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3rd Album『Balkô』制作秘話

アルバム制作エピソード、最後は最新作『Balkô(バルコ)』でございます。

Balkô / バルコ(ウォロフ語:受け入れよう)
パワーとエネルギーのジェンベ・マスターにして慈愛と優しさに満ちたボーカリスト、セネガル出身の伝承音楽家 Omar Gaindefall を筆頭に、ギタリストの Yusuke Tsuda、ソロ活動も精力的に続けるベーシスト SuzKen、Nautilusのドラマーでもある Toshiyuki Sasaki が集い、前作『SANTAT(サンタット)』からおよそ2年を経て、遂に最新アルバム『Balkô』がリリースされる。
キャリア初の7inchシングルカットとなった「Boula niit tognié (ブゥラニットニェ)」、かの BOB MARLEY の代表曲である ”GET UP, STAND UP” の意味を冠した「Diogal dawal (ジョガル ダワル)」など、強靭なファンクネスを帯びたキラー・トラックから、デザートブルース meets ジャズ、TIKEN JAH FAKOLY をも彷彿とさせる哀愁のアフリカン・レゲエまで、色彩豊かな6曲が収録されている。
世界中のダンスフロアで再注目が進むアフリカ大陸全土のダンスミュージックだが、ここ日本でも着実にリスナーを増やしている。日本から世界に向けて発信される、西アフリカ音楽の新たなる道標がここに完成した。
(by ラテン鈴木)

最新作とはいってもリリースは2019年6月なので、もう1年経ちます。

『Begue』のことを書いたときに、もう6年前だなんて早いなって思ったけど、『Balkô』リリースからもう1年経ってるなんて早過ぎる。。。
  →(『Begue』制作秘話)

時が経つのってほんとに早いです。

小学校の6年間なんて、これ終わりが来るのかな?ってくらい長かったのに。。。

子供の頃の時間と大人になってからの時間は同じはずなのに違うように感じます。
それだけ毎日が濃かったのかな。
今とは濃さの質が違ったのかな。

20分の休み時間で校庭出てサッカーして汗だくになったりしてたしな〜
今考えれば20分なんてあっという間ですけどね。

おっと、そんな話じゃなくて、『Balkô』です。

これは前回の『Santat』とは違って、都内のスタジオで2日間かけてレコーディング。
  (↓『Santat』制作秘話)


そしてさらに別日にエンジニアさんが管理する別のスタジオへ行きダビングという作業をせっせと行いました。

そして!

この作品は何と言っても、Afro Begueとしては初めてゲストを招き制作した記念すべきアルバムです!
👏🏻👏🏻

(あと、僕的には、Afro Begueで初めてエレキギター弾いたり、パーカッションも演奏したりしています、、、)

まぁね、僕の話はどうでもいいんですよ!

気を取り直して。

まずはコーラスで参加してくれた、
Hanah Spring!!

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彼女の5オクターブの美声はハンパじゃないです。

あんな声に生まれてたら、そりゃ歌うよな〜って。

でももちろん、ギフトだけではなく、あの声とそれを生かすテクニックとそしてソウルは、彼女自身の経験と努力と向上心の賜物なんだと思います。

リリース後にHanah Springと各地でジョイントライブをさせていただきましたが、一緒に演奏してて聴き惚れてしまう歌。
こんな素晴らしいシンガーと一緒にやらせてもらえている幸せを感じながらのライブは、それはそれはもう至極の喜びです。

セネガルの言葉ウォロフ語の歌詞も覚えてくれて、Omarの得意技『急にソロ振る攻撃』に対してもバチーン!とキメてしまう彼女の歌は、ほんとにスペシャルです。


そして、2人目のゲストは、キーボード森 俊之さん!

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こんな凄い方に参加していただけるなんて、もうほんとに最高でした。

森さんといえば錚々たるアーティストとの共演歴を持ち、日本屈指のキーボーディストといって間違いのない、正に唯一無二の存在です。

実はAfro Begueの曲には楽譜がないんです。
楽譜に書き切れないことばかりで。

そんな中、森さんはいとも簡単にこちらの意図に応えてくださり、さらにその上をいくという離れ業をこれまたいとも簡単にやってしまうという、正に百戦錬磨の凄腕をまざまざと見せつけてくれました。

レコーディング演奏自体は別録りだったんですが、ライブでようやく初めてご一緒させていただいた時には、シビれるっていう表現が一番合う、そんな感じでした。

本番前は、大丈夫かな〜?心配だな〜?なんて言ってたのに、、、
嘘つきー!
って感じですがw、
とにかく物凄い世界に誘う森さんのキーボード

なんかもうマイケルジョーダンみたいに次から次へと独創的な世界へ連れて行ってくれて。
しかもそのライブの時にはあのスーパードラマー沼澤尚さんもご一緒してくださり、それはそれは大興奮でしたよ。
あ、マイケルジョーダンの件はただの例えなのでスルーしてください。
NBAが好きなんです(^^;;

ちなみに、アルバムの演奏にはまだ参加していただいていませんが、沼澤さんにはCDへコメントを寄せていただいたり、数々のご縁をいただいたり、そしてなんと言ってもライブでご一緒させていただき、ビシバシと沼澤尚バイブレーションを注入していただいたりと、これまた大変お世話になっています。

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もはや説明不要のグルーヴドラマー沼澤尚さん

一緒にやらせていただく時には僕の後ろに沼澤さんっていうセッティングが多いのですが、後ろからほんとビシバシ波動がきます。

沼澤さんがここにいる!って、その存在感たるやハンパじゃないです。

勢い余って沼澤さんのお話しまでしちゃいましたが、こんな素晴らしいミュージシャン、エンジニア、デザイナー、レーベル、スタッフ、そしてメンバーのエネルギーが合わさり、この『Balkô』は完成しました。

CDデザイン by Tatsuya Horikawa

『Balkô』とは受け入れようという意味

今は世界的に大変な状況が続いていますが、人々がこれを許容出来るようになり、またみんなで集まれる日が早く来ることを願うばかりです。

共に乗り越えよう!

by ユウスケ


▼1st Album『Begue』制作秘話↓

▼2nd Album『Santat』制作秘話↓


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