私がテトリス実況をしている時、何を考えているのか？という話

へるまん | After_5_Star

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翌日(12月3日)→Mityanさん(リンク)

どうもへるまんです。
この度テトリス Advent Calendar 2024(https://adventar.org/calendars/9931)が開催されております。

私もテトリスコメンテーターとして何か残せないかと思い、参加させていただきました。
文章を書くのが苦手なので読みづらく内容不足になってしまうかもですが、読んでいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。



へるまんって誰？

気持ちはわかる。実際プレイヤーとしてはほとんど実績もないからね。
じゃあ何してるの？というとテトリスの試合の模様を実況する、
いわゆる「コメンテーター」をやらせていただいてます。主に

…などなど、様々なテトリス大会でコメンテーターをさせていただいています。
ちなみに、去年のPuzzle Kingdomの年間表彰(Stacky Award 2023)で、英語を除くコメンテーターに贈られる「INTERNATIONAL COMMENTATOR OF THE YEAR」を受賞しました。うれしかった…

実況している時に考えていること

「実況」と「解説」の違い

私は自分のことを「実況」の人だと思っていますが、たまに「解説」と言われることもあります。そもそも「実況」と「解説」の違いは何でしょうか？

じっ‐きょう〔‐キヤウ〕【実況】 
現実のありのままの姿。実際の状況。「—中継」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%AE%9F%E6%B3%81/

かい‐せつ【解説】 
［名］(スル)物事の要点・意味などをわかりやすく説明すること。また、その説明。「映画の内容を—する」「ニュース—」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%A7%A3%E8%AA%AC/

国語の成績が悪かったので合っているかわかりませんが、ざっくり言うと、「実況」は起きていることを伝える、「解説」は過去起きたことを伝える、みたいなものだと思っています。
この定義でいうと、私は間違いなく「実況」に分類されると思っています。テトリスというゲームは、ゲーム中に展開が落ち着く時間がほとんどないため、とにかく起きていることを伝えていかなきゃいけない。そういった点でも私は自分を「実況」の人であると思っています。

人間の視野は結構狭い

私は、テトリスをプレイしている時に相手の画面を見る、いわゆる「凝視」があまり得意ではありません。そのため実況する際にも両方の画面を一度に見ながら実況することができません。そもそも人間が物の形などをきちんと認識できる範囲は1～2度ほどしかないらしく、詳細に実況しようとすると、どうしても両画面を見るのは難しいと思っています。いつ試合の展開が大きく動いてもいいように、細かく視点を切り替えながら両方の画面を把握しておくことが大切かと思います。

人間の視野は左右の眼を合わせると180度以上あります。 片眼の視野は鼻側に約60度、耳側に約100度、上方向に約60度、下方向に約70度と言われています。その中で、標識の文字を読むなど、モノのカタチや色などがキチンと認識できる範囲を中心視と言い、わずか1～2度ほど。中心視のまわりの必要なものを識別できる範囲、有効視野は左右に35度ほど。その外側である周辺視野では、カタチや色などをハッキリと認識することはできません。

https://global.honda/jp/safetyinfo/think_safety/vol14/vision/

盛り上がるところではとことん盛り上げる

実況には起きていることを伝える以外にも、試合の盛り上がりを伝えるという役割があると考えています。
せっかくスーパープレイで試合が盛り上がっているのであれば、実況も盛り上げていった方がもっと盛り上がれる。
そう思っているので「すごい！」と思うシーンでは感情的になれるといいかな、と思います。
以下は個人的に「盛り上がるな～」と思うシーンですが、これ以外でも「すごい！」と思ったらそれを伝えていけるといいですね。

  • 超火力や超耐久、連続パフェなどのスーパープレイ

  • 点差をつけられたビハインドからの脅威の追い上げ

  • 勝敗を決する重要な終盤の戦い

そのほかいろいろ

参考にした実況は？

ズバリ競馬実況です。
競馬は60km/h近いスピードで進行しながら、1～2分のレースの中で目まぐるしく展開が変化し、その中で最大18頭の競走馬全ての動きをフォローしなければいけない…。
テトリスもゲームスピードが速く、積み方や消し方、タイミングによって形勢があっという間に入れ替わったり、その中で積みの一つ一つをフォローできることが望ましい。
こういった点から競馬実況とテトリス実況の関連性は高いと思っています。
(以下、最高な競馬実況動画を貼っておきます。とにかくすごい…)

実況しやすいテトリスは？

これは人によって様々だと思いますが、私は「Tetris Effect: Connected」だと思います。
理由はいろいろありますが、一番大きいのは「『ZONE』という仕様のおかげで展開にメリハリが生まれ、ゲームスピードが落ち着きやすい」という点です。
ZONEは発動中はせり上がりがなく、またZONE中に打ったTスピン等の火力、消したライン数がそのままATTACKの差に表れるので、試合中に数字ですごさがわかるという点も伝える上ではやりやすいと思っています。
(以下の動画は。私もコメンテーターの一人として参加させていただいた公式大会の模様です)

最後に

いろいろと書いてきましたが、これが全てではないと思いますし、人それぞれに考え方があると思います。
あくまで私の考え、ということでご認識していただければと思います。
テトリスコメンテーターはやっていただける方が多くないのが現状です。
それこそぷよぷよのおいうリーグみたいに、テトリスでも代わる代わる、いろいろな方が十人十色の実況を見せてくれることを楽しみにしています。
またわからないことがあれば、X(旧Twitter)で聞いていただければ答えられる範囲でお答えしますので、これからもどうぞよろしくお願いします！

最後に宣伝になってしまいますが、「Tetris Effect: Connected」の公式大会、「Tetris Effect: Connected World Championship 2024」の大トリを飾る部門「TRI-EFFECT-A」が日本時間の来週8日(日曜日)に行われます！
日本からも出場権を獲得したプレイヤーが何人か出場しますので、ぜひご覧ください！
日本語配信は以下のチャンネルで行われますので、是非フォローしてお待ちいただければと思います！

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