2024年12月SCC池袋 参戦記
※本文は記憶を頼りに書いているので、問題文や展開は正確とは限りません。
スアールマンスリーカップについて:https://suahl.com/smc_news/
開始前
1か月ぶり4回目のSCC参戦。
前回はB決勝敗退で、A決勝は指を咥えて見ているだけだった。
この1か月の間に、クイズ大会の動画をたくさん観たり、ガチクイズデーという3.5時間で500問とかを聞けるコンテンツにハマったりして結構なクイズ漬けな日々を送っていた。
ガチクイズデーでは攻めた押しをしなければボタンが付かないことから、もともと得意であった押してから考えるスタイルにさらに磨きがかかる。
これがのちに吉にも凶にもなるとはつゆ知らずに…
なお前日には忘年会があり、1件目で帰ると言っておきながら楽しくなって結局26時くらいまで飲んでいた。
アルコールも抜けきっていないような状態で何とか0Rの起床は通過する。
睡眠も休息も十分でない満身創痍な体を池袋へ向かわせる。
会場には過去4回すべて一緒に出ているSさんが先に着いていた。
他のもともとの知り合いはおらず、会場内も空席がぽつぽつあるような様子。朝9時からクイズがしたい酔狂な人なんてそう多くはないか…過去のSCCでもよく見る方が多く居られて、強い方々を相手に気合が入る。
9:20、10人のプレイヤーによる戦いがいよいよ始まる。
1R 全員一斉1○1×エンドレスチャンス
相変わらずウォーミングアップにしては辛口なルールである。
わかる問題が上に来てほしい。
…なんて都合のいいことは起こらず、さらに明らかに集中できていないのを感じる。知らない、わからない、思いつかない、ボタンもつかない。
そうこうしているうちに5人が抜けて、次の6人目までが2点圏内という状況。ブーストをかけることを意識する。
給食と聞いて押しモチベを高める。択はかなり絞られているはずだ。
パンと聞いて揚げパンかと思うも、ミートソースと聞いて情報は出きったと思い押す。
…パンにミートソースが挟まったものなんて給食で出た覚えがないが?
やらかしたなと思いながら考える。苦し紛れのピザパンの解答もあえなくバツ。
答えはスラッピージョー、まさか全く知らないものが来るとは思わんだ。
食の奥は深いからこういう押しは気を付けるべきなんだなあ。
先に述べた後から考える押しが凶となり、自己内SCC初めての1R誤答を点けてしまう。
10人中10位、0pts…
ここで遅刻者が1名来てここからは11人での勝負。
2R-4R N人2N+3問限定2○1休エンドレスチャンス(N=5,6)
今回の問い読みはQOOLさん。
1年前くらいに初めて行ったスアールのQMだった覚えがある。
どうもマンスリーカップは初めてなようで、大枠の共有は受けているものの細かい現場での処理やメカニックシステムなどは手探りでの進行、頑張れ~
ただその中でもゲームが面白くなるように考えてくれていて、人数の少ない今回は特例として、予選のブロック分けを通常の3ブロックではなく2ブロックにして開催することに。
規定問題数は人数の2倍プラス3問とのこと。
つまり上位ブロックは5人13問、下位ブロックは6人15問の勝負。
1ブロックの人数が多い戦いは早抜けがより大事になり、展開次第では巻き返しもあるぞと張り切る。
2R
下位ブロック6人での早押し。
規定問題数にも多少の余裕はあるので攻めていくべきである。
…なんて思っていても今の自分の知識量では押せる問題は限られており、ボタンを点けることが出来ず数名勝ち抜け、問題も半分以上が読まれてしまう。
正直やる気がから回ったと言える押し。
キーワードが出たと思ったので押してみたが、宗教の問題はそんなに得意ではない。苦し紛れの解答もバツ。
答えが読まれて周りがあーそれねという反応をするも私は初耳だった…
その後、残り問題数はカウントできていたにもかかわらず答えが何も思い浮かばずであえなく終了。
ここまで2回しかボタン点けられず、正答0という苦しい展開。
まあでもこの時でも攻めた押しをするスタイルは変えないで行きたいと思ってた。
3R
下位ブロックでの早押し。いつもと違って1マルもできていないので、まずは調子付けのために取りたいと思うなどしていた。
松屋にはよく行っており、期間限定メニューは結構食べていた。その中でも3本の指には入るくらい好きだったのがプーパッポンカレーであった。
そんな記憶があったから押せた問題。
プーパッポンカレーはカニが使われているのが特徴的なカレーで、そしてクイズに出るならそこくらいしか出せないだろうと冷静に考え解答。
我ながらいい押しをして本日初のマルを貰う。
これもいい押しが出来た。
ハードとブックからあれらのお店を連想するのがうまくいった。
丁度最近聞いてた匿名ラジオで、旅行先でハードオフに行った話をしてたのからも連想がうまくいったのかもしれない。
(https://youtu.be/w6f6wKFDNBo 13:40あたり)
2抜け6pts獲得。
エンジンがかかってきたのを感じる。
4R
引き続き下位ブロックでの早押し。この時点の得点はこちら。
抜けに失敗した人や続けて遅抜けをした人が中盤で団子状態になっており、その列の最後には喰らいつけている状態。しかし上は着実にポイントを積んでいるのでA決勝に上がるのは難しい。何とかB決勝食い込みを安全に狙いたいななどと考える。
情報から何かの作品っぽいと推測する。泥棒が出てくる作品ってそんなには多くないよな、ホームアローンとか、あれ、あの作品ってクリスマスが舞台じゃなかったっけと思い押す。無事正解。
2は見たことあったけど1は見たことないんだよな。オモコロチャンネルでネタにされてたのを聞いた記憶があったから無事連想できたのかも。やはりオモコロにはすべての事象が詰まっている。
赤から経験値によって取れた問題。
赤からは数回くらいしか行ったことないものの、前振りの段階で3辛くらいしか問題に出せないだろうなと思って、それを問われてるっぽいから押して正解。
(調べたらギリギリいも娘くらいは問題に出せそうだったかも)
3辛と解答してマル貰ったけど、正確には3番でした、まあ耐え。
1抜け7pts獲得。
このあと、上位ブロックでは1人しか抜けられないという波乱の展開。
EX-R N人N+5問限定1○1休エンドレスチャンス(N=5,6)
4R開始時の得点状況はこのような感じ。
A決勝ボーダーの3位のSさんを追いかける展開。
私はタイブレイク最弱なので、Sさんと4点差(例えば私1番抜けSさん5番抜け)、を付けるか、1,2位の方と6点差(私が2番以内に抜けて相手が抜けられない)を決めればA決勝進出が叶う。
QMの判断で限定問題数は人数+5問、上記の条件からすると余裕があるのはあまり望ましくはないが仕方がない。
下位グループが先に終わり、私の決勝Bブロック以上進出が確か決定していた。
なのであとはひたすらに上位を目指すだけ、押していくぞ。
読んだことはないものの少し知っている小説だ。
不漁に悩んだ老人がカジキと3日間の激闘を繰り広げる物語である。
主人公の名前はわからないなと思ったがそれは読まれる。
じゃあ何が出るかと思っていたら職業と読まれる。
そんなところを聞くかとあっけに取られて反応が遅れるが何とか押し勝つ。
タイトルが聞こえて、そう落ちるのねと理解し解答、無事にマル。
1抜け7pts獲得、上位陣に条件を押し付けることが出来た。
しかしもともと1位2位の人は正解、Sさんにも4番手正解をもぎ取られ、同点20点のタイブレイク差でSさんと私との間に決勝Aブロック通過のボーダーが引かれる。
決勝R グループ別40問限定7○3×エンドレスチャンス
B決勝
B決勝はC決勝の勝ち上がりを含めた5人での戦い。
本日開始時の不調感は完全に払拭できていて、むしろいい意味で調子に乗れている感じがする。このまま押し切ってまずはA決勝に登りたい。
開始の数問は出遅れて眺めているだけの展開。
トップが3マルまで届いたところでこの問題。
暇大学生として結構アニメを見ていたころの作品で、運良く視聴済みの作品の問題が流れてきた。
内容を思い出す。主人公の名前は九頭竜八一、二人の「あい」という名前の弟子を取るんだよな…
などなど考えているうちに、聞かれているのはもっと浅いところだった。
1マル目。
技術分野かと思ったら数理計算からの数学問題だった。
今日のメンツの中では理系問題はおそらく一番得意と言えるレベルで、この問題も押し勝つ。
調べたら今年10月の時事とのこと、初耳だった。
2マル目。
Mリーグ問題はもはや得意ジャンル。選手の名前を答える系で唯一正解できるジャンルかもしれない。
何回も頭の中で確認して口に出す、無事正解。
そういえば先日女流最高位を取ったことでも印象に深かったのかもしれない。おめでとうございます。
3マル目。
3連答(だったと思う)で一気にトップに並ぶ。
どっから出しとんねんとツッコミたくなるような出題。私もなんで答えられた?世代だからか。
列挙の段階からはミニゲームの名前っぽいと連想できており、マリオパーティと予想。出すなら割と最近発売された最新作の名前だと思ったが名前が出てこない。
そんなことを考えているうちに2010年と読まれてから他の人に押される。
2010年?じゃあマリオパーティ最新作ではないからナンバリング?そんな問題出るのか?とおもっていたところ、友達の家で遊んだあのゲームを思い出す。確かに考えてみれば列挙の要素がマリオパーティーっぽさを感じない。
名前を思い出せたかどうかのところでボタンを押し、先に押してた方が誤答、おそるおそるWii パーティと解答するとこれが正解。
なつかしさに浸りながら4マル目を獲得。
高校の国語の時間に読んだ記憶があり、やたらこの問題だけいつも押し勝てる。
昔からクイズ界では小説書き出しクイズが、そして最近のクイズ動画界では漫画書き出しクイズや漫画あらすじクイズが流行っている印象がある。小説あらすじクイズにも対応できるようになっていきたい。
5マル目。
前振りではあまりピンと来ず。
お店要素と100円要素だけで押し、前半の犬のキャラクター要素でお店を特定。
あのキャラ ワンドゥって言うんやね。
6マル目を取りリーチをかける。
2位はまだ迫っておらず、バツも使っておらずで正直余裕な展開。
このまま押し切りたい。
押しきれた。
めちゃくちゃ囲碁の話してるなあと思ったので押す。
あれの名前、握り?石握り?握り石?そんな感じだった気がする。
とりあえず「にぎり」とまで解答して止める。
ピンポンの音、決着。
将棋に始まり囲碁に終わる7マルを積んで、マンスリーカップ初のブロック決勝勝ち抜けを果たしA決勝に挑む。
A決勝
過去3回ほど池袋SCCでご一緒した2名、何度も一緒にクイズをしているSさんとの4人でおこなう最後の戦い。
押しが鋭い方々を相手に、こちらも先ほどより早めるぞと覚悟を決める。
肩があったまってるからか1問目からボタンが光る。
知っていた知識ではなかったが、周辺知識から埋めてノットと予想、無事正解。
先制の1マル目。
ドラマ問題はわからないなあと半ば諦めかけていたが、後半で急に言葉問題にシフトする。
どこで押したのかは忘れたけど、晴耕雨読みを感じたし、そういえば「こうさく」とか言ってたしで正解する。
2マル目、この後確か予選1位の方に2点で並ばれる。
てこだと思って押したが、文章的にてこに着地しなさそう。
もしかしててこの種類を聞く問題?と思うも思い浮かばない。
一応、てこ と口に出してみるともう一回を貰う。
…苦し紛れにてこ器具と、知らないし存在もしてなさそうな言葉を発してブー音。
答えは第1種てこ、理系にして知らない概念が来るとは…
今日はこの前にも「振り子の等時性」を答えさせる問題が出たりして、物理の問題に対して少し不安が生まれる。
2マル1バツ。
2024年のクイズで異変ってワードが出てきたらもうこれしかないんじゃないかなんて勝手に思ってる。
8番出口は以前別の何かで答えたこともあるし、対策のために調べたこともあるし、何ならプレイしてたしで押し勝ちに成功。
3マル1バツ。
そもそもな話として、私がクイズを聞いているときは文中のキーワードから答えの要素を連想するみたいな作業をしている気がする。
その過程で、引っかからない要素はもう頭から抜けてしまう。なので、文頭で択が読まれる択一問題とかは結構苦手である。
また、年号とか数式みたいなことを言われても情報として変換できないことが多い。なので最近は年号は意識的に情報として反復するようにしている。まあそもそも歴史は苦手分野なので押せることは少ないが。
話は戻ってこの問題。
複素数の後に何か言ってるなあと思うも、情報が整理できない。
でも正直、複素数のこの文脈で出てくる問題は共役しかないなあと思い、数式が出てきたということはa+biからa-biを聞くんだろうなと予想できたので押す、無事に正解。
4マル1バツ。
今決勝一番の反省点。ここで優勝を取り逃したと言っても過言ではないかもしれない。
カジノゲームにはかなり縁がある方で、特にルーレットは割とわかる方と思ったので気合が入る。アメリカン式と聞いて、ヨーロピアン式との違いを聞く問題だと推測し押す。
2つの違いはダブルゼロの有無の差で、確かアメリカン式にはあるけどヨーロピアン式にはないんだよなと思うも少し自信がない。
また、当時は「アメリカン式には2つ、ヨーロピアン式には1つある~」みたいな文章になりそうだと思っていた。冷静に考えればゼロの枠が2つあるのではなくゼロとダブルゼロがあるのでおかしいのだが、焦ってしまった…
最終的にはゼロでもう一回が貰えるだろうと甘い考え方をしてしまい、ゼロと解答、QM小考ののち、これは即バツの判定。
2番手で押したSさんがダブルゼロと解答し正解(ダブルゼロという名称は知らなかったが想像で答えたらしい、すごい)
後から考えてみればもう一回前提の解答をするにもダブルゼロといったほうが良かったなと反省。
4マル2バツとなり失格リーチをかけてしまう。
この後予選1位の方に5点目を取られ先行される。Sさんも追いかけてきており、バツを点けているのは私だけという状況に追い込まれる。
2バツのため安全に、などは関係なく前振りではそんなにピンと来ず。
後半に一気にヒントが押し寄せる(アニメグッズという表現だったかは覚えてない)
アニメイトが47都道府県に展開していることはQuizKnockの動画で知り、その後スアールの通常回でも活きたことがあり、そしてここでも助けられた。
5マル2バツとなり、マルの数でトップに並ぶ。
ここにきて得意とする柔らかい問題を取られる。
失格リーチから攻めることが出来ず、タオルという言葉への反応が遅れ予選1位の方にボタンを点けられる。バツの差から当然に起こる押し負けである。もっともバツに余裕があっても押し勝てているかわからないくらいの速度であったが。
お相手が6マル0バツ、優勝にリーチをかける。
問題が読まれ切り、生存権は第25条だから違うなどと考える。
序盤の憲法でありながら思い浮かばない自分を悔やみながらスルーになるかというところで、リーチをかけている方がボタンを押す。
緊張の時間が流れる中、幸福追求権の解答、そしてピンポンの音が鳴らされる。
今大会の優勝者と、私の2位が決定した。
最終結果・総括
B決勝優勝からのA決勝2位で総合2位/11人。
問題群とメンツがかなり私に有利と思える環境の中で、幅広い知識と鋭い押しを予選から決勝まで遺憾なく発揮していた方に一歩、いや二マル及ばずの結果。
予選の序盤はコンディションの悪さから先行きが不安になるものの、後半は勢いに乗れ、決勝では(ダブルゼロのミス以外は)最善に近いプレイが出来たと思う。攻めのバツ、うっかりのバツとはよく言ったものだ。
問題群についても、聞いていて楽しい新作問題をたくさん押せてとっても満足度が高かった!
(B決勝抜けたことにより一番今大会を楽しんだともいえそう)
毎回問題を用意してくださりありがとうございます!
最後に、問い読みのQOOLさんやスアールのスタッフさんたち、そして対戦者の皆様のすべての方々のおかげで今月も楽しめました、皆様ありがとうございました!
次回も楽しみにしています!次こそは勝つぞー!