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社会人しながら養成所みたいなとこに3ヵ月通った話 Season2 ~その2~

世間的には年度末が近づいていて、忙しい季節になっているかと思います。かくいう弊社も年度末はばたばたしているみたいです。下っ端若手社員にはあまり影響もないので、余った今年度分の有給休暇を消化している今日この頃です。いいお天気。


さて前回までで10月ごろまで振り返ることができました。


10月はマセキタレントゼミナールへの再入学を果たし、さらに2か月連続で落ちてしまったオーディションが控えている月でした。

ゼミナールのネタ見せでは以前からやっていたスタイルの新ネタ「歯衣」を見せ高評価をいただいていました。しかしながらオーディションではその古来のスタイルが2か月連続で落ちているわけで。続けるか新スタイルで臨むかめちゃくちゃ悩みながらオーディション当日を迎えました。

結論としては歯衣のネタをちょっと修正していくことに落ち着き、両国へ。オーディション受付の列に並びながらもちょっとこれで行けんのか?という不安感はぬぐい切れず、エントリーのシートを出すのをあえて遅くし、ネタをもう少し考える時間をつくることにしました。

2か月連続で落ちたという精神的ダメージはどうやっても解消することはできず、「今月はいけるんやろか、、、」と悶々とした感情に押しつぶされそうになります。

オーディションの待ち時間が2時間近くある中、公園でネタ練習をしつつも「今月いけるんやろか、、、」が充満してきたころ、「やっぱちょっとあかんかもな」と相方から切り出してきました。

歯衣も面白いネタではあると思っていたのですが、何となく決定打がないような、手ごたえのないネタになっているような気がしていた中だったので、そこの意見は一致していました。

そこからの1時間強は頭をフル回転させて「なんかないか、、、なんかないか、、、」とネタを考えていました。オーディション直前にネタ考えてる時点でだいぶ負けフラグな感じ。

そこで生まれたネタがある意味現在の礎となった「千の風になって」というネタでした。構造はめちゃくちゃシンプルであるものの、導入の設定は相方のセンスが滲み出るもので面白いなあと思っていました。

とはいえ当然急遽作ったネタで客前でやったこともないし、時間配分もまったく頭にない中でオーディションに挑むことになりました。良くも悪くも当たって砕けろというちょっとした吹っ切れ具合もありました。


いつもどおり名前が呼ばれネタを披露するわけですが、、、なんとオーディションで初めて笑い声を聴くことができました。今までちょっと息が漏れる音が聞こえていただけだったのですが、今回は確かに笑い声が両国に響いたのでした。

ネタ見せが終わり、帰り道で相方とはその笑い声のことについてめちゃくちゃ話しました。今までと感触違いすぎる。これで落ちたらもう無理ちゃう。そんなことを話ながら家に帰りました。


その日の夜、携帯が鳴り見事オーディションに合格。再びオリーブゴールドに出演することが決まりました。うれぴ~~~。
このオーディションの日をきっかけにまた僕らのネタの方向性は大きく転換することになったとさ。めでたいめでたい。


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