ボルダリングで実感するデザインのPDCA
頭も使うダイエット
ボルダリングは東京オリンピックの種目にもなった、ロープをつけずに5メートル以下くらいの壁を登るクライミングの種目です。
会社の近くにできたのでダイエット目的で通いはじめました。
やってみると体力も使いますが、半分は頭で登る謎解きのようなスポーツでした。
頭の整頓はボルダリングジムでやるべきでは?と思うほどPDCAを繰り返すので、デザインブラッシュアップのヒントを見つけることもよくあります。
実際の様子がこちら
1.Plan:よく観察する
観察をボルダリングではオブザベーションと言います。オブザベーションは周りの人と話し合ってできます。
アドバイスで自分の気づかないアイデアが見つかる。クリアした先輩の意見はめちゃくちゃ貴重だけど、悩んでこそ成長や楽しみがあるので聞きすぎ注意です。
[design]アイデアがまとまらない時は、情報が足りないってことも多いので現地に足を運んだり、市場を調べなおしたり。可能ならクライアントに取材し直すことも大切!
2.Do:やってみる
プランが決まったら登ってみる。やった方が早いことも多いし、登らないと気づかないこともたくさんあります。
とにかく挑戦の回数が力や知識を育ててくれる。
[design]ラフを描いたり、案を作ってみたり。たくさんやってこそ、上手になったり頭で考えるだけでは気づかないアイデアが生まれるのも似ている。
3.Check:できない原因がある
やってみると、思ったように進まない。
難しい挑戦が一回で出来ることはない。
スタートもできない!
できると思ったけど、はじまることもできない?
何かが足りないのか、見落としがあるのか?
[design]作ろうと思ったら、全然アイデア出ない時もこんな感じ。
クライアントの情報を調べなおしたり、曖昧だったイメージを具体的にするために資料や時にはアドバイスをもらったり。
足りないのは自信?
腕力や柔軟性が足りないのかも?自分には無理じゃないか…。できる気がしないことも毎回のようにあります。
答えはないけど、クリアするには今できることを考えるしかないので、こうしたらできるかも?をたくさん考えます。
[design]実力はすぐに変わらないけど、良くないとわかっているならチャンス!直せるはず。と思って粘り強く色々と試してみるしかない。どこかに答えはあるし、試した努力は力になる。
4.Action:改善して再挑戦
がんばるは仕組み
落ちるのは怖いので、ときどき勇気も必要になる。
あとちょっとの勇気や頑張りは、仲間の応援で倍増することもよくある。
基本一人でできるけど「がんばれ」を言い合う仲間も、たまには必要。
[design]時にはアドバイスをもらうフットワークが解決の糸口になることも。私は人にお願いするのが苦手なので、意識して頼るようにしている。あと少しを伸ばす具体的な環境づくりも、案外簡単にできるもの。
諦めなければ、だんだん良くなる。
成功は小さな積み重ねの集まり。一手づつ、ちょっと工夫したり、少しリラックスしながら成功に近づいていく。
[design]「デザインは細部に宿る」とよく言われるけど、細部のこだわりがデザインの効果に影響あることも多い。美しいだけでなく見る人の心が動くかは、細かい部分のやさしさや心遣いの積み重ねで変わってくるし、常に見る人を意識してレイアウトするのがクライアントと目線を合わせる習慣になる。
「成功」が「成長」になる
ボルダリングには、どんなレベルの人も成功できる課題が用意されていて、成功すると次のレベルに挑戦したくなります。成功の経験が次の課題の解決につながり、より高いレベルに挑戦する楽しさにつながります。
知るからわかるを見つけるきっかけは「実感」だと思っています。
仕事に照らし合わせたり、壁から落下しながら仕事の解決策が閃いたとき、私は、解決のアイデアを実感しています。もう古いと言われることもあるPDCAですが、私は「わかると問題解決のヒントになる」と感じています。
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