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電話は2コール以内に出ろ!

教員になった年の
夏休みの日直に初めてなった時、
教頭先生から「電話は2コール以内に出ろ」と指導されました。
電話に出ても
自分への電話の可能性は低いから
取り次ぐだけ時間の無駄なのじゃないかと
当時は思いました。

教頭が大体管理職として学校を把握しているのだから
教頭が出るのが一番早い
実際に一番職員室にいるのだから

そして、当時その教頭は電話に出るのが早かった。
1コールが鳴る前に出ていた。
そして、それに勝つように私にプレッシャーをかけた。

目の前に電話はあるけれど、
教頭には敵わない。

教頭の仕事なんだろうと思っていた。

まぁ若かりし頃だったのでやけになって
競争していた。

何度かに一回は勝つこともあった。
でも電話に出ると教育委員会やPTAで
結局教頭に取り継ぐことになった。

しかし、それを繰り返すうちに気づくことがあった。
学校は、いろんなところから電話がかかってくる。
こちらは、必要な時に家庭にかけるくらいしか、
電話は使っていないが、
業者や地域の方、
わけのわからないセールス、
一日中学校には電話がかかってくる。

学校へはいろんな関わりがあるのだと知った。
そして、電話対応も勉強になった。
変な敬語を使わないように
言葉に気をつけるようになった。

教頭にそんな意図があったかどうかわわからないが
急いで出ようとする私の姿を見て嬉しそうではあった。

そんな夏休みの日直の話でした。

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