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海から引き上げられた気分

昨日も今日も、おきれなくってわらえる。おもたすぎるのと、時間が光の矢の如く過ぎ去っていって、みるみるおそろしい時間になっている。昨日は電車に乗り込んだら、中間試験終わりの高校生たちと一緒になった。選択問題の難しさすら笑いの種の一つにして、彼ら彼女らはすごく調子の良い発電機みたいに小気味よい環境音になっていて、わたしはまだねむい自分に驚きながら遠い国の人の小説を、共感したり、興味深く思ったり、時おりついていけなくなったりしながら読んだ。
帰り道、体型が気になるので、なにか動く場を生活に取り入れたいと思ったから、歩いてかえった。この決心は続かないだろうな、と儚くも思うけれど、それでも何だか走るとかよりは現実味があって、積極的に歩いてかえっていきたいよね、とか思いつつ、2週間後には忘れてそう。
起きてからずっと
網にかけられ海から引きずり上げられた気分
トラヴィス、グラスゴーのバンド、その街の小ささからは信じられないほどたくさんの優れたミュージシャンが輩出され続けている所。話だけ聞くとお話の中の街みたいで、言ったこともなければほぼ音楽伝いにしかその存在を知らない私にとっても、グラスゴーはユートピアじみている。
今日の朝、同じくおきれない。精神にも肉体にも、なにか憑いているっておもうくらいで、昔の人々が妖怪を信じた理由がわかる気がする、とか何とか、ぐるぐる考えてたら時間は絶望的に過ぎ去っていく。

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