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【らべあろ企画参加】二回戦 〜葱〜
なんということでしょう……!
二回戦へ駒を進めさせていただけることになりました!
‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››✨✨
見てください。夏王、秋王もお揃いの、この錚々たる面々。
まわりは立派な大人木菟の中にヒナがちまっと紛れているかのよう(笑)
そんなことを言いながらも、内心はとっても嬉しかったのです。
一回戦(木菟)にて、私の拙句に投票くださいました方、本当にありがとうございます!
さて、二回戦です。
お題は「葱(ねぎ)」。
今回は〆切まで時間を残して早々に詠もうと思います。
なぜって?
前回の遅刻を反省しているから?
それも少しはありますが、いちばんの理由は、なんとなく詠む句の情景がどなたかと被ってしまいそうな気がするからです(笑)
いや、むしろそんな心配は要らず、皆さまはもっと新鮮な視点で詠まれるのかもしれません。
というわけで、ありふれた一句になってしまったかもしれませんが、心を込めて詠みましょう。
起き抜けの葱のリズムに安堵して
おきぬけのねぎのりずむにあんどして
目が覚めて、台所からザクザクザク、トントントンと聞こえる、軽快で小気味好い音。あの音を聞くと、なんだか心が落ち着きます。
赤ん坊の頃、母の背中で聴いていた記憶でもあるのでしょうか。
夜遅くまで親が帰って来なかった日の翌朝。真夜中に恐る恐る自分が帰宅した日の翌朝。喧嘩をしたまま眠りについてしまった日の翌朝。
なんでもない、何も特別なことなんてなかったのに、ただなんとなく心細さを、孤独を感じた夜が明けた朝。
いつもと変わらない朝が来ること。そこに母が、家族が、愛する人がいること。自分のために料理を作ってくれる人がいること。
一人暮らし、結婚をしてからは、めったに聞けなくなったその音は、年に1度実家に帰った時に聞くと、嬉しくて、愛しくて、安心するのに、胸がきゅっとします。
思い溢れて語りすぎてしまった。野暮ですね。
でもたまには、こんなふうに話すのもいいかな。