第二種電気工事士を一週間の詰め込みで一発合格した話(学科編)
2023年9月25日からのCBT、または10月29日の学科に備えている人、もしくは来年の上期受けようと人向けに、2023年度上期の試験での経験(方法)を共有します。
でも、こうやれば受かるって話ではありません。限られた時間内でどんなやり方をしたのか、「こうすれば良かった」とか、実際の試験からの気づきを共有するので自分の試験対策の参考にしてください。
長くなるのは面倒なので、学科と技能をわけて書きます。
技能練習編はこちら
学科編
なぜ1週間の詰め込みにしたのか?
1週間でやりたかったのではなく、仕事の都合で1週間しか使えなかったんです。
自分は何か新しいこと覚える際には集中して一気にやります。電気工事士の勉強に関しても、参考にした独学サイトの勧めに従って3週間かけて準備するつもりでした。CBTは筆記よりかなり前に実施されるものの、ちょうどGW近くだったこともあり、GW使ってガッツリ勉強すれば良いだろうと考えていました。ところが、その4月中旬から自分の担当外の仕事を急遽手伝うことになり、さらにはGW中に出張しなければいけなくなりました。(余談ですが、チケット購入済みのライブも行けなくなりました…)
既にCBTから筆記への変更期限も過ぎていたので勉強を先送りにすることは出来ず、諦めようかとも思いましたが、出張の代休を試験日の週に全振りして勉強する事にしました。
教材
勉強に使ったのは学科用の定番の2冊
ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格
ぜんぶ解くべし! 第2種電気工事士筆記過去問【すい~っと合格赤のハンディ】
2023年版が出版されるのを待ってから購入しました(Kindle版)。自分で経験するとわかりますが、自分が受ける年より古くても問題ありません。法規や理論は変わらないので古くても問題ないのです。大事なのは、新しさより自分がこなす回数だと思います。
少しでも費用を節約したい人は中古の古い本にしましょう。反映されていない直近の試験問題をどうしても見たければ試験センターのサイトにあります。
色々なアプリも見てましたが、自分には効果薄そうだったのですぐにやめました。配線図とかを見るにはスマホじゃ面倒です。
あと、超有名なHOZANのYoutubeは学科の勉強では見てません。時間がある人は過去問の解説が参考になるかもしれませんが、一通り勉強して過去問1セット50問をやってから見た方が腹落ちしやすい気がします。
1週間(5日半)をどう使ったか
出張から戻ったのが5日金曜夜で、CBTは11日木曜の18時。使えるのは6日土曜から11日の15時くらいまでの5日半です。
時間が無いので複線図に絡む部分は捨てる方針にしました。スリーブの個数を選択する問題は捨てるって事です。技能で使う配線図と異なり、学科で出てくる配線図は一軒家等が対象です。そもそも複線図を書く経験が無いし、複線図書くのに時間がかかりすぎるので、独学サイト信じて捨てました。
当初の予定は、3日間で定番本を読み切り、「本試験実力判定」を全部完了、残りの2日半で過去問集をやれるだけやるつもりでした。実際には定番本読み切りと本試験実力判定で4日間使ってしまい、過去問集には1日半しか使えませんでした。
定番本はとにかく読んで、読んだページにある「解いて覚えろ」をやっていきました。
読み切ったところで、最後の過去問4セットをやりました。もちろん、120分制限でやりました。正解が30問切った回もありましたが、他の回は32〜37問正解だったので、複線図問題捨てても何とかいけそうだと感じてました。
やっと過去問集に入りましたが、半日経った時点で完走出来ないペースだったので、方針を変更しました。法令、電気理論、配電理論の3つに時間を多く割り当て、それ以外は気になる所だけやるような感じです。
※ 勉強の時間ですが、試験日以外は、11時位から23時位まで、食事とおやつの休憩以外は勉強してました。試験当日も11時から試験会場に向かう直前まで勉強し、時間調整で入ったスターバックスでも復習してました。
試験本番
本番の試験では、すぐに解けなさそうな問題は何か選択&マークして次に進むを繰り返して50問埋めました。マークした問題に戻ってしっかり考えたり計算しました。でも、回答があやしいとか、やっぱりわからないというのは、マークを残したままにして次に進みました。一通り終わったらマークに戻って再考です。既に2回考えているので、わからないものは割り切りで何か選択します。時間かけても無駄です。最後に、50問を2回見直して完了です。この流れで90分でした。
そしてドキドキの結果ですが、何とか35問を正解し、学科合格です。
こうすれば良かった
覚えないといけない事は確かですが、記号だけを覚えようとしたのは効率悪かったです。まずは定番本をさっさと読み切って、あとは過去問こなしながら記憶を定着させる方が効率良かったはずです。自分の場合、過去問を繰り返すうちに、忘れがちだった記号をしっかりと覚えられる事を感じました。「覚える事に時間費やしすぎた」と後悔しました。
定番本を読んでいると、後のページで解説している内容の用語等が突然出てきたりして、それを調べるのに費やした時間が無駄でした。先に書いたように、定番本はさっさと読み切り過去問に時間費やすべきでした。
「解いて覚えろ」は後回しにすべきでした。単純に問題にトライするだけでなく、答えの説明とか読んでる時に元のページに戻って説明読み直しとかしているとページの移動で効率が悪いです。行ったり来たりだと集中できなくなり、効果も薄かったです。
個人の知識や経験にも依存しますが、電気理論と配電理論にもっと時間かけるべきでした。試験当日、会場に向かうまでの復習でも重点的にやった問題とほぼ同じ内容の問題があったのですが、なぜだか何回やっても計算が回答選択肢とあわず、結果として誤答になりました。もし、正解数29問で落ちてたら、めちゃくちゃ悔しかったでしょう。
過去問にはもっと時間をとるべきでした。実際の試験通りに時間を設定して過去の試験問題を何回かやったのはよかったのですが、過去問集の本に時間を使えていません。多くの問題が出ていて説明等もわかりやすかったのですが、50問毎の模試形式ではなく、各章で多くの問題があるため、一通りやるには時間が足りませんでした。
まとめ
当たり前ですが、勉強の時間には余裕を持ちましょう。3週間は妥当な感じはしますが、1日1時間しか勉強しないのであれば、足りないと思います。
とにかく過去問やりまくりましょう。習うより慣れろです。試験形式は実際の過去の問題を、特定の部分を集中したいのならば過去問集使いましょう。
アプリやYoutubeを使うかは個人の判断です。が、Youtubeは特定の箇所を後から参照しようとした場合、その管理が面倒なので、個人的にはお勧めしません。特定のトピックにフォーカスした短い動画なら良いかもしれません。
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