3月の日記-嫉妬のようなものだったから
3.16
夜、しゃぶしゃぶを食べて、ごまだれよりもポン酢の方が断然おいしく感じられることを再確認した。もうごまだれじゃないと嫌だった頃には戻らないのだ(大人になりきってしまった、ということを実感するばかりの日々です)。
一緒に食べていたパートナーと「しゃぶしゃぶはお肉いっぱい食べられていいよね」って言い合った。胃弱。
3.17
美術の作品を、多分人生で初めて買って、それが届いた。嬉しくって本棚に飾る。しばらくの間眺めていると、すでにその場所に作品が馴染んでくれたような感じがして、「うちに来てよかったっしょ」なんて気持ちになる。
「これが欲しい」という思いが、純粋な欲望というよりは、「これが他の人に渡ったらいやだ」という嫉妬のようなものだったから、ああ、本当に欲しいんだな、と思って、買った。
3.18
食事会のとりまとめを行う必要があり、とにかく苦手な部類のものだったので、お店の予約が取れた時、電話を切ってから大きく息を吸って、「助かる~」と言いながらボックスを踏んだ。中学校の運動会以来の動きで、両足も驚いていたと思う。
3.19
柴田聡子の「旅行」をず~っと聴いていた。仕事がそんなに忙しくなくって、昼休みを気持ち多めにとる。でもその分プライベートの仕事を詰め込みまくっている。再来週になんか「ボス三連戦」みたいなことをすることになった。ボス三連戦がそうであるように、多分、始まってしまえば楽しくって仕方ないやつ。
3.20
休みだった。最近休日を全く休んでいなかったので、大人しく休みをとる。「大人しく休み」の象徴としての朝マックに行く。小学生の女子4人とおばあちゃん2人だけが店内にいて、「これが朝だ」と思った。
せっかくの休みだしと思ってエヴァンゲリオンを観直す。ミサトさんに過剰に感情移入してしまって、途中で止めて「あ〜やば」って呟いた。
3.21
活動を「放課後」というプロジェクトに一元化する。放課後というコンセプトをこれからの人生も背負っていく覚悟みたいなものができる。それは簡単には仕事をやめないっていう覚悟だし、いろんな人と作品を作っていく覚悟でもある。
3.22
実家に帰ったので、昔集めていたビックリマンシールからミサトさんのシールを抜きとる。久しぶりに大学のキッチンカーで働いている友人に会いに寄った。わたしの生活を全肯定してくれて嬉しかった。夜はべつの友人とパフェを食べた。パフェは積み上がったものを縦に掘り下げていくのが残酷な贅沢さ。すぐになくなってしまう。
3.23
美容院に行く。「ちょっと可愛すぎるかもしれない」いつも頼んでいるお姉さんと言い合う。自己肯定感が上がりに上がる。その後ロイヤルホストで打ち合わせ。おすすめしてもらったパスタを食べる。夜は月島に行ってお好み焼きと焼きそばとあんこ巻きを食べた。自分を周りが甘やかしてくれるの日。
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