武蔵小杉の呼び名は、コスギかムサコか
どっちでもいいと言えばそれまでですが、超高層マンションラッシュが続く川崎市の武蔵小杉エリア。東海道新幹線でも真横を通過するので、関東の方のみならず、他県の方もご存知かもしれません。
武蔵小杉という地名
Wikipediaによれば、「武蔵小杉」の名称は、1927年に南武線(南武鉄道)の駅が開設される際に初めてつけられたもの。当時、富山県には小杉駅が既にあり、区別のために旧国名を置いた「武蔵小杉」とされた。とあります。
首都圏には武蔵〜という駅名が多いように、もとは鉄道会社がつけた名前で、正式な地名は小杉です。江戸時代には小杉宿という町があったり、近くには、徳川家康が鷹狩りで訪れていた小杉御殿もありました。
ムサコと略する地名が複数
武蔵小杉エリアを再開発するエリアの愛称として、MUSACOと愛称にしようとしましたが、地元住民などからの反発もあり定着せしなかった。ムサコと呼ばれてるエリアは、武蔵小金井、武蔵小山など東京都内にも2ヶ所あり、こちらは定着しています。
もともと武蔵小杉界隈に住んでる方たちには、コスギのほうが馴染みがあるようです。
コスギ・ムサコ論争
武蔵小杉周辺のマンション開発が進んだ頃くらいから、長い間住んでいた方よりも、他県などから移り住み始めた人たち中心にムサコと呼ぶ人が増えてきました。またメディア各紙も『 ムサコマダム』と書いて特集を組んだことで、コスギかムサコかの論争がSNSなどで話題になった。
武蔵〜という地名を略して呼ぶのは、東京都内が多く、川崎など東京都外では略することが、あまりない。例えば武蔵溝ノ口をムサミゾとは誰も言わないわけで、もともと武蔵小山、武蔵小金井でムサコと呼ばれていたのに、乗っかった格好となった。
個人的にもコスギの方が、しっくりくる。