しいやり方と注意点
薄毛予防にはシャンプーの選び方も大事ですが、正しいシャンプーのやり方も大切です。どんなに高価なシャンプーを使っていても、やり方が間違っていれば薄毛予防の意味がありません。
ヘアケアマイスターの資格を持つスタイリストが、シャンプーの正しいやり方を教える動画がありますので、こちらを参考にしてください。
以下、動画で紹介している手順を文字で紹介します。
シャンプー前のすすぎ
シャンプー剤を使う前に、お湯で整髪料や頭皮の汚れなどをすすいで落としておきます。そうしておくことによりシャンプー剤の泡立ちが良くなり、お湯だけで落とせなかった整髪料や頭皮の汚れが落としやすくなります。すすぎ時間は3分程度が理想で、ぬるま湯がおススメです。
適当にすすぐのではなく、すすぐライン(線)を自分なりに決めることですすぎの腰がなくなります。
シャンプー
シャンプー剤をいきなり頭皮につけず、手の平で泡立ててから洗い始めましょう。すすぎと同じように、シャンプーも洗うライン(線)を自分なりに決めることで洗い残しがなくなります。
洗う時のポイントは、指の腹を使って爪を立てないようにすることです。爪を立てると頭皮を傷つけてしまうことがあります。
また、洗う時は強すぎず弱すぎず、適度な力加減で行いましょう。強すぎると頭皮を傷めることがあり、弱すぎると汚れがしっかり落ちません。
適度な力で汚れを落とすことと同時に、血行を良くするマッサージ効果も意識しましょう。
シャンプー後のすすぎ
シャンプーが残らないようにしっかり洗い流しましょう。泡が消えてもシャンプーは残っています。そのため、シャンプー前のすすぎの倍くらいの時間をかけてください。
すすぎ時はぬるま湯で5分程度行うのが理想です。目安としては、完全に頭皮のヌルヌルが消えてきしむくらいまですすいでください。
シャンプー前のすすぎと同じように、すすぐラインを自分なりに決めることですすぎ残しがなくなります。
シャンプー後の正しい乾かし方
シャンプーをした後は正しいやり方でしっかり乾かしましょう。髪を濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすく、臭いや痒みの元になります。また、髪を傷めたりフケを増やす原因にもなり、薄毛予防をする上では好ましくありません。
したがってシャンプーをした後はすぐにドライヤーをかけて、髪の根本からしっかり乾かすことが重要です。こちらもスタイリストがシャンプーの正しいやり方を動画で教えているので、こちらを参考にしてください。
以下、動画で紹介している手順を文字で紹介します。
タオルドライ
ドライヤーをかける前に、まずはタオルで髪の水分をしっかり取り除きます。シャンプーをする時の指使いで根本を良く拭きます。
根本は乾きにくく、濡れていると雑菌が繁殖し抜け毛の原因になります。
根元から乾かす
ドライヤーもまずは根本から乾かします。ドライヤーの熱で頭皮と髪を傷めないように15~20cm程度離すのがコツです。同じ個所に長時間当て続けないように注意してください。
乾かす順番ですが、「後頭部」→「側頭部」→「前頭部」の順番で乾かします。乾きにくい「襟足」から乾かし、次は「耳うしろ」を乾かします。
毛流れに逆らうように乾かしてあげると髪にボリュームが出ます。毛先を乾かすときは毛先に向けて乾かします。逆らって乾かすとパサパサしてしまいます。
仕上げに冷風を使います。髪の形は熱が冷めた時にかたまります。また、冷風には髪のキューティクルを引き締める効果もあり、髪のパサつきを防ぎます。触ってみて、毛先が少ししっとりしているくらいが理想的です。
まとめ
改めて言いますが、シャンプーで薄毛を改善することはできません。しかし、自分に合ったシャンプーを使うことは薄毛予防に大切です。
シャンプー選びのポイントは以下の4つです。
頭皮への負担
洗浄力
添加物の量
肌質との相性
成分表示は表記順に配合量が多い決まりがあるため、アミノ酸系、高級アルコール系、石鹸系、これらの洗浄成分の見分け方もしっかり覚えておきましょう。
また、折角良いシャンプーを使っていても、シャンプーの仕方や乾かし方が間違っていると、薄毛予防の効果は低下します。正しいシャンプーのやり方と乾かし方をしっかりマスターし、効果的な薄毛予防を行いましょう。