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#1配信までの道、まちがえてる - の、③
はじめに
こんにちは。『そんな放課後』の片割れ、あべです。第3回目です。
『そんな放課後』とはそもそも何か、と言いますと、Stand.fm や Spotify 他で配信している、ラジオ風番組、というか、ポッドキャストです。
全5回で、#1-1を配信し終わるまでの経緯や、その中で困ったこと、また、それをどのように解消したかについてお伝えしていく分の3が今回になります。
第1回目では、⓪段階目の情報収集から、配信先、番組のコンセプト、視聴者層、配信日時の決定までについてお伝えしました。
第2回目では、タイトルロゴ・イラストの作成、各プラットフォームへのアカウント登録で苦戦した話をお伝えしました。
必要があれば、そちらもご確認ください。
第3回となる今回は、②収録 と ③編集 について、困ったことと、それをどのように解消したのか、お伝えしていきます。
②収録
a.機材について
『あしたなにする?の放送室』さんの投稿していた準備の中で、やっていないことがいくつかあります。その中の1つは、録音機材に初期投資をすること。
初回の録音はWindowsのマイクで行いました。授業で使った際、結構きれいに録れた記憶があったので。
その際「Audacity」という編集ソフト上に直接録音しました。ちなみにこれも「あしたなにする?の放送室」さんの記事で知りました。
実際に収録した結果としては、そこそこ広い部屋、中学校の教室よりもちょっと広いぐらいの部屋で行ったので、ちょっと反響が気になる部分も。
しかし、Windowが思っていたよりもかなり優秀で、実際は暖房の音がかなり響いていたのですが、その点は気にならないくらいにきれいに録れていました。
ただ、周りの音が入らないということは、マイクに結構近づかないときれいに音が入らないということなので、その点に注意が必要です。等間隔で、結構近づかないといけない。
今回、等間隔ではなく私が離れた位置で、しかもハキハキせずに喋っていたので、あとで音量を調節するのがめんどくさかったです(④参照)。
とはいえ音がこもるし、編集の時間をできるだけないことにしたいので、結局、無線のピンマイクを買いました。楽天カードをつくった記念のポイントみたいなので買ったので、実質タダでした。
それにより、片方が慢性的に小声なら、その人の音声のトラックごと音量を上げればよくなりました。ただし、まだ試してもいないというか、箱から出してもいないので、実際どうなるかはわかりませんが。
ピンマイクにした理由は、私の脳中で[🔍ネット上 音声配信 例]と検索すると『Kevin's English Room Podcast』が一番上に来る、というか、それしかヒットしないので、お二人に習ってピンマイクにしてみました。
一時期までは口元が隠れるような大きさのマイクを使ってらっしゃったのですが、移行したうえで戻っていないということは、使い勝手が良いんだなぁと。
ちなみに、購入したピンマイクはこちらです。
スマホに直接さして接続できることをを売りにしている商品のようですが、パソコンで行いたかったため、口の形が複数あるものを購入しました。
iPhone のみに対応しているものは、もう少し安くなっております。Type-C のみに対応している者は、それより少し高かったです。
実際の使い方や音質の具合を知りたい方は、YouTubeで[🔍 BILIWA ピンマイク]と検索すると、レビューしている方の動画がいくつか出てきますので、そちらをご覧いただければと思います。
b.構成について
もう1つは、番組進行表を作成すること。
まずロールモデルの『Kevin's English Room Podcast』さんがOPもEDもないフリートークなのに加え、カチッと決めると、あらたに(相方)が気張ってしまうと懸念したため、収録の段階では決まった構成は作らないことにしました。
つくったのは「タイトルコール→名乗り→説明文読み上げ」というオープニングの流れのみ。
しかも、それはメインを収録した後に、別で録っています。最初にやると、緊張感を持ってしまう恐れがあるので。
また収録時間としては、1時間ちょいの、いわゆる長回し?スタイルです。音声メディアではそれが普通で、用語とかはないんでしょうか?
わかりませんが、とにかく、パキッと話題を変えるより、なめらかに流れていった方が、あの空気感がでるかと考えまして、区切りなしでずっと録音しています。
③編集 - Audacity
編集は録音したそのまま「Audacity」で行いました。基本的な使い方はシンプルなのですが、具体的に解消したい問題がある場合、どうしたらいいのかわからず、詰まりまくりました。解消したかったのは、以下のような問題です。
a.範囲選択の仕方がわからない
b.音量が大きすぎて音割れしてるところがある
c.片方の音量が小さすぎて、会話が成り立っていないところがある
d.音声データを位置を移動させる手のマークが出て来たり出てこなかったりして困る
e.フェードイン・アウトの方法がわからない
DTM の要領でいけるかと高を括っていましたが、ソフトが変わると、当たり前のごとく話が違いまたね。何も生かせず。
ギリ生かせたことといえば、若干、音がシャリシャリしていたので、イコライザーの高音を下げて、モソモソしたら嫌だから低音を下げて、なんとなく中音域を上げたら、運がよかったのかいい感じになったことです。逆ドンシャリ。
では、それぞれどのように解消していったのか、順に説明していきます。
a.範囲選択の仕方がわからない
非常に根本的な問題。「カーソルを合わせてドラッグすればいいのでは?」と思い、やってみたのですが、選択した範囲がループするだけで、音声自体を編集することができない。
わけもわからず上手くいったり、いかなかったりする内にわかったのですが、「ルーラー上をなぞる」か「音声データ上をなぞる」かで、それぞれできることが違うと判明しました。
ルーラー上をなぞった場合
・再生範囲を選択できる
・選択範囲は透ける黒で塗りつぶされる。
・再生範囲なので、選択した範囲上をループする。
*上部にある、秒数が書いてあって定規みたいに伸び続けているところ。
※定規は伸び続けていない。伸び続けている定規がルーラー
これは、固有名詞などを無音化するときに、確認しやすくするために使っています。
音声データ上
音声データ上をなぞると操作範囲を選択できる
・選択範囲は透ける水色で塗りつぶされる。
・再生すると、範囲選択が終わっている部分で再生も終わる。
なお、再生の開始地点には影響はない。
b. c. e を解消するときを含め、こちらの方が、基本的にいつでも使うものとなります。
b.音量が大きすぎて音割れしてるところがある
[🔍Audacity 音割れ 解消]と調べると、ノーマライザやディストーションの使用が紹介されており、見様見真似でやってみるもののうまくいかず。
どの数値がどういう部分にどう作用するのか、というのが全くわからんないので、どうにもこうにもなりませんでした。
で、たどり着いたのが「フィールター > 増幅」でした。
最初は単に音が小さいところに使っていたのですが、パラメータ(?)をスライドさせていくと、半分より左側にマイナスが存在する…。
(これ、音小っちゃくできるくないか…?)
試したところ、ありがとう世界。救われました。
しかし、#1-1,1-2 を聴いてもらうと分かるのですが、救えない瞬間もありました。
ただ、元の状態を知っているがゆえに「よっぽどマシ」に聴こえてしまう。そういうところに、初めて視聴する方々とのずれが生じるんだなぁと思いつつ……。
とはいえもう今の自分にはどうしてあげることもできないので、スパッと「もう、、オッケー‼‼」という具合になりました。
#1の編集で一番、使用したのが、そして時間を費やしたのが、この音量の増減でした。まずもって、わたしの声が小さくて、あらたにの声が大きい。小さい時もある。
しかし、この声量の扱い方も「話す」という動作の要素の一つです。
それに、とても効果的なものです。
だから、音割れや驚愕は解消しつつも、話し手の意図、たとえそれが無意識なものであっても、そのニュアンスは死守したいところです。
よって、部分部分、手作業でやりました。もうこちらは聴きすぎて判断不能に陥っていますから、不自然になっていないことを願う…というか、もはや信じるばかりです。
たぶん、ノーマライザーを使いこなせたらもっとらくだったんだろうな…と考えているのですが、使いこなせていないので、使いこなせたら楽かどうかもわからないというのが現状です。
c.片方の音量が小さすぎて、会話が成り立っていないところがある
こちらに関しては、a.の部分でお伝えしておりますので、割愛します。
d.音声データを位置を移動させる手のマーク(タイムシフトツール)が出て来たり出てこなかったりして困る
これは調べたところ「ツール > 環境設定をリセット」でなんとかなることがわかりました。
ただ、解消すること自体は可能ですが、かなりの頻度(別の操作を1個やったら、もう即、出てこなくなったりする)でリセットしなければいけません。押して待つだけなのでいいのですが「こんなに何回もやって大丈夫か…?」と不安になります。
あとリセットを押すと、バグでも発生したんじゃないかという動きをするのですが、今のところ視覚的に怖い以外に支障がないので、たぶん大丈夫です。
e.フェードイン・アウトの方法がわからない
これは「フィルター > フェード」から可能でした。ただし、減退・増進の…なんといういか、どこの地点までで、どれだけの速さで音が増える/減るのか、という細かい調節はできず、始まりに指定したところから終わりに指定したところまで一直線で減退または増進します。
よって、「どの地点から始めるか」が重要になります。
使用する場所としては、話始めと終わり、曲の終わりと始まり、それと無音化したことにより生じたブツ切りの音を解消するために使っています。
前回、前々回よりも少し長くなりましたが、今回は一旦ここまでとなります。
次回は「④配信詳細記入」と「⑤RSSフィードの取得」についてお伝えします。
※RSS…ひとつのサイトで投稿したら、他のサイトでも自動で投稿してくれるようにするためのコード
以上『そんな放課後』のあべでした。
それでは、また!
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