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「地雷グリコ」を読んだ

地雷グリコという本を買って読んだ

直木賞候補に選ばれたってなんかの記事でチラ見して、気になって本屋で探したら売り切れてて。ほだら他の本屋に行ったら1冊だけ残ってて。かなりの人気っぽいぞと思ってその1冊を手に取った。

カイジやライアーゲーム、賭ケグルイや嘘喰いなどなどいわゆる頭脳戦と駆け引きを繰り返す系の小説。たぶんいずれコミカライズされそうなキャラクター達と内容。この辺りの作品が好きな人なら思いっきり引き込まれて楽しめそう。

地雷グリコ、坊主衰弱、自由律じゃんけん、だるまさんかぞえた、子ども時代に誰しも遊んだことあるような無邪気な遊びにちょっとした追加ルールと背負うものを持たせると、手に汗握る展開になるもんね。

単純なルールのゲームほどそれほど自由度は高くなくて、複雑にすればするほどルールの抜け道を探すことに躍起になっていく感じにみえた。

個人的には自由律じゃんけんがそのバランスがちょうど良い(少なくとも読者視点でも一緒に楽しめる)ラインだったなあと思った。

この本、直木賞候補に選ばれたのも去ることながら、本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、山本周五郎賞と3つの賞を受賞したとのことで注目を集めてる。血が流れたり人が殺されたり借金を抱えたりみたいな重苦しいテーマでもないので、ライトな気持ちで読めるのも良かった。

頭脳系のできるキャラってなんで噛ませ犬みたいな立ち位置のやつ必ず紛れこむんだろう。だるまさんかぞえたで負けたやつだけ可哀想だった。

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