AFF2事務局からの連絡~差戻しコメントの訂正(2)~
[承前]
次にチケットキックバックの経費についての差戻しコメントです。
以前の記事に書きましたが、この点について私たちはAFF2事務局から虚偽の説明を受け、それを信じて申請したところ修正依頼が来ました。AFF2事務局は虚偽の説明について真相を解明するために音声確認をすることもなく、当方への謝罪もなく今日に至っています。人間として許されざる行いです。
まず最初にきた差戻しコメントです。
経費No.23, 46, 66 チケット販売キックバック費について
チケット販売キックバック費は単独での計上では補助対象経費外となります為、
支払の際は出演料に含めて計上してください。
なお、上記の経費を対象外としたとしても、
現段階では区分Ⅰ:600万円の上限には影響がないため、お知らせのみと致します。
虚偽の説明によりチケット販売キックバック費と出演料を別建てで申請したところ、このような人倫に反する理不尽な扱いを受けることとなりました。
まあ、それは別の対応を考えることとして。
ここにははっきりと、それはもうはっきりと「お知らせのみと致します」とあります。
「のみ」という日本語は限定の副助詞です。辞書を引くと「ある一つの事柄・状態に限定していう意を表す」とあります。つまり「他には何も求めません」ということでしょう。
それが4月22日に送られてきた事務局からの連絡では、
経費No.23, 46, 66 チケット販売キックバック費について
チケット販売キックバック費は単独での計上では補助対象経費外となります為、
支払の際は出演料に含めて計上してください。
なお、上記の経費を対象外としたとしても、
現段階では区分Ⅰ:600万円の上限には影響がないですが、
収支計画書をご修正の上、再提出をお願いします。
収支計画書の金額を修正された場合は、
申請システムの金額についても修正もお願い致します。
普通の感性と人間としての良心があれば、こんなことができるでしょうか?上の2つはまったく意味の違うものです。意図的な書き換えであり改ざんです。ここから人間の悪意をくみ取ることはできても善意をくみ取ることはできません。
そしてこのような悪意に満ちた文章変更・改ざんを事務局は、
この度はわかりづらい文章で混乱を招きまして、申し訳ございませんでした。
と言っています。これは「わかりづらい」レベルではありません。
結局私たちはチケットバック経費を出演料に上乗せして申請することになりました。これも再三事務局に確認をした上でです。経費の科目や名称、備考欄の記述方法についても詳細に確認を何度も行いました。ただ平気で嘘を言い、改ざんを行う事務局ですから、その申請内容にふたたび難癖をつけられる可能性は排除できませんが。
事務局に対して不信感しかない私たちは「支払の際は出演料に含めて計上してください」という記述についても質問しました。
それは、私たちは照明や音響、演出や舞台監督がチケットを売った場合、これらスタッフにもチケットバックを支給するからです。これらのスタッフは当然「出演者」ではありません。出演者ではない人たちに対するチケットバックを「出演料」に計上するのはおかしいと思ったので再度質問しました。
すると「それはスタッフ経費に合算して計上してください」という回答でした。「スタッフ経費」と一言で言われても、いろいろなスタッフがいるわけで、それらのスタッフに対する人件費は照明なら照明、音響なら音響と別建てで申請しています。そのそれぞれに見込み額としてチケットバックを計上するのかと尋ねたところ、「そうだ」という回答でした。
私たちは最初に申請した段階でチケットバックについての備考欄にこう記述しています。
当団体では出演者・スタッフ経由でお客様にご予約いただいた場合、当該出演者・スタッフにチケット販売に対するキックバックを支払います。原則としてチケット1枚の売上に対して一律○○○円(税別)のキックバックをするため、これにかかる経費として出演者・スタッフ経由のご予約が○○○席あったと仮定の上概算し申請します。
この記述をきちんと確認していれば、差戻しコメントは、
チケット販売キックバック費は単独での計上では補助対象経費外となります為、支払の際は出演料・各スタッフ人件費に按分して見込み額を計上してください。
などのようになるべきでしょう。私たちはまたもや事務局の不充分な虚偽説明に騙されるところでした。くわばら、くわばら。
そして最後に事務局のひと言。
順番につきましては、再提出された時点の順番で再審査を致します。
自分たちの誤りでこちらの申請の誤りを誘導しておきながら、ここはしゃくし定規な対応です。このような行いをする人を「人面獣心」と私たちの世界で使っている日本語では表現します。しかしどうやらAFF2事務局と私たちの世界で使っているのは別々の日本語のようですので、彼らに理解を求めても無駄なことかとは思いますが。
さて、以上のやり取りを経て、私たちが最終的に下した決断については次回の記事で詳述します。