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30~40代の子育て世代はなぜ悩むのか?

気付けばnoteの更新が止まり12月に入ってしまいました。ながままです。
12月になり急に寒くなり、本格的な冬が到来。
ご家族の体調は大丈夫でしょうか?

先日、次男の保護者会で「小1の壁」について質問を受けたり
保育園の送迎時に雑談をしたり
キャリアカウンセリングで相談を受けたり…

30~40代の子育て世代は「仕事」、「子育て」何かしらに悩んでいる…
悩んでいない人はいないのではないか?と思うくらいです。

なぜこんなにもみんなが悩むのか…
キャリアカウンセラー視点からお伝えしたいことがあるので記事に書いてみました。

「キャリアレインボー」という言葉を聞いたことはありますか?
ライフキャリアレインボーとはキャリア=職業とは考えず、キャリアを人生のある年齢や場面のさまざまな役割(ライフロール)の組み合わせと定義するキャリア理論のことです。ドナルド・E・スーパーという理論家がが提唱した考え方で、仕事に関わらず人生の様々な局面で訪れる役割を組み合わせてキャリアが形成される、多様なキャリアが積み重なっていく様子を虹にたとえ、「ライフキャリアレインボー」と名付けられています。

人生には【子供・学生・余暇人・市民・労働者・家庭人・その他の様々な役割(親等)】があり、生涯にわたり、社会生活や家族の中において経験や役割を積み重ねて自己のキャリアを形成していくという考えです。

この理論から考えてみると、

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【学生の時】
子供+学生+余暇人+(市民)

【社会人】
子供+余暇人+労働者+(市民)

【結婚し、子供を持ち、仕事をする】
子供+余暇人+市民+労働者+家庭人+その他の様々な役割(主に親)
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この様に仕事をしている子育て世代はほぼすべての役割を担うことになってしまうのです。また個別にみると、労働者の役割部分では後輩育成や役割を担うといった役割が増し、子供が生まれたことにより親+家庭人という役割が増えるのです。でも時間は24時間…役割は増える一方。。。
そりゃーよほど器用な人か、サポートが手厚い人でない限り悩みますよね。。

ちなみに労働者・親との役割が増えるだけでなく、義母・義父が増えるに伴い子供の役割が増え、料理・洗濯・掃除・送迎という影に隠れた家庭人の役割、子供関連の役員といった市民的な役割…もどんどん重なり合うんですもん。。

なので客観的にみて悩んで当然なんです。役割を担いすぎなんですもん。役割を担うけど自分は1人、時間は24時間。だから悩んで当然ともいえるのではないでしょうか?
そして多くの方は「親」として、「労働者」として各々にありたい姿、思い、こだわりがあるから簡単には捨てられず悩むんだと思います。どの様にバランスを取れば納得できるかは100人いたら100通り。答えもないし正解の形もないから迷って当然。そう受け止めることから始めて欲しいと思っています。状況を受け止めてから「じゃぁ、どうするか」を考えてみてあげてください。

答えは簡単に見つからないし、大きく何かを変えるのではなくちょっとずつ変えて調整をしていく。その積み重ねで自分なりのベストを見つけてあげるのが地味ですが最短ルートなんです。
頭ではわかるけどなかなか自分だけでは振り返れない、うまく整理できない、効率よく可視化したいという場合にはいつでもご相談承っていますのでお気軽にご連絡お待ちしております。


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