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【クリア後感想】ファミコン探偵倶楽部 笑み男【ネタバレなし】

総括

「ファミコン探偵倶楽部 笑み男」クリアした。
普通に楽しくやっていたのに・・・。
本当にガッカリした。俺・・・残念ながら"ゲーム"好きなんです。
この作品は"ゲーム"という表現を諦めた作品で、結果的にゲームとしては評価が出来ない・・・というのが結論です。
というかゲーム部分だけで評価して欠陥作だと思います。
賛否両論になるかもとプロデューサーは言ってたけど・・・インタラクティブな作品性で問うてほしかったな。

感想

今作は、「ファミコン探偵倶楽部」シリーズの新作。
Switch版でリメイク「消えた後継者」と「うしろに立つ少女」がリメイクされたことで生まれた作品・・・というかこの作品がやりたいからリメイクしたのか?まぁわからんがファンには待望の新作なんですかね。

ストーリーは、ある街で中学生が発見され、それが都市伝説の「笑み男」と類似しており、その事件の調査と同じ手口をつかわれた18年前の「連続少女殺人事件」を追うことになる。
そんな、作品。
システム、オールドスクールなコマンド選択式アドベンチャー。
コマンドも、何度も繰り返しヒアリングして、情報引き出していく感じのやつ。
章ごとに、推理という名のまとめもしてくれるので、非常に親切な設計にできてます。
物語も入り組んでおり、謎が謎を呼ぶ展開もプレイしていて引き込まれました。

ただ、決着のつけ方がインタラクティブではない手段を用いたので、個人的には腑に落ちるが・・・心がどんどん冷めていく感じ。
あと、その手段を用いたせいで事実のように語られているが・・・そうではなく情報のパズルをはめた結果なわけで・・・もっとなにかインタラクティブな導き方でプレイヤーを導けたのではないだろうか?
「春ゆきてレトロチカ」とかそういう仕掛けとかも考えられそうじゃない!?
そこを諦めるなら、もう最初からインタラクティブを必要とする”ゲーム”という手段を取らないほうが良かったのではないか?
それこそ、最後の展開をあの手段にするぐらいなら全編小説がベストアンサーだったのではないか?
まぁそうするとファミコン探偵倶楽部っていうアイデンティティが喪失するんですけど。
そんなレベルです。

いかにプレイヤーをだませるかっていうのが昨今もとめられるし・・・メタ構造も様々な角度で使われてきているし・・・。
プレイヤーの期待を裏切るために、こうしたのだとおもうが・・・こんな・・・しょうもない裏切り方はサプライズでもなんでもないしミステリとかそういう話の部分じゃない裏切り方だし。
"ゲーム"という手段を信用してない人たちが作ったんだろうな。
おそらくこの物語を語ることに夢中で、ただのツールとしてとしてしか扱わなかった。
プレイヤーを外において語り部たちだけで盛り上がって作った作品だったんじゃないかな。

やはり小説で良くない?
自分・・・このシリーズリメイクされて楽しめて好きになりかけたんですが、もうこのシリーズは買わないです。
このシナリオでドラマとかつくればいいんじゃないですかね?
たぶん、あなた達ゲーム好きじゃないですよ。
もっと自分たちにあった手段を探すべきだったんじゃないですかね。
ボリュームとか野暮なこと言わないですよ。

ゲームとしてテメェは駄目だ!

てかあの探偵ずっーと本編も18年前も何してたん?

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