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手繰る悦びの中で

昼休み、本屋に行って「南瓜とマヨネーズ」を買う。「南瓜」と目に入っているはずなのに、「茄子とマヨネーズ」と頭の中で覚えていて、あっれれ〜?となった。そう言う変な思いこみが解消されないまま時が経っていることがごくたまにある。例えば「教」の左側をずっと考で書いていたり、「用いる」をなぜか「よういる」と結構な年まで読んでいた。(書いていて思ったけれどこれと「茄子とマヨネーズ」の話は全く別の話ね)

「笑ってしまえば 何が起きたって良いよ 手繰る悦びの中で」

歌い出しから抱きしめたくなるような曲を見つけて、大満足で家に帰る。その道中から、てか今週ずっとそうだったんだけれど、とにかく喉が痛くて(今日病院で診てもらった結果、バイキンが入ったことの扁桃炎ということだった)、それがほっといて治るかなと思ってたらそうではなく、夜ついに痛さでうまく眠れなくなってしまった。だからこそ忙しさで観れていなかったアニメを観れたりして良かったりもしたのだけれど。

ふと、一体なんだってこんな大切な時に限って、という気持ちもあるけれど、こういう時「いや、むしろ今で良かったじゃないか」と余程のことじゃない限り思えるのが自分のささやかな長所だと思ったりする。もちろん、余程のことが自分にいまだあまり起こっていない、とも言えるのかもしれないけれど、やっぱりアニメを観れてよかったし、眠れない夜に訪れる朝焼けがそれなりに美しいことを久しぶりに思い出せた。

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