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残業しない習慣

私は当時、中学校の教員で部活動も指導していたため、7時半からの朝練から始まり、放課後は6時半まで部活を行い、校務はそれから行なっていました。仕事の方がつくのが大体8時半くらいそれから帰宅するとあとは寝るだけのような生活でした。若かったからできたようなもので、毎日13時間の労働をしていたら体が持ちません。

本来教員の勤務時間は7時間45分となっており、45分間の休憩、休息の時間が取ることになっています。実質7時間労働、特給法で4%の上乗せがあるので、だいたい1日30分の残業となります。

部活動は今はだいぶ緩やかになったので、勤務時間開始の8時15分に少し余裕をもって8時5分に出勤し、退勤は30分追加の17時15分となります。部活動を6時までで切り上げるとして週3日部活をすれば、部活のない日は定時退勤しても残業時間をオーバーしてしまします。

ほぼ無理な話になりました。

多分公立学校の先生方はこのような計算はしていないと思います。

なぜなら仕事が終わらないとか子供のためだとかという理由で多くの先生が残業をしているからです。そして、遅くまで残っている先生が頑張っている先生だという誤った認識がいまだに根強く学校社会には残っています。

全く時代にそぐわないナンセンスな話です。

定時に退勤すれば5時には近くのジムに行くことも、映画を観に行くことも英会話を習うこともできます。そういった自分の時間を作らずに仕事一本で生活している先生の多いことにびっくりします。

そんな状態で自分の人間としての幅を増やすことはできるでしょうか?子供達のためにまずは自分の心に余裕があって、自分で学んで成長する喜びを知らずに子供達に健全に向き合うことは難しいでしょう。

仕事が終わらない?

目の前のパソコンを閉じれば仕事は終わります。

勤務時間以外の仕事は全てサービスで自分の大切な時間を切り捨てていることに気づいて、どんどん定時で帰ってください。そうすれば、どうしても定時で帰れなくて残って面談をしなくてはいけなくなった時や、子供と向き合わなくてはいけなくなった時に全力で向き合うことができます。

あなたの頑張りはそんなに子どもに影響ありません。
無理をすることであなたの心が荒むと多くの子どもたちに影響があります。

時間の大切さを教える教員が自分の時間を大切にしましょう。

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