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第一子、復職後のもがき

長男が生まれてもうすぐ9年。
もうそんな前か…と思いながら第一子の復職した時を思い出しました。
今日はもがき苦しんだ経験を書きたいと思います。

第一子を26歳で産み、10か月で復職。
(当時、出産し復職した友達は周りでまだいなかった)

仕事と家庭の両立をして頑張る!と意気込んで復職した私…
でも復職してすぐに「理想と現実」を目の当たりにしました。

時短で仕事を切り上げ、子供を迎えに行き、家事・育児をする。
一文ですが現実はなかなかハード…

退社間際に飛び込む仕事、
仕事が終わらないのに迫りくる、お迎え時間。
お迎えの時間に合わせる為にホームをダッシュ!
帰宅後、「ママ~」と家事をしたいのに離れない息子…

現実は思っていたよりはるかにハードで壮絶でした。
でもなんとか踏ん張り日々をこなす自分
あの時の私は理想に近づく為にもがいていました…

仕事も終わらせたい。
子供とも向き合いたい。。
家事も終えたい。。。

でも実際は私は1人…
1日は24時間。

理想に届かない日々…
むしろ、こぼれ落ちるものを必死で拾い集め
自分のキャパを広げよう、広げようとしていました。
溢れているのにキャパオーバーで
捨てることさえできない

そんな時に上司から言われた一言


『「すみません」じゃなくて「ありがとう」だよ。
 すみませんが口癖になっているから気を付けてごらん』

ハッとさせられ、時が止まりました。

自分でも気付かないうちに「すみません」が口癖になっていたのです。
この時にどこかで変わりたい自分がいたこともあり
「すみません」から「ありがとう」をやってみました

すると出るわ出るわ「すみません」、「ごめんなさい」…

「お迎え遅くなっちゃってごめんね…」(子供に)
「お願いしてもいいかな~?ごめんね…」(夫に)
「ここからお願いしてもいいでしょうか?…すみません…」(会社で)

「すみません」、「ごめんなさい」の量に自分でも驚き
意識してやっと言葉に出る前に
「ありがとう」に変換できるいう状況でした。

数か月後経過して
やっと「ありがとう」が自然に言えるようになりました。

やっと言える様になった頃から
自分の中でも何かが変わった感覚が…

感覚の正体は
◆「できない」を受け入れることができてきた
◆「相談」、「お願い」が罪悪感なくできる様になった

「できない=悪い」と考えていたブロックが外れ
頼ることが苦手だった私が「相談」することができる様になったんです。

そんなこと?なんですが…
当時の私はポンコツなのにポンコツが認められず
私の中にある理想ワーママ像を必死に追いかけていたんです。

今となってはとってもいい経験をしたし、
この経験が糧となり、今があるのですが
気付くのにかかった期間は半年…
本当に苦しかった…
(きっと当時の私は顔もこわばっていたと思います)

もし今の自分が当時の自分に会ったら
「気分転換にランチ行こう!」と誘うと思います。
そして話聞いて「頑張ってるね。」と声を掛けたい

過ぎたことだから言えるのですがなんで1人で悩んでいたんだろう
あの時誰かに相談すればよかった…
そんな思いから1人で悩んで欲しくないと
頑張っているママさん、頑張っている人を応援したいと思っています。


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