2023/08/22の巷のジャズ
ニュースサイトに流れているジャズの話題を拾って貼りつけておきます。
9月3日正午から、大阪・西成の西成永信防災会館で9時間ぶっ通しのジャズの祭典「オオサカ・ジャズ・ナウ」開催。
道頓堀にあったB-ROXYのママ、松本政子さんの発案。
楽器のリユース・システムに“音バトン”というネーミング。
私も輸入楽器で買取のお世話になったことがあるけれど、そこそこ大切に使っているとそこそこの値段で買い取ってくれたので、とても助かった記憶があります。
逆に、弾かなくなって20年ほど放置していたノンブランドのアップライトピアノは、処分代と搬出のクレーン代などの出費だったことも。
趣味とは言え、真剣に向き合った楽器を手ばなさなければならなくなったときに、次も大切に使ってくれる人の手に渡るシステムがしっかりとしていることは重要だと思います。
また、新品じゃないことが、費用的にも心理的にも楽器へのアプローチの負担や不安を少なくしてくれることはウェルカムですよね。
「ビアンカ・プレミアム・ジャズクルーズ」が9月17日に出航。
ライヴを担当するのは纐纈歩美スペシャルカルテット(纐纈歩美、萬恭隆、牧知恵子、中村雄二郎)という本格的なブッキング。
乗船料、食事代、フリードリンク代込みで18時30分から21時までクルーズも楽しめて1万円はかなりお値打ちなのではないでしょうか。
鉄筋を使ってジャズを表現する造形作家の徳持耕一郎さんの作品が鳥取大学のキャンパスに設置されたというニュース映像。
かなり迫力を感じます。
また、兵庫で開催した個展のニュースも。
10月19日に神戸随一の日本庭園・相楽園で神戸を代表するビストロ『近藤亭』との完全予約制コラボディナー開催。
「料理とワイン、Jazzを心ゆくまで楽しめる“神戸らしい大人のあそび場”を一夜限定で提供」というコンセプト。
ドレスコードは「どこかに”秋色”のものを身に着けてお越しください」というのも洒落ていますね。
料理・ドリンク・音楽チャージを含めた料金が22,000円(税・サービス料込)。
9月29日に神戸文化ホールで開催される「KOBE JAZZ 100 Concert Vol.1」に「内海英華 with 粋(スイ)~てすとさうんど」で出演の内海英華さんを紹介する記事。
こうしたサブ・ストーリーを積極的に発信してイヴェントの内容を立体化していく広報の手法はすばらしいと思います。
内海英華さん、ジャズのライヴに通っていたんですね。こういうところを見逃さないで取り込んでいくところもすごい。
9月16、17日に六甲山で山フェス「ロッコーデーキャンプフェスティバル」、18日にハーバーランドで海フェス「ロックンロールサーカスフェスティバル」として、ライブハウス「神戸VARIT.」が主体となり開催される野外イヴェント。
神戸、熱いですね(^.^)
10月7、8日の2日間、京都府北部・天橋立で開催される「KYOTOPHONIE ボーダレス・ミュージックフェスティバル」。
日本三景のひとつ天橋立を舞台に、「「日本を含め世界中からの個性的なミュージシャンを生音で聴き、感動的な食の魅力に出会う」という魅力的なイヴェントです。
今年4月から5月にかけて京都市内の能楽堂、寺院、日本庭園、クラブなどを会場に開催された「KYOTOPHONIE ボーダレス・ミュージックフェスティバル」の秋開催ヴァージョンというところも興味深いです。
こうした“サテライト開催”が街フェス的なイヴェントの継続と拡張に役立ちそうな気がします。
9月10日に東京・池袋の東京芸術劇場コンサートホールで開催される「ヤマハ・ガラ・コンサート2023 ~ヤマハ音楽教室から生まれ育つ、若き音楽家たちの祭典~」の概要。
私も取材の予定ですが、毎回すばらしい演奏や表現に出逢えるので、楽しみにしています。
VOCALOID β-STUDIOの実証実験参加応募の告知。
シンセサイザーが一般化した1980年代初頭の音楽業界を襲った「人演奏の代替としての打ち込み音楽」のすったもんだについては、ビリー・ジョエルの音楽監督を担当したりジェームス・ブラウンのJBホーンズに「成り代わった」ときのエピソードのひとつとしてデヴィッド・マシューズさんから聞いたことがあります。
AIもそうですが、取って代わられる仕事のことに抗うのではなく、変化の時代に広がる可能性に目を向けなければいけないのだなあ、と。
本日は以上。
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