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振り返れば、歩いてきた道が真っ直ぐではなかったと今更気付く。

人というのは、
嗜好というモノがある。

好き嫌いなんてよくある話で、
かくゆうあたしもかなりの偏食家だ。

納豆・とろろ・オクラなどのねばねばするモンとか、
明太子・子持ちししゃもなどの魚卵系とか、
玉子も生玉子とゆで玉子は食べられない。

そして貝類とそばはアレルギーで、
食べると生命の危険があるらしい。

そして近年は重度の糖尿病が分かり、
過度過ぎるほどの食事制限を強いられている為に、
好きだったポテトチップスとかラーメンやつけ麺とかが食べられないのはホントにツラい。

・・・こんなネガティブな話を連々と書きたかったのではない。

嗜好は食べるモノに限らず、
音楽も人によっては嗜好が分かれやすいモノだ。

底辺の音楽家ではあるけれど、
今現在のふくたろうを形成していった音楽は数知れず。

今回はふくたろうが影響を受けた音楽遍歴を振り返ろうと思う。

以前のnoteにも出てきたアーティストが何組か出てくるが、
そこは軽く流す程度でご覧頂ければと・・・。

スタート。

初めて買ったCDは、
中学校の時。

当時大ヒットを飛ばした【H jungle with t】の『WOW WOW TONIGHT』だった。

当時大全盛だった小室哲哉サウンドで、
安室奈美恵にも華原朋美にも篠原涼子にも行かずに、
何故かハマちゃんに行くっていうね(笑)。

ガキの時からお笑いが好きだったから、
音楽へのきっかけもお笑いが絡むのはあたしらしいっちゃらしい。

ふくたろう、ギターを始める。

以前にも書いたが、
WAHAHA本舗所属のコミックバンド【ポカスカジャン】に影響されて、
ふくたろうは高2の夏にギターを始めた。

注目すべきは、
ポカスカジャンでずっとギターを弾き続けているタマ伸也さんの引き出しの多さだろうか。

コード弾きでも十分ネタとして成立するのだが、
オケに合わせてリードを弾いたりとか、
吉幾三氏の名曲『オラ東京さ行くだ』をボサノヴァ調にアレンジしたネタでのボサノヴァ的フィンガーピッキングなど、
とにかく稽古に稽古を積んだ賜物とも言えるだろう。

ネタ中はほとんどアコースティックギターを使用していた事から、
あたしがアコースティックギター一辺倒になったきっかけも【ポカスカジャン】の影響が大きい。

その流れから、
一時期デビュー間もない【テツandトモ】も少しだけコピーした事がある。

コード進行は単純だが、
何よりパーカッシブに弦を叩くというところに、
少なからず影響はされていたのかもしれない。

「お笑い音楽」から「音楽」へのシフトチェンジ

そこからアコースティックギターつながりで【ゆず】へ。

デビューアルバム『ゆずの素』はCDが割れてしまうくらいに聞き倒しただろうか。

ここでブルースハープを吹きながらギターを弾くスキルを体得する。

もっとも、
ブルースハープはキーが合っていればフィーリングで出来てしまう楽器なので、
まずはキー通りのファーストポジション、
慣れてきたら4度上のセカンドポジションへと移行していく。

ブルースハープつながりで、
山崎まさよしにもかなり傾倒していった。

もうブルースド真ん中な方なので、
パーカッシブかつブルージィなギターも然る事ながら、
セカンドポジションを駆使したハープにもシビれたモンだった。

SMAPが歌った事で脚光を浴びた『セロリ』がめっちゃカッコ良くて、
弾き方すら覚束ないクセに録画したライブをVHSで散々手動リピートで見ていた。

この辺りからだろうか。
ギターは【Gibson】がカッコええなぁって思い始めたのは。

今は手元には残っていないが、
過去に3本ほど【Gibson】を使っていた事があった。

そこでギターはめっちゃくちゃお金が掛かる事も同時に知る事になる・・・(笑)。

(つづく〜)

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