2022冬にNYC旅行したことの記録
2022年の12月に、NYCにいきました。
コロナのおわりが見えてきた頃、久しぶりすぎる海外、久しぶりすぎるNYCへの再訪を計画し、いってきました。
準備から帰るまで、帰ってから思ったこと。
すぐ忘れるので何をしてるかの記録します。
いくまで
1ヶ月前
仕事の隙間のような、人生の転換期のような時が訪れたので、えいやとNY行きを決める。行くのは1ヶ月後。航空券は、たまりまくったマイルで予約する。予約をしてから、全てが始まるのだ!
それから一緒に行ける人を探したけど当然いないので一人旅決定。そりゃそうだ。
NYに住むお友達に会いに行きたい連絡をする。
コロナ関連でいろんな制限がありそうだけど、外務省の通達とか読むけどよくわからない。
Google検索で情報を探すけれど全て2019年くらいで情報が止まってる。空白の3年間。
verify?のアプリ入れたけど2週間前からしか手配できないって。
3回ワクチンはしたけどどうなるかな。
3週間前
今年の夏にNYC旅行したことをインスタにあげてるお友達がいたので、聞きたいです!と連絡してみる。SNSってすごいよね、時空を超えて人を繋げてくれる。
連絡したら会うことを快諾してくれて、行くと良さそうな場所やNYCのムードのリアルなところを教えてもらう。ガイドブックももらった!だんだんワクワクが増してくる。
Wi-Fiの手配方法はeSIMということを知り、アプリを入れる。
突然ワクチンの4回目を打つ気持ちになり予約。渡航くらいに効く計算。
やっとホテルを決めた。チェルシーのホテル。築年数が古いとげんなりするから新しいホテルが良くて、でも築年数を調べるのがめちゃ難しかった。開業時期を検索しまくってやっとみつけたら2022年3月って書いてあったので数ヶ月前。よかった!
2週間前
ワクチン期限切れだったらやだな、と思ってワクチン4回目を受けに行く。即日で接種アプリに登録できた。楽ちんだな〜
NYCの本を買ったり、ネットで調べたり。
年末に近づくにつれて、仕事や家庭のバタバタ時間であっというまにときがすぎる。
1週間前
Google mapがとても便利なことに気づき。今更すぎるけど、ちゃんと使ってなかったことの機会損失を恨むレベル。何をするつもりかもわからないまま、ただただいきたいところにピンしてたらすごいことになる。
せっかくの海外だし、ジュエリー見に行ったりするのかもと思って、一応ネイルしたり、美容院行ったり。
服は持ち物で行こうと決めたのであんまり買ってない(あんまり。ってことは。。)
すぐ前
天気予報チェック。
プリントアウトしたもの。
パスポートコピー
ESTA
宣誓書
接種証明
ホテルの予約ページ
全部小さめに印刷、二つ折りにして、ポストイットつけたらバッグに綺麗に収まって便利であった。
準備で気にしたことメモ
ネット環境ちゃんと調べる。心配だったのでWi-Fi借りた。4Travel経由のグローバルWifiにしてみたら、公式サイトよりもクーポンでだいぶ安くなったミラクル。
空港からの移動どうするの問題は、タクシーの治安や現地で使いやすいアプリを調べとくのがよし。
ワクチン証明書を区役所にとりに行くのか問題は戦々恐々としてたけど、マイナンバーカードがあれば結局コンビニで出せた。便利。。
コンセントの形状はアメリカは気にしなくてよかった。
出発
羽田いきの空港
朝の通勤ラッシュにあたってたので、空港にはタクシーで。タクシーの運転手さんによると、国際線の第三ターミナルに行くのは久しぶりだそう。第二ターミナルからも国際線が出てるらしく、そちらから行く人ならちらほらいるんだけどねとのこと。コロナの間、人の動きが違ったんだなというのを実感する会話。
羽田でのチェックインはほとんどタッチパネル。あらゆるところで年配の人たちが困っていたけど、私には快適。
おじさんが、タッチパネルでなにすんの?あっちでできんの?とか話しかけてきたが、なんで私にタメ語なのかな・・。失礼しちゃうよね。困ってるんだろうけど、敬意の欠けた人に親切にしたくなくなっちゃう・・一瞬で人をイライラさせる才能なのかもしれない。
JALを利用したので、荷物預ける時に接種証明かverifly見せて、って言われた。アプリの場合はスマホロック解除でちょっと焦るのでなんでもデジタルでできるけど、紙で印刷して持っていくのはちょっと安心かもしれない。
出国前は空港チェック。羽田空港は、朝8時過ぎはまだお店が開いてないところが多くて、しかし吉野家があいてた。吉野家あるっていいよね!コンビニ的なところが見当たらなくて困ったけど、セブンの袋持ってる人がいたので多分どこかにはあったんだろう。朝8時半から酒盛りしてた男性3人組、どこいくのかな。楽しそうだなあ
手荷物検査はペットボトルだけは捨てたけど他は何にも言われなかった。身体検査はあったけど、国内線とほぼ変わらないセキュリティ。
行きのフライトのなか
たしか初めて海外旅行をしたのは20歳前後ぐらいで、欧州だった。そのときはお金がないから直通便じゃなかったはずで、しかも海外の航空会社だったような記憶。10数時間のフライトが長くて長くて、でも出てくる食事が目新しいから楽しくて、CAさんとの会話は日本語じゃなくて英語で、困惑しながらだったとおもう。フライトの夜中にミニカップラーメン食べたり、焼きたて風クロワッサンがサービスされたのが印象深い。どの航空会社だったかも定かではない。
今回は一人旅だし、Netflixでいくつかドラマをダウンロードしていった。でもスマホを見る気持ちにもなれず、何話かドラマは見たけれど、ぼけーっとしていた。映画はトップガンマーヴェリックをやっていて、見てたら元気が出て、いつのまにかついちゃった。12時間ぐらいだったのにあんまり長く感じないのなぜだ。
NYCで過ごしている中で
到着した日のテンション
到着して、空港からタクシーに乗ってホテルまで。JFK側から見えるマンハッタンの全景がうわーっと見えてくる景色が大好きなんだけど、ちょっと天気が悪くて見えず、いつのまにかマンハッタンについてた。タクシーの運転手さんと、最近観光客はどうですかーと雑談したんだけど、個々数年全く英語使ってない割にちゃんと意味のある会話を話せたのが意外。到着したら、「Have a nice Christmas!」って言ってくれて、ものすごくハッピーになった。12月の旅行って初めてだけど、クリスマスの威力すごい。
ホテルにチェックインしようとしたら予約がないって言われるとか、ありそうなトラブルにちゃんと巻き込まれた。一応予約の紙を持っていたのでコトなきを得たけど、ホテル予約できてなかったら、どうしたんだろうな。
ホテルWifiも個人名と連動しているとかで、自分で設定できないのでホテルの人が私のスマホを操作し、日本語設定を英語に直すのに一苦労だったり。小さなトラブルが疲れた体に響く。
チェックイン時間の前に到着だったので、荷物をホテルにおいて散策する。お昼ごはんをどこでたべようかとピンした場所にいってみるも、信じられないぐらい人がたくさんいて並んでるし、メイシーズの近くのシェイクシャックを目指してみたところ、全く落ち着けない雰囲気かつ待ち行列もすごくて驚き。ちょっと雨も降ってる。
もうこのまま私は何も食べられないのかもしれない、なんでこんなところに一人できたのだろう。寂しいしひもじいし、悲しくてたまらなくなってしまう。時差ボケと、天気と、空腹のせいだというのはわかってるんだけど、とにかく悲しくてたまらなくて、気持ちのアップダウンのうちダウン側の悲観度合いがすごくて自分でびっくりする。でもそれをコントロールするのが大変難しくて、笑える。
結局ごはんはトッピングを選んで食べられるランチプレートみたいなところにしたのだけど、英語でトッピングを選ぶのがハードルが高くて、その緑の野菜いれないのかとか(その見たことない野菜なに?)、何種類選んでいいのかとか(何種類でもいいと言われたけどほんと?)、ライスの種類どれだとか(なんでご飯が数種類あるんだよ)とか早口の英語できかれていちいち聞き直す自分にさらに凹む。受け取ったプレートがそんなに美味しくなくて、量も凄まじく多くて、更に凹む。
凹んでるなーとおもいながら、NYCに住む友達に「こんなに凹んでいる」という状況をLINEして、雨もあるし気分落ち込むよね、って共感してもらえてとっても安心した。共感の威力!
そんなわけで、だいぶテンション低めにホテルに戻り、ベッドに横になりながら、もう一生一人で旅行なんてしません、もう一生海外旅行なんてしません、なんで5泊とかにしたんだろう、もっと短くすればよかったとネガティブすぎる後悔と将来の誓いをしました。疲れってよくないね。
翌日以降のテンションは爆上がり
翌日ちゃんと朝おきて、街を歩いてたらどんどん元気が出てきた。街の構造を知り、土地勘がわかってきたら不安が解消し、明らかに元気になった。
友達にも会えて一緒にランチしたり観光したり。日本語で会話をしていたら日本に昔住んでいたというカナダの女性から声をかけられて、なんだか仲良くなって写真とったりLINE交換しちゃったり。
20代の頃に旅行しているときは、英語に臆病で声小さくて聞き直されて凹む、とかもよくあった気がするけど、40代はそんな恥ずかしいっていう気持ちがすっ飛んでしまい、言いたいことは言う、大きな声で喋るっていうのがいつのまにか身についていて、日を追うごとにすごく自由になった。人とのコミュニケーションにおいて、年齢を重ねることで羞恥心が減るっていう効果もあるんだなと思った。
最終的には「NYCサイコー!次はどこいこうかな!」って考えるぐらい復活。数日間で人間が生まれ変わったとおもうぐらい、自分の機嫌の最高と最低を経験したので、もうなんでもこい!という気持ち。
いったこと、やったこと
一人で泊まるホテルだったのでチェルシーのMottoに泊まったんだけど、どこでも歩いていけるし、電車の利便性もよかった。
史上稀に見る円安の時期だし、外食は多いし高い。一人旅でレストランと言う度胸もあんまりなかったので、ホテル近くのホールフーズで夕飯を買って帰るというルーチンを見つけてからはとても安心して過ごせた。
ブルックリンにフェリーでいく、ウォールストリート、5th Ave、セントラルパーク。エルパト(エルメスの店舗を巡る)、最新の展望台Summitで風船と戯れる、ルーズベルトアイランドのトラム。お友達のキッズの小学校へのお迎えでNYC生活を垣間見る。aloでトレーニングウェアを買う。Crate & Barrelでキッチン用品。フードマーケットのThe Tin Building by Jean-Georges。NYCっぽい写真とるためにタイムズスクエア。チェルシーのスタバリザーブ。Hudson Yards。ホールフーズで健康に良さそうなサプリを見る。今のNYCで、どんな企業が元気なのか・何が流行っているのかを感じる。
5泊もしたのにマンハッタンだけで過ごした!
なにより、クリスマスシーズンのNYCのたくさんのクリスマスツリー。本当にたくさんのところでツリーをみた。クリスマス、って私にとってあまり特別なものではないと思っていたけれど、特別に感じる環境だった・・メイシーズのクリスマスのデコレーションや、ロックフェラーのツリーとスケート場。テレビでみたことしかない光景に、こんなに沢山の人が見に来るってすごいなあと。それに、コロナなんてどこへ?っていうぐらい誰もマスクしてなくて、いろんなお店は予約でいっぱいで、クリスマスデコレーションを見るために人がぎゅうぎゅう。
旅でまなんだこと
一人旅でもあるし、一人で考える時間も多かったはずなのに、頭をからっぽにして楽しんだ。
自由であることを取り戻す
一人でNYCに行こうと決めて、ふらっといけるぐらい私は相当自由だと思っていたけど、NYCで過ごしてると、自分で思っていた以上に周りの目を気にして窮屈にすごしていたんだなとおもった。
誰かにそうさせられたわけじゃなくて、自分で選んでいるとおもっていたけれど・・・社会やコミュニティの空気でいつのまにか当然と思っていたことが、実は当然じゃないんじゃないか、意思が小さかっただけなんじゃいか、気にしすぎているだけじゃないのかと思っていたことがたくさんあった。
日本ではマスクをしていたけど、誰もしてないこと。飛行機がJALだったので、帰りの飛行機からマスクが装着の圧が戻ってきたときに、ものすごく不自由を感じた。
服装も、極寒のNYCで毛皮のコートの人もいれば、薄着の人もいるし、高級ブランドに固めまくったおしゃれな人もいれば、トレウェア・レギンスで歩いてる人も多い。誰がどんな服装をしていても特に気にもしないし、好きでいればいいよね、と思う。
見た目といえば、クリスマスパーティがあらゆるところで開かれていたようで、ゴージャスすぎるドレスに身を包んだ集団を見ることも多かった。全身スパンコールのボディフィットしたドレスとか、かっこよかった!
自分で選ぶ、ということが染み付いてる
ちょっとしたサラダを買おうと思うとき、トッピングの選択肢がすごい。お店で何か食べるときの選択肢がすごい。デジタル化も進んでいるのにアナログすぎると思うんだけど、効率・非効率を超えて、みんな会話して選んでる。
持ち帰りのフライドチキンやさんで、私はメニューからセットを選ぶだけなんだけど、隣の大学生は、揚げ加減やらパッケージ方法、付け合せの希望などを長々としゃべってた。自分のしたいことを説明することが自然で、それを達成するための選択肢が予め準備されていなくて、みんながカスタマイズしてる。スタバのカスタムが多いのは私にとっては難しいなとおもっていたけど、まああれも当然なんだなとおもう。選択肢が書いてあるだけ親切。
そして、断られても気にしてる様子もないし、断る方も普通に断ってる。店員さんだからとかもなく、単に自分の役割と、希望と、できることを交換してる感じ。みんな人のこと気にしてない。けど雑談して、会話してる。どんな服でも、季節感もみんな違う。自分から表現しないとあなたは何がしたいの?って伝わらないから、埋もれるのも簡単。
自分を構成する要素が複雑で、それを表現することも、受け取ることも複雑で、それでいいんだなーっていうちょうど良さ。そして、自分の意志に正直に生きることは、その場がないと難しいって帰国して思ってる。
ちなみに、子供たちの教育について教えてもらったこと。クラスでは、いいことをしたらキャンディがもらえて、悪ければ何もない。そうやって善し悪しを評価されることが際立ってるって。教科書もなくて、持ち帰るものは学校で借りた図書館の本ぐらい。ランドセルに信じられない量の教科書を持って通学するのと、圧倒的に違うなとおもった。
どっちがいい悪いではなく、とにかく違う。違いは文化だし、成長につれて方向性の大きな差になるとおもう。
世界は狭く、いままでより強くつながっている
お土産を買おうかな、とおもってNIKEのショップに行った。アプリありますかーといわれたので、日本で使ってるアプリを呼び出してみたら、アプリの表示は日本語なのに、日本語ができない店員さんが「このボタンおしてー」と言ってる。ログイン画面が日本語なのにおそらくUIが同じで言語が違っても店員さんがガイドしてくれる。クーポンも使えるし、ロイヤリティ高まるね。値段とかじゃない、体験の設計だと思った。日本とNYCの距離を感じなくて、同じ場所にいる。
Uberも同じアプリで、同じように使える。到着したよーって英語で電話かかってくるのはびっくりしたけど、電話でもドライバーと連絡できるっていうことを知った。GoogleMapも日本語で見れるし、NYCの状況がリアルタイムでわかる。
支払事情。クレジットカードも、日本のカードだからか、決済の表示画面に日本語で出てくるところもあった。すべてはクレジットカードで、タッチ決済があらゆる場所で使えた。交通機関もクレカで行けるってすごい楽。決済手段がシンプルで、ほとんど現金がいらない。店舗ごとのアプリも少なそうに見えた。
日本のお買い物はLINEのお友達登録、QRコード決済、JRの切符の買い方の難しさとか沢山の選択肢があって、便利そうだけど選択肢が多いから理解のコストかかってるんだなあという印象。
体験することの大事さ
しばらく、体験すること、サボっていたなと思う。
怖いとか、寂しいの感情も乗り越えてみれば楽しい。でもやっぱり寂しい。
旅行って感情をゆさぶるんだなということも収穫。いつも平穏で生きていたいけど、好奇心も忘れたくない。
なんだかまとまってないけど、次に海外旅行にいくときのために。忘れないように。といっていたら、次の旅行も半年後に決まった!もう一生海外に行きませんっていってたの、どこのだれ。