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そのつまらなさはしゃんとした

明日から仕事に向かう。早起きできるかすこし不安。そんな当たり前のことを思ったり言ったりするようになった。それってやっぱりつまらなくなったなあ、と思う。でもそのつまらなさはしゃんとしたつまらなさなので、もう諦めと共に認めてあげるほかない。

家にいるだけではやはり一日が持たなくて、最寄り駅の喫茶店に入ってミルクレープを食べた。高校生の時、友だちの品がよくって、何個か仕草を真似ていたのが習慣になっているものがある。ケーキの側面を囲うビニールをフォークで挟んで、クルクルと巻きとって手を使わずに取るのもその仕草の一つで、でも今日の実戦は思わぬ方へ暴走したのでうまくできなかった。周りから見られているわけではないけれど平静を装うのに必死になってしまって、なんとも恥ずかしい。

夜、日付が変わる頃になってようやく、これだけはやろうと思っていたところまで企画がすすむ。どうにかそこまでたどり着けてよかった、と思った途端、安堵が眠気を連れてくる。

「さあ、永遠よ、何もかも忘れてしまうより早く」

綺麗な言葉がメロディーにのって眠気と心地よい形で混ざる。明日仕事モードに切り替えられてたらいいな。「すんごい帰りたかった」みたいな日記を明日書いていないように願います。おやすみ。

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