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旅も海外も慣れてないけど、アフリカ行ってきた④〜ボレ空港到着 - エチオピア1日目終了・実行編〜

本記事は、以下のように4つ目の記事になります。

  1. 発案編

  2. 準備編  

  3. 前日 - ボレ空港到着直前まで・実行編

  4. ボレ空港到着 -  エチオピア1日目終了・実行編  <-  今ここ

  5. エチオピア2日目・実行編

  6. エチオピア - モンバサ 年越しパーティまで・実行編

  7. モンバサ2日目・実行編

  8. モンバサ - 帰宅・実行編

  9. 感想・振り返り編

  10. 旅行の超詳細編(有料部分)

どうぞお楽しみください。

大まかな日程

12/29
ボレ空港 10:30 ->
11:00 モナークホテル 15:30
-> マルカート、Shoa スーパーマーケット
-> 18:00 モナークホテル


エチオピアのボレ空港に到着

空港に着陸した!

なんか煙っぽくて砂っぽい感じ。
これがアフリカなのかってくらいエチオピアの首都でも砂や土がたくさん見えてる。

飛行機から見たアディスアベバ空港


ボレ空港にはエチオピア航空の飛行機しかなかった。
一強なのかな?

バスで移動して行くもんだと思ってたけど、直通だったから少し安心したな。

それにしても乗客が、ベルト外してもいいよのライトが消える前に準備して我先にと出口に向かって行ってるのはびっくりしたな。

なんでだろうと思ったけど、後でわかることになる。

昇降口から進んでいくと道が分かれてて、乗り継ぎとかで行き先は変わるみたい。
immigrationは真っ直ぐ行くらしかった。

そしたらArrivedと書いてある列にびっしりと人が並んでいた。
ほとんどの人がおそらくアフリカの人なんだろうな。
イスラムの服の人がいたわ。
列もめっちゃ抜かしてきたり横入りしたりするし、やりたい放題な感じ。
アジア人やヨーロッパ人は本当に少なかった。

それに天井低っ!って思ったわ。
圧迫感がすごい。

仁川にいたときの日本人はどこいったんだっていうくらいいなかった。
たまたま後ろに日本人いて、話しかけてみると、その人たちはエジプトに行くらしかった。乗り継ぎでボレ空港に来てたみたい。
できればいろいろ喋りたかったけどあんま喋りたくなさそうだったな。

E-visaとForeign passportとか列がなんかあってわからなかったけど、みんなForeign passportに並んでたから並んだ。
近づいてくると前の中国人の何人かが通されてなくて、はねられてたから、よりドキドキしたな。

実際に受付に行くと、愛想のかけらもない女の人がダルそうに受け付けしてた。
パスポートとe-visaを見せて、アドレスは?って言われたからホテルの予約表を見せて通してもらえた。
あっさり通ったから拍子抜けしたね。

入国完了して、下の階へ降りると、荷物を持ってる人がたくさんいた。
わちゃわちゃしてた。
お店があんまりなくて、なんも買えなさそ〜って思ったね。

とりあえず周りを見渡してみたけどほとんど荷物受け取るところ。
端っこの方にNot Declareってあって、保安検査みたいな列が並んでたからなんとなく後ろで並んでた。
荷物の手押し車見たいのにパンパンのスーツケースを4つくらい乗せて並んでる人が多かったね。
移民か何かなのかな?
よくわからないけど荷物多かったな。

並んでる途中にエチオピア人っぽいおばちゃんが話しかけてきて、列長くて待つの疲れるね、みたいな会話してた。
英語はようわからんからwaitとかtiredとか聞き取って反復してただけだけどw

保安検査のためにバッグにセキュリティポーチとかなんやらを全部入れて、通した。
パスポートだけ手に持ってたけど、割と適当なのか、ボディチェックされないまま通されたな。

一緒に並んでたおばちゃんが荷物多くて助けてって言うから運んであげたわ。
優しいでしょ!

保安官の人はおばちゃんに知り合いなの?とか聞いてて、ニコニコしてたね。

いいことした、多分。

保安検査を通ると、野に放たれる。

その後、すぐにswiss in HOTELみたいな文字があるパネルを下げた人が来て、話しかけてきた。
Hotelは決まってるから大丈夫だよ的なことを言おうとしたんだけど、HotelまでのTaxiは?みたいなこと言うから、どうしよってオロオロしてた。

今呼ばれても困るなと思ったから、外貨交換して、SIMも入れたいみたいなことを言ったら、safari.comの方に案内してくれた。

ブル(エチオピアの通貨)も高いレートで交換するよみたいな取引を言われた。
注意深く、1ドルいくらくらいなの?って聞いたら、1ドル65ブルって言うから、ぼったくられてるわけじゃないなと思って交換した。事前に1ドル55ブルくらいだっていうのは知ってたからね。

だけど、海外旅行慣れてる友達に後で聞いたら、そういうのは偽札の可能性があるから受けちゃダメだよって言われた。確かに。やっちゃダメだったと思う。

そして、safari.comでSIM買った。
最初1500ブル払えって言われたけど、Monthlyでunlimitedだから要らんやろと思って500ブルのweeklyのプランにしたわ。

滞在日数3日ってちゃんと言ったよな?とか思いながらまあネット通じるようになったしええか、と自分を納得させてた。
対応してくれた人が大学生だったみたいで、ビジネスマネジメントを勉強してるって言ってたな。
電話番号ももらった。これで連絡してってさ。
かっこよ。

外に出たら、タクシーは向こうのほうにあるよみたいなことを教えてもらったけど、最大で1000ブルって言ってたから高えと思ってぷらぷらしてた。

事前に「RIDE」ってアプリでできそうだと知ってたからそれでタクシーを呼んでみたんだわな。
てか、使ったことないアプリをよくわからん国で使ってみるの怖いよね。

でもそんなこと関係ないくらい、これしかないなみたいな気持ちもあったんだよね。

呼んでから、どの辺に停まっているのかわからず歩いていると、2人のおじさんに話しかけられた。
Chinese?って聞かれたけどJapaneseって答えた。
タクシー探しているんだみたいなこと言って聞いてみた。

近くだったから聞く必要はなかったけど、歩いてみてくれて、電話もしてくれた。
さっきsafaricomで電話機能つけてなかったから電話できなくて、what’s upとか使ってないのかみたいに聞かれた。

what’s upかtelegramがこの国ではメジャーらしい。

ホテルの名前も見せて掛け合ってくれた。
タクシーの運転手は手を振ってくれて無事にタクシーのところまで行けた。近くにI’m a little angryとか言ってめっちゃ見つめてくる青年がいた。

ちょっとヤンキーみたいな感じだった。
怖すぎたけど、I don’t knowみたいなこと言って頑張って無視したわ。
タクシーからもずっと目をそらない感じだったの怖すぎ。

まじでタクシーの人とグルになられたらこっちはどうしようもできんのよ。もうドキドキしっぱなし。

タクシーに乗ってホテルへ。

幸いタクシーの人は穏やかな人みたいで、なんとか乗り込めた。

ようやく一息落ち着いてタクシーに乗って街並みを見てた。

混雑してて人はバンバン道路に入ってくるし、てんやわんやだった。

まだ安全めな道路


たまに中国語でバカにされたようなことを外からかけられるけど、まじでなんもわかんなかった。運転手がニヤニヤしてて、Do you konw?とか言ってくるけど、No.とか言って喋ってたわ。

とにかく異世界感がやばかった。
運転手に、怖いんよねとか言ってたら、「everything is OK」って言ってくれたから安心した。ちょっとだけね。

タクシーのお兄さん


実際現地に行ってみたら本当に英語が10%もわからないし、何よりも細かいニュアンスが何もわからないから本当にあたふたした。

相手が信頼できる人なのかなんなのかよくわからんし、いつも言語に頼ってばっかで、表情とかのコミュニケーションを取っていなかったことが災いした。真っ暗闇に放り出された感じ。

まじで聞き取れないし、よくわかんないし、ゆっくり言ってくれてもそもそも英語あんまできないし、何してくるかも読めない人ばっかりで、ルールも何もわからんから怯えてた。

そして、予約してたホテルに着いた。
20分くらいだったかな。

周りは砂と壁と怖そうな人々って感じで、ポツンと1つ2つホテルのビルがある感じだった。

ホテル自体は綺麗なとこだったけど、周りはとても歩けないなって思った。

ホテルのロビーはこんな感じ
窓越しに見た風景、マジ異世界

中に入って、めちゃくちゃのどが乾いてたから頼むことにした。

中のカフェでホットチョコレートマキアート、炭酸水を買ってホッと一息ついていた。

頼んだやつ

ここ3時間くらいの怒涛の出来事の連続に疲れた。

チェックインの時間は14:00からで、11:00に着いたけど2時間くらいラウンジのカフェで居座ってた。

とにかく安心できる場所はホテルの中しかなかったし。
本当に一歩も外に出たくなかった。

ホテル内にいるのはどこの国の人かはわからないけどアフリカ系の人ばっかり。
アウェーすぎる。

早く家に帰って安心したいけど、そんな状況でもない。アフリカに来ちまったなと改めて感じた。

あと、さっき散々電話繋がんないのか、what's app使ってないのかって言われたから、what's app入れた。

safari.comの電話プラン入れたわけじゃないんだけど、what's app入れたら電話使えた。

ふーっ。これで一安心。

せっかくだからホテルの中を探検しようかということで、13,14階にいった。

景色がとても綺麗な場所で、360°ラウンジって言ってたっけ。

360°ラウンジ


日本と違うのは、柵みたいなガラスあるけど、結構野ざらしなところ。飛び降りようと思ったらすぐに飛び降りれちゃうくらい。音楽は有名な洋楽ばっかりで聞き馴染みがあった。Last Christmasとかね。

360ラウンジから見たアディスアベバ


その後チェックインを済ませて、部屋に入った。思ったより綺麗で写真通りだったな〜

wifiは24mpsで思ったよりもちゃんと繋がるなって感じ。
遅いけど。

窓からの景色はビルのような建造物。窓
ねえじゃん!!って思った。

工事が途中で放置されてる建物

その横にはスラムっぽい地域が。
治安の差を感じたわ。

てか部屋にエアコンなくてびっくり。そらそうか。

疲れたから、1時間くらいベッドに横たわってた。
その後、なんも食べてないし、水とか欲しいから、スーパーに買いに行こうって話になった。

だけど全く歩ける気がしないから、タクシーを呼ぼうとする。

そしてついでにマルカートという野外市場をみて回りたいなと思った。

マルカートへ行く。

最初はRIDEを使って呼ぼうとしたけど、乗る場所と降りる場所しか選べなくて、交渉するのきついなと思った。

ホテルの人に要件を伝えてタクシー呼んでもらおうってなった。

結局政府系の黄色のタクシーの人に交渉することになるんだけどね。


タクシーの人に話すと、スーパーに行くのはOKだし、なんならマルカートは徒歩で案内するよって言われた。

高くつきそうだなって思ったけど、1時間で1000ブル(2500円くらい?)って言ってたからまあ耐えかなって感じで了承した。

タクシーのおっちゃんはPowerという名前らしかった。
マルカートはすぐ近くにあってすぐついた。けどあんまり境目はわからなくてすごい大きい市場で広範囲に広がってるよと教えてくれた。

マルカートの入り口付近

近くに行くと、路上に降り立つときが来た。

バッグは前で、ポケットには何も入れるなと言われた。
掴まれることよりもポケットからつまみ出されるようなスリが多いらしい。

ここからマルカートの写真や映像は一切ない。

めっちゃ撮りたかったんだけど、スマホを出すのが怖すぎる場所だった。

人はたくさんいるし、めっちゃ近いし、すげえジロジロみてくる。
中国人だと思われて声かけられたり、物乞いに話しかけられたり、彼女は誰かに急に叩かれたりしていた。
まじで異世界すぎる。

事前に、観光客は歩けない、治安悪いとは効いていたし、映像でもみてたんだけど、実際に歩いてみると想像の10倍以上怖いし、危険だぞってシグナルを肌でビンビンに感じてた。

Powerいなかったらまじで何か起きてもおかしくないなって感じ。

地面に果物が並べられてたりする。
歩いてるだけでも大変だ。

ほぼ道路の真ん中を歩いてたけど、車が通ってる。
まじでスレスレ1cmくらいのところをよけてく。
前からはマットレス×5を乗せながら歩いてくる人がいるから、しゃがんで避けるしかなかった。
日本で歩いててそんなことある?
頭にたくさん何か乗せてる人なんて映像でしかみたことなかった。
そういう人の載せてるものの下をくぐる瞬間が人生の中にあるとは思わなかったわ。


ショッピングモールだって言われたところも見て回った。
狭くてものが散乱してて、なんか縄張りみたいに階段に座ってるおっちゃん居て。

8階くらいあったけど簡単な手すり見たいのしかなくって、下をみるとでかいチューブみたいなのあって廃墟みたいなところだった。そんな中でもぎゅうぎゅうに商品が詰め込まれていた。

外に出ると、服が売ってて、どこか艶かしい照明で女の人が売り子になって売っているエリアもあった。
民族衣装も見たよ。とてもじゃないけど買う気分にはなれなかった。
いくら取られるかわからんし。
てかもうドキドキ、怖い怖いが天元突破してるんよ。

途中で変な麦みたいのをたくさん持ってる人に出会ったPowerが食べてたし、穀物っぽいから食べちゃったけど大丈夫だったんかな。
調べてみると、麦の一種だったみたいだから多分セーフ。

その後、別のところに行ってPowerにinsane紹介してあげるよみたいに言われたけど、なんとなく危なそうだなって思って後で調べたら危ない薬物のことだったわ。
普通にそういうのも売ってるみたいね。
屋台にあるのはちらっと見たけど、関わらんでよかった。

割と歩いて、彼女の方をみると怖いのか疲れてるのかもう無表情も無表情になってて、引き返そうってなって戻ることにした。

Powerはまだ回りたそうだったけど、長引かせて金とるつもりやんけみたいな雰囲気も感じた。

ちょっとだけ脱線するけど、歩いてる途中にPowerに色々話しを聞いてた。

聞き取れてたか怪しいから、めっちゃミスってるかもしれないけど、ご愛嬌で。

エチオピアの公用語はアムハラ語で、英語を話す人がほとんどいないらしい。
でも、ぼくらが会ってきた人、空港、ホテル、タクシーの人はみんな喋れてたから高学歴な人なのかな。

エチオピア人は自分の国、言語にとても誇りを持っているらしい。

歴史として、イタリアが攻めてきたこともあったけどそれに打ち勝った。どこの国にも侵略されないぞという気概があるだって。

たしかに世界史勉強したときにそういうのあった気がする。エチオピアは唯一欧米諸国の侵略を受けなかったからアフリカのアイデンティティになっていると。

アフリカ諸国が集まる、国際センターの中心みたいなもエチオピアの首都、アディスアベバにあるらしい。

アフリカの国旗の色が赤、黄色、緑なのはエチオピアから来てて、アフリカカラーみたいな呼び名で呼ばれてるみたいのも聞いたことあるな。

そして、マルカートはアフリカ最大の野外市場らしい。
なんでここにたくさん人いるの?と聞いたら、もともと中国人がたくさんいて商売していたらしい。
そこにたくさんの人が集まって売買を始めたと。

その後、中国人がなんかやらかして一斉検挙されて中国に帰ったから、エチオピア人やたくさんの人が売買する地域になったらしい。


スーパーマーケットへ。

市場を回り終えて、タクシーに戻った。

その後、Shoa supermarketに行ったね。
水と食べ物を買いたかった。

目の前のスーパーとその前にある道

入り口や壁は格子で守られてて、カバンの中身もチェックされた。
スーパーにもセキュリティいるんだってなったわ。もう、日本と状況違いすぎん?

水は2Lで19ブル。日本で60円くらいだから、安いよね。
チップスはちっさいので40ブル。これは日本よりちょい高いくらい?
チョコレートクッキーが100ブルくらいだったから少し高かったかな。支払いはクレジットカードが使えた。

決済するときにカウンターのところで3人くらいいてニヤニヤしながら話してたのが不気味だった。
多分英語じゃなかったから絶対アムハラ語喋ってたわ。なんか悪口言ってる雰囲気あった。
居心地悪っって思いながらお店を出た。


そしてホテルの帰路についた。

多分1時間半くらい経ってたなと思いながらいくら払おうかと思ってた。
1時間で1000ブルだから1500ブルかな?俺たち含めて2000ブルかなと話していたら、Powerは8:47 ~ 5:37で9hourと言い出して、これはやってんなと思った。

出るときは確実に3:50くらいだったけど、写真撮ってなかった俺らが悪い。

それでも3:00と言い張るから、もう切り上げたい、しゃーないと思って3:00 - 5:34で、2hour34くらいでだるいから3000ブルくれとか言い出して、ドルだったらいくらなんだと言って、40ドルだとかいうからちょっと折れたドル渡したら、価値下がるから受け取れねえとか言い出して、うざいなと思った。

とりあえず一旦3000ブル払ったんだけど、これはタクシー代で、色々回ったよね?紹介したよね?とかいうから10ドル先出して、まだだとかいうから20ドル渡してニヤッとしたからそこで握手した。

Thank you!とか言ったけど、内心はもうぜってえ乗らねえとか思ってタクシーを降りた。

多分ぼったくられてるし、もっと値切れるとかあるかもしれないけど、正直1秒でも早く降りたかったから、降りる方を優先した。

ちゃんと交渉力ねえし、怖いとか疲れてる状況だともっと弱くなるなとか思いながら、洗礼をちゃんと受けてきた。



部屋に戻ってからはもう、怒涛すぎた今日に疲れてすぐ眠った。

濃すぎる1日だった。

疲れと、達成感と、なんともいえないモヤモヤ感で、放心状態だった。


今は冷静になってかけてるけど、そのときは何が正解なのか、どうすればよかったのか頭の中で無限反省会が起きてたように思う。

とりあえず無事で命があったことに感謝して、20時くらいに眠りについた。


12時間くらい寝た後に次の日を迎える。



『旅も海外も慣れてないけど、アフリカ行ってきた➄〜エチオピア2日目・実行編〜』 へと続く


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