雪と海の絶景を独り占めできるトレーラーハウスに泊まってきた話。
「鹿児島に家を借りました!」と言った矢先に、北海道に飛んでいるアフロマンスです。
前回のnoteで、プライベートな話もいいかな?と聞いたら好反応だったので、気を良くしてまた書いています。
行くことになった経緯
Getawayというサービスをご存知でしょうか?
Getaway = 逃げる
その名の通り、何かとつながりすぎる世の中から逃げ出すためのサービスで、具体的には森などの自然の中にポツンとトレーラーハウスがあり、そこで泊まれるというものです。
このサービスがアメリカで結構話題になっていて、最近も43.6億円の資金調達をしたとニュースになっていました。
記事の中に「あなたが必要とするすべてのものを提供し、あなたが必要としないものは何も提供しません」というコメントがあり、非常に共感しました。今、欲しいのはこういうことだよなと。
このニュースを見て、SNSでシェアしたところ、北海道で近いサービスをやってるので、遊びにきてくださいーというコメントがきました。それが今回宿泊した「MOVING INN」です。
サイトを見ただけで、「何これ最高じゃん。絶対行く」となりました。
実際どうだったかはこれから写真付きでお話しします。
旅の同行者
旅に同行してくれた頼りになる2人。
代官山でスタジオを経営するオシャレダンサー、DJのMiya Satoshi
食とオシャレに貪欲なUXデザイナーのAya Tokuda
アメリカのバーニングマンに、リュックサック1つで行くくらい無計画なアフロなので、旅の行程は2人に頼りっぱなし。
MOVING INN以外の宿泊や食事など、色々手配してくれたのですが、そちらも最高だったので、最後にオマケで情報つけておきます。
雪と海の絶景を独り占め。バンライフリゾート「MOVING INN」
早速、実際どうだったかを語りますね。
16時過ぎくらいに到着。スタッフから簡単な説明を受けます。ゲストの時間を邪魔しないという意思なのか、本当にサクッと説明して、早々に車で去って行きました。
逆サイドからの眺め。周囲には同じようなコテージもなく、スタッフもいません。僕らだけの貸切のロケーションです。
トレーラーハウスの中はこんな感じ。
いや、もう完全に立派な部屋です。
暖房、水洗式の綺麗なトイレ、小型のキッチン、シャワーなどが完備されています。あと、地味にコンセントがたくさん付いているところもよかった。
表のテラスには、バスタブがついています。事前に着く時間を連絡していたので、ホカホカ状態。というより、熱湯風呂。薪を焚べて温めるタイプなので細かい調整はできないです。まぁ、それも楽しい。
そして、バスタブの横には、モバイルサウナがついてます。こちらも薪を焚べるタイプ。車で牽引できるので、いざという時は行きたい場所に連れて行くこともできる(多分)
基本はそんな感じ。
日が暮れないうちに早速楽しみましょう。
天気の良さも相まって、このロケーションで熱々のバスタブに入るのは最高。
モバイルサウナですが、80〜90℃くらいになります。貸切なので、ロウリュし放題。さらっとアロマもおいてありました。サウナを存分に楽しみます。
日が暮れて行く中で、外気浴。外の気温が3℃くらい。気持ちいい。
日が暮れたら、トレーラーハウスで食事をつくり、そのあとは焚き火を囲ってゆっくりする。気の知れたメンバーなので、それぞれ自由に過ごしました。
・・・
翌朝、日の出は海の方角から(僕は起きれず、Aya Tokuda撮影)
朝から再びサウナ
からの雪にダイブ(気をつけないと、全身血だらけになるので注意。事前にクッション具合は確認しておきましょう)
Miyaさんにコーヒーを入れてもらって、ととのう。11時チェックアウトなので、片付けて出ました。
体験してみた感想
アウトドアの楽しさと快適性のブレンド
体験して一番実感したのはここ。
砂漠で椅子で寝るくらい、それなりにアウトドア耐性のあるアフロですが、トレーラーハウスのドアを開けて一歩中に入ったときの安心感は半端ない。
外気温3℃くらいなので、サウナから出てきた時はいいけど、しばらく外にいると相当寒い。そんな中で、暖房が効いてる部屋があり、水があり、電気がある室内が目の前にあるということ。
ドアを開けて外に出ればバスタブ、サウナ、焚き火のアウトドア体験、一歩部屋に入ればホテル並みの快適性が隣り合っていて、行ったり来たりできるのが最高でした。
ロケーションとトレーラーハウスの可能性
ロケーションが最高な訳ですが、もう一歩踏み込んで大事なのが、周りに誰もいないということ。
この場所は1日1組限定。スタッフもおらず、他人を気にせず楽しむことができます。
そして、トレーラーハウスなので、今後の展開として、移動することもできる。前述のような満足度の高いアウトドア体験と快適性を保ったまま、シーズンや時代に合わせて変えられるというのはまた魅力だなと思いました。
行こうかなと思う人へのアドバイス
・僕らは一泊二日だったんですが、二泊以上することをおすすめします。一泊だとこのサービスをバタバタと楽しむ感じになるので、ちょっと勿体無い。
・一緒に行く相手は大事です。トレーラーハウスで、壁もないワンルームみたいなものなので、ゲスト同士のプライベートはほとんどない。気のおけない仲間と行くと楽しめると思います。
・キッチン道具やアメニティも割と充実してます。一度入ったら、買い出しとか行きたくなくなるので、事前に細かく確認しておくといいと思います。
という感じでした。
結論、かなりよかった。最高。
また行きたいし(次回は二泊以上)、体験の企画をやっている身としては、こういう場所をつくりたいなと思いました。
※今回、一円ももらってないし、宿泊代も普通に払っているNO PR記事なのでご安心ください
最後におまけ。
他にも色々と行ってよかった場所、会えて嬉しかった人をご紹介します。
氷のバーと露天風呂がある「しかりべつ湖コタン」
オススメの場所をSNSで聞いたら教えてもらった場所です。
凍った湖の上に、氷のバーや氷の露天風呂が設置されています。
バーのカクテルも氷だったり、中がチャペルのようになっていたりで、この時期に帯広方面に行くなら、ぜひ立ち寄りオススメです。
泊まれる牧場「ヨークシャーファーム」
羊牧場の中にある宿。
煉瓦造りのイギリスの郊外にありそうな建物で、いい雰囲気。
羊飼い体験ができて、仔羊からお母さん羊まで、たくさんの羊と触れ合えます。そして、夜は仔羊のステーキ、、哀しいかな、それが実に美味しい。
季節によって、雰囲気が大きく変わる場所なので、次は夏に行きたいなと思った場所です。
もう一つの目的、糸冬工藝社の濱口さん
実は今回の旅にはもう一つのきっかけがありました。
凍った湖を円形に切って回転するステージをつくるという、理屈はよくわからないけど、最高だな、と思わず口に出てしまう面白い試み。
これも何の気なしに、面白いなと思ってSNSにシェアしたら「北海道で知り合いが同じことやってるよ。紹介しようか?」とコメントをもらいました。すごいなSNS!
そして、実際やられている動画がこちら。
完全に一致!
そして、つなげてもらったのが糸冬工藝社の濱口さん。会いたいと思って、北海道まで行ってしまいました。
動画のアイスカルーセル(カルーセルはフランス語で、メリーゴーランドの意味)は、2月までしか厳しかったので、やってみることはできなかったですが、面白い話をたくさん聞けました。
他にも、氷でできたアイスホテルや、氷でできたアイスサウナなど、なんでも氷でつくってしまうお方。
語り出すと、これで一本書くことになるので、割愛しますが、「ぜひ何かやりましょう!」と盛り上がったので、新しい氷の体験を虎視眈々と企てていこうと思っています。
他にも、美味しいお店やロケットの見学など、たくさんありましたが、こんなところで!(プライベートなゆるい日記にするつもりが、結局長くなってしまった…)
以前行った上川町もでしたが、改めて北海道がアツいということを実感しました。今回の旅をヒントにした新しい体験づくりや、機会があれば北海道での企画もやりたいなと思いました。
面白い場所や人、機会などあればぜひ教えてください。
あと、なんやかんや長くなってしまいましたが、面白かったよ!という人は❤︎押してもらえると嬉しいです!(また頑張る!)
それではまた!