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2021/07/28 朝の話

給食を食べていると食べ物の好き嫌いの話になることがあります。

私は、貝があまり得意ではありません。出されたら食べますが、自分から選んで食べるようなことはしません。

嫌いな食べ物があることを生徒が知ると「先生にも嫌いな食べ物があるんだ」と驚かれることがあります。先生は普通の人間ですから好き嫌いもあるよと話すと「ふーん」という感じです。

これは、「食べ物の好き嫌いをしてはいけない」という指導によるもので、先生が、そういう話をするから当然先生に嫌いな食べ物があることに違和感を感じたのだと思います。

食べ物の好き嫌いをしてはいけないでしょうか?

答えは簡単でノーです。
それこそ、一番身近な多様性の話題ができる良い題材です。
自分が好きな食べ物だけど、この人は苦手なんだとしれば、人は一様でないことが容易にわかります。それを認める素地を養うことができます。

食べ物の好き嫌いの話は栄養の面で、バランスよく栄養を摂ることができなくなるということがポイントです。食べず嫌いということもあります。どこで、突然食べられるようになるかなんてわかりませんから、無理してでも食べなさいなんて指導はせずに、食事は楽しい時間だということを教えたいです。

今はコロナ禍で話ながらの食事もできない状態です。そんな中でも食事中でない場面でも、食事の素晴らしさを伝えられる場面を意図的に設けて、今後みんなでワイワイしながら食べられる日を楽しみにしたいです。

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