
海のケニア・世界遺産ラム島をご紹介
みなさんこんにちは。
アフリカ大陸、ケニアのモンバサというところにある現地旅行社にいます前田です。
「います」と書いてるのは、私の配偶者の会社だからです。
子育てしながら勉強がてらお手伝いしております。
「いつから旅行会社始められたんですか?」とよく聞かれますが、日本人だからといって私の会社ではありません。
私のパートナーが雇われ社長やレクチャラー、ガイド、ホテルのスタッフなどなど15年の観光業界のキャリアを持って7年前に興した会社です。
私は手伝ってるだけで何もすごくはなく、旦那とスタッフの子たち、パートナー企業やガイドさん、運転手さんたちの頑張りにより成り立っています。
そんな彼らが継続して毎年2回行っている旅行企画。
その1つがラム島ツアー!
私は1回2018年の11月に行きましたが、とても素敵な街並みと同じ海辺でもモンバサとは全く空気感の違う島だったので、また行きたいーーぜひもっと日本の方々にも知ってもらいたいーーーと思いながら今日の記事を書きました。
本記事はまずはラム島のご紹介を。
次の記事でツアーの紹介をします。

ラム等概要
場所
ソマリア国境が近いケニア南東部の島。
ナイロビから飛行機で1時間ほど。
私が住んでいるモンバサからも飛行機で行きます。
飛行機を降りてからすぐ船にのってラム島へ渡ります。
歴史
インド洋貿易で栄えた港町。
東アフリカ地域の貿易の中心となった町です。
700年ほど前からのスワヒリ文化・建築が残っており、2001年島の旧市街が世界遺産に登録されました。
14世紀にアラブ商人たちによってラム島の港が発見されました。
そのあとポルトガルが入植。
オマーンの力を借りながらその地域の貿易を支配しました。
17世紀から19世紀前半はオマーンの保護領になり、経済・政治・文化をさらに醸成させ、スワヒリ文学の中心地にもなりました。
そのあとはイギリスの占領地化に。
ケニアがイギリスから独立を果してから、観光地として注目を集めるようになりました。
訪問のおすすめ時期
これはずばり3月と11月周辺。
そのほかの月は雨だったり強風だったりして、気候によって観光を楽しむのに支障が出る場合があります。
だから下記紹介するイベントも11月ですね。
ここに観光客が集中するので、静かに過ごしたい人はすこーしだけ時期をずらしたらよいかもしれません。
参考記事
ラム島の情報がよくまとまっている参考記事
この人ラム島はおろかケニアにも来たことない旅系ライターさんやなーと思いながら「絶対に渡航しないでください」という2度のメッセージを読みました。笑
が、情報としてはよくまとまっています。
モンバサもナイロビより絶対安全なのに危険度レベルが高く設定されていて、先日まで大使館やJICA職員・協力隊の方々が渡航できない場所に指定されていました。
が、ナイロビより安全だし歩けます。歩きしかむしろ手段ありません。笑
そのモンバサよりもここラム島ははるかに閑静で安心です。
地理的要因で危険度レベル3に設定されているようですが、ケニアの方もヨーロッパ系の方も多く訪れる観光地です。
心配な方は下記に記載する多くの人が集まるお祭りの時期を外すのがよいです。
ラム島の建築は本当に美しい。
壁がきれいな貝。
ざらざらしているので触っても楽しめるのですが特にドア。
ドアが楽しいです。また、おしゃべりスペースのような、日本の縁側に近いものがこちらにもあるので、それも風情を感じます。
ラム等のイスラムはスンニが多め。
モスクの形がモンバサでよく見るものとは違っていたのを覚えています。
次ラムに行くときは、可能であれば中に入ってみたい・・・。
いろんな方のラム旅行記
こちらの方の旅行記にはラムの美しい情景や文化が写真や文章でたっぷりつまっています!
世界遺産になっている旧市街と新エリア(シェラ)の違いも書かれている。
短期間の旅行でこんなに現地に溶け込んで情報引き出して見つけておられて大変尊敬しました。
と思ったらこの方私がケニアに住み始める前に私の配偶者がうちにとめたカウチサーフィンの日本人のともやさんだな!
ともやさんのお兄さんのケニア旅もお世話させていただきました。
ともやさんはたぶん今中米か南米のどこかを引き続き旅行中。
ケニアのシーフードは高い!
普段モンバサに住んでいても、基本食べる魚はケニア西部からやってくるティラピアやオメナ。
私もスペシャルな時しか海鮮はなかなか食べません。
でも海辺にきたらロブスター・イカ・タコ・鯛などなどぜひ楽しんでほしいですね。
そしてダウ船ツアー。
こちらラムでもできるし、モンバサやキリフィでもできます。
ケニアでビーズを作っておられるChuuiさん。
ラム等旅行体験記。
そう。このロバたちがかわいいし、この小道をゆったり歩くのが落ち着くし楽しいのです。
メインのイベント
Lamu cultural festival
これは毎年11月に開かれているラムの一大イベント。
ヨットレースあり
ロバレースあり
ラムの女性によるヘナアート体験あり
伝統ダンスあり
ローカルフード屋台あり
その他いろんなブース多数
私はこのイベントの時期に前回ラムに行きました。
町は大賑わい。
見たこともなかったダンス、見たこともなかったごはん、
一緒にいる人と感動を共有したくなることばかりだったのに、当の横にいる私のパートナー(そん時はただの彼氏)がガイドさんの話も聞くことなく、仕事電話してるのが全く気に入らなかったのを覚えています。笑
このお祭りの時期は宿も飛行機も大変取りにくいので、早めのご予約を推奨します。
今年は11月7日~10日の予定です。
Yoga festival
大学生の時に母に進められて始めたヨガ。
私ももうびっくり32歳なので、かれこれ10年以上はヨガと付き合っています。
2018年にラムに行ったとき、ヨガマットを持ったスペインかフランスかイタリアあたりのおばさまたちがたくさん飛行機に一緒に乗っていて、なんだなんだと気になって知ったのがこのイベント。
基本たくさんの人が集まるイベントって苦手。
だからヨガもモンバサで教室も探さず、家で一人でYoutube見ながら自由にやってるわけですが、このイベントはたくさんのヨギーニの先生方がいろんなところからお越しになるみたいだし、いろんなタイプのヨガの時間があるし、こういう機会でもないと最近は自分に集中できる時間が取れないし、ラムの文化も改めて感じたいので参加したい・・・!
2025年は10月31日~11月4日に開催予定です。
ケニアに住み始めてもうすぐ2年。
最近は子どもの後追いもあるしやることもありがたいことにあり、なんやら忙しくてヨガをする数十分も確保できていない・・・
子育てやら異国での生活やら頑張ってる自分自身へのご褒美として、今年は絶対このイベントに参加したい。
もし私のnoteを見て
「え。ちほさん参加されるんやったら参加してみようかな。ラム島いってみようかな」という人がいたら、ビラ貸切とかもありかなと思ったり。
寝る時までずっと英語って結構疲れるの毎日痛感しているから。笑←
英語のヨガ動画見てても言葉だけの指示ではわからず、視覚に頼らざるおえないレベルの英語能力で参加しようとしてますので、きっとそこのあなたも大丈夫です。
Lamu Dhow race
毎年1月1日に開催されるダウ船レース。
11月のお祭りでもダウ船レースはありますが、元旦にも開催されますよー。
私の地元兵庫県赤穂市も1月1日は集落に獅子舞が回ってきたり、船で神様にお祈りにいくため櫂伝馬があります。
船をこぐ目的も様相も全く違えど、同じ漁師町だからなのか親近感がわきます。笑
https://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/198788
ちなみに私の地元はここです。今は牡蠣がおいしい季節です。
ぜひ食べに行ってください;)
Maulid festival
セネガルでたくさんかかわってきたムーリッド。
ケニア独特の宗教集団だと勝手に思っていたらラムにもあるーーー!
(ここはセネガル経験者の人ならこの感動が伝わるはずwww)
預言者モハメッドの誕生を祝うお祭りです。
1か月間お祝いムードだそうですが、お祭りとしては宗教指導者とケニア国立博物館が主催で3-4日。
開催時期はイスラム歴によって変わりますが、毎年イスラム歴の3月に実施です。
インターネット調べによると2025年のイスラム歴3月は9月です。
ラム特有のゴマダンス、アラブ式の刀を使った演舞、ダウ船レース、スワヒリ詩吟などの知識を競うものなどなど、いろいろイベント目白押しだそう。
私はまだ実際には参加したことがないのですが、一緒に行きたいよという方がいたらぜひ一緒にのりこみましょうーー!
セネガルではムーリッド教団のお祭りマガルトゥーバにも3回ほど参加しました。
もしこれがセネガルと同じムーリッドなのだとしたら行かない選択肢がなさすぎて血が騒ぐ・・・・!
ラム島のてしごと
ラム等の伝統デザインがかわいいのです。
私の家にもラム島のアーティストさんが作ってくれたものがあります。
それがこちら。
この凹凸の細かい柄のすばらしさとか色の美しさ写真で伝わるかなー。
スワヒリ様式の彫刻が施された家具などがとても美しいです。
家建てたら欲しいくらい。
なかなかこの写真ではわからんな、という方。
私がInstagramでいつも拝見しているラム等で買いつけ・日本で販売されている方がいるのでぜひ見てください。
(日本に帰ったらこの方と海のケニアイベントをやりたいので、もしお知り合いだという方がいらっしゃったらぜひつないでください・・・!)
参考になりましたでしょうか?
ラム島自分が帰りたすぎて、すごい文字数になってしまった。
自分でもびっくり・・・。
「ケニア」って大きくて。
むしろ「ケニア沿岸部」というくくりだったとしても大きくて。
海のケニアの中でもラムは特別にユニークです。
大体の私たちのお客様も、ケニアにお越しになる方々の目的はサファリ。
しかもアンボセリかマサイマラなので、ラム島は地理的にも時間的にも完全にOUT OF 眼中だと思います。笑
が、飛行機を使えばナイロビからも移動は実はらくちん。
そしてサファリともナイロビとも全く違う空気感を味わえる素敵な場所です。
いろんな情報網をお持ちの外務省としては危険度レベルが高いとされていますので、大々的に「ラム島は安全です。行きましょう」などと断言はできませんが、でも確実にそもそもナイロビやモンバサより人が少なく、ナイロビよりも軽犯罪も少なく、平和的です。
ラム島旅行が気になってきた方、ぜひご相談ください。
一人で行くのは不安だなーという方は、次の記事で紹介するラム島ビラ貸切ツアーへの参加をご検討ください。
Virgin explorers 既存のサファリパッケージ
https://www.virginexplorers.com/location/kenya/
サファリ以外にもドルフィンツアーや市内ツアー、山登り、ホームステイや車手配、電車チケット手配だけなど、いろんな情報もあります。
ぜひ一度のぞいてみてください。
また、instagramでは、もっか売り出し中のいろんなツアーもみれます。
ケニア旅情報はこちらのマガジンを
今回の記事も含め、こちらにケニア旅情報をまとめていますので、お時間ありましたら読んでみてください。
ご相談はどのSNSからでも。
ぜひvirginexplorers のHP やインスタグラムや私の個人的な投稿などをチェックしてみてください。
そして、私までemail 、DM、Whatsuppなどでご連絡ください。
Email : Chiho@virginexplorers.com
私のブログやインスタグラム、facebook、Twitterなどを見てご連絡いただける場合、少しばかりですが何かしらおまけサービスをつけさせていただきます。
コードは「chihove」です。
こちらをお忘れなくお伝えください。
ではでは