いいタオルの選び方とは？ふわふわなタオルをずっと使いたい。
誰しもが毎日使うタオル。
ギフトや引き出物の定番ということもあり、頂きものが多く意外とこだわりがなかったりします。
だからこそタオルについて意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
タオルにも色んな種類があります。
それは”いいタオル”かどうかもそのひとつ。
せっかくだから、毎日使うものだからこそいいタオルを使いたいものです。
“いいタオル”ってなに？
いいタオルとは、使う人の好みや用途によって様々ですので一概にはいえませんが、
「長く使える耐久性」
「水分を吸いとってくれる吸水性」
「水分を早く乾かせる速乾性」
「肌に優しい」
このような機能がしっかりあると、ずっと使っていたくなります。
あえて定義づけするならば、そんな贅沢なタオルを”いいタオル”といえるのではないでしょうか。
確かに質がいいとはいえないような痩せたタオルにはない性能です。
せっかくだったら機能性がしっかりとあり、ずっと使いたくなるいいタオルを使いたい、と思う方も多いかと思います。
肌に触れるタオルこそ特に。
ではそんないいタオルはどう見分けたらいいのでしょうか。
“いいタオル”の選び方①：「撚(よ)り」
タオルを選ぶときの見分け方として、「撚(よ)り」を基準に考えるといいでしょう。
撚りとは？
「撚(よ)る」とは「捻(ねじ)る」や「ひねる」と同じような意味で、綿糸を紡績の段階で1本1本をねじり合わせて糸にすることをいいます。
撚られた強い糸(撚糸)を使ったタオルは、硬くて耐久性があります。
そのため、強度がしっかりしてコシが強く、長持ちしやすいタオルになります。
反対に、撚られていない糸(無撚糸)を使ったタオルは、柔らかい肌触りになります。
無撚糸は糸を撚らないことから「ふんわりとした肌触り」「繊維本来の柔らかい手触り」「ボリューム感」などの特徴があります。
つまり、撚糸タオルはゴワゴワ、無撚糸タオルはふわふわ、というイメージです。
“いいタオル”の選び方②：糸
当たり前ですが、いいタオルはやはりいい糸を使っています。
その中でも、「超長綿」を使用したタオルは様々な機能性を持ちます。
超長綿とは？
読んで字のごとくすごく長い繊維の綿のことです。
世界で生産されている綿のなかでもトップクラスの繊維長で、『綿のカシミヤ』と呼ばれている高級綿です。
生産量もわずかで、綿花の全生産量のうちたった5%しか生産できない希少価値の高い綿です。
超長綿と呼ばれる綿は、繊維の長さ35mm以上(通常の綿は20～25mm)の長い綿をさします。
長さによって名称が変わり、それぞれに分類されます。
短繊維綿 … ~21mm
中繊維綿 … 21mm～28mm
長繊維綿 … 28mm～
超長綿は長繊維綿に分類されますが、そのなかでもとりわけ繊維の長い綿のことをさします。
長い糸である超長綿は、繊維が長いがゆえに糸をつぐむ際はつなぎ目が少なくなるので、強度がうまれ強い糸にもなります。
「なめらかな肌触り」「しなやかな風合い」「シルクのような光沢感」「強くて丈夫」といった特徴があります。
また、
・高い吸水性と耐久性
・吸湿性や放湿性が高い
・軽さ
などの効果もあります。
肌触りの良さ、強度、吸湿性、放湿性、軽さなどなど、様々な点で優秀な素材なので、タオルだけではなくふとんなどにも使われます。
超長綿は、希少価値が高いだけでなく、機能性の高い素材でもあるわけです。
いいタオルは日本製
日本製のタオルの魅力は吸水性が非常に高く柔らかい肌触りが持続します。
これは日本の軟水がタオル製造との相性がいいことが理由として挙げられます。
日本の柔らかく綺麗な水で製織された日本製のタオルは、世界からも高い評価を受けています。
タオルは製造における水の質で決まるといわれています。
タオルを製造する上で、大量の水を使用します。
それが製品の質に直結しているのです。
日本の綺麗な軟水がふんわりとした風合いの質のいいタオルを生み出しているのです。
タオルは毎日洗いましょう！
タオルを洗わずに数日間使う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこれはあまり良くありません。
タオルは毎日洗ってあげないと菌が増殖してしまうのです。
干せば菌がなくなると思いがちですが、天日干しをしても菌はなくなりません。
赤ちゃんや年配者、風邪などで免疫力が低下していると健康を害してしまう原因になってしまいます。
そうならないためにも、使用したタオルはマメに洗濯をしましょう。
ニオイが気になってきたら？
煮沸殺菌をおすすめします。
よく高温殺菌などといいますが、60°C以上のお湯で煮沸することにより、殺菌をすることができます。
いいタオルは決して安価とはいえませんが、長く使えて人肌にもいいのです。
ぜひそんないいタオルをお試しください。