旅も海外も慣れてないけど、アフリカ行ってきた⑦〜モンバサ2日目・実行編〜
本記事は、以下のように7つ目の記事になります。
発案編準備編前日 - ボレ空港到着直前まで・実行編ボレ空港到着 - エチオピア1日目終了・実行編エチオピア2日目・実行編エチオピア - モンバサ 年越しパーティまで・実行編モンバサ2日目・実行編 <- 今ここ
モンバサ - 帰宅・実行編
感想・振り返り編
旅行の超詳細編(有料部分)
どうぞお楽しみください。
大まかな日程
1/1
起床 8:00 サファイアホテル
朝食 8:30~9:30
10:30 チェックアウト
-> 10:45 フォートジーザス 11:30
-> 街中を歩く 12:15
-> 13:00 C3ホテル
-> 16:00 ビーチ 19:00
-> C3ホテル
(昼食・夕食抜き)
就寝 21:00
朝食
確か、8時過ぎとかに起きた気がする。
たぶん7時間くらい寝た。
朝食付きにしてたから、会場へ向かった。
昨日はたくさん食べたけど、お腹は空いてた。
年越しとは違う、爽やかな雰囲気。
リゾート地という感じはする。
着いたらスタッフの人がいて、またメニューを紹介してくれた。
昨日よりはドキドキしないで聞けた気がする。
昨日はいっぱい食べたからそんないらないなとは思いつつ、ビュッフェ形式だから、なんだかんだたくさん取ってしまう。
冷たい水が飲みたい!って思ったけどどうやらそんなのはないみたいだ。
信用していいのかようわからん、生ぬるいウォーターサーバーから水を注ぐ。
フラフラしてると、年越しパーティーのときに一緒に踊ったシェフがいた!
激アツな展開だ。
そのシェフはオムレツを作っていた。
オムレツ自体はいらなかったけど、すごくあげたそうだったから、なんとなくもらっておいた。
その後シェフが直接きてくれて、ぼくらは2ショットを撮った。
気持ちのいい朝だ。
ケニアの人と仲良くなれると思ってなかったから。
What's upも交換した。これで連絡も取れる。
朝食はあまり量は盛らないようにした。
昨日食べすぎたし。
彼女とゆったりとご飯を食べて、部屋に戻った。
あと30分くらいで出発だ。
この部屋を離れるのは名残惜しい。
なんだかんだ楽しかった。
フォートジーザスへ。
次へ向かうのはフォートジーザスというところだ。
歴史のある遺跡みたい感じで、観光名所になっているところらしい。
「モンバサ 観光」で調べたら出てくるところだ。
そんなにすごく行きたかったわけでもないけど、行くとかもないし、せっかくだから行こうということで行ってみた。
Boltを使ってタクシーを呼ぶ。
もう慣れたもんだ。
タクシーは日本車を使ってる。日本語のままのカーナビが愛しい。
運転手になんて書いてあるんだと言われるけど、たぶん知ってもあんまり意味ないよって返す。
フォートジーザスに着く。
しれーっと門の近くに行くと、いかにも観光ガイドです、みたいなおじいさんに声をかけられる。
最初はいらないって言って突っぱねたけど、金額を聞くとそんなにぼったくられてもなさそうだし、安すぎてなんか裏があるようにも見えなかったから、お願いすることにした。
あと、フォートジーザスだけでなく、モンバサ市街も歩いて案内してくれるらしい。
いいなと思ってしまった。
大体こういうのついていっちゃダメなんだろうな、たぶん。
まあ、いいっかくらいのテンションで着いていく。
フォートジーザス内を解説付きで案内してくれた。
この人の英語はなんだか聞き取りやすかった。
フォートジーザスは、海の近くにある。
昔、使われていた砦らしい。ジーザスというのはキリストのことで、上からみるとその砦はキリストを意識した人型をしている。
フォートジーザスの中でたくさん写真をとってくれた。
今まで全然写真撮ってなかったし、誰かに撮ってもらうこともなかったから、かなりありがたい。
携帯渡すのは怖かったけど、フォートジーザス内なら逃げられることもなさそうだし、まあ、いけるかと思って渡した。
中でいろいろと歴史的なものをみたし、写真も撮ったけど、まあまあこんなもんかって感じで、ほどほどに楽しんだ。
一通り回って、フォートジーザスの外に出る。
次はモンバサ市街を回ってくれるらしい。
開けた場所に出ると、目の前には海や川の綺麗な景色が広がっている。
おおおっ!ってなった。これがモンバサか!って感じたタイミングだった。
アフリカまでいって、綺麗な海を見るって変な感じするけど、いい景色見れてよかった。
ガイドさんに連れられて路地へ入る。
歴史のある港町という雰囲気だ。
壁に貼り付けられてるリバプールの旗が、なんだかいい味を出してる気がする。
今は使われてない、古い港だよといって案内された場所、机の上に魚が直で置いてあって、料理人みたいな人が調理していた。
明らかに衛生環境悪くて、絶対食べたくないなって思いながら、歩いていく。
路地を歩く。
人は割と行き交っている。
Happy New Year!とかいってごまかしながら、楽しんでる風、敵意なんかないぜ風を装いながら歩く。
すれ違う人、1人1人があまりにも異世界の人すぎてビクビクしつつも、なかなか経験できない今の時間を噛みしめる。
路上で果物やスパイスを売る人がいる。
それ自体はエチオピアのマルカートでもみたけど、あのときよりも平和そうな雰囲気だから、じろじろ見れる。
カメラを回して、異世界だなぁとニヤニヤする。
早く帰って、友達に見せるのが楽しみだ。
でも、こわいはこわい。このガイドさんを信頼していいのか悪いのかなんて、ずっとわからないだろう。
やばいこと起きたらすぐ対応できるように、目は光らせておく。
歩いていくと、大きめな倉庫みたいなところに着く。
ガイドさん曰く、スパイスマーケットらしい。
入るか?と言われて、まあいいかと思って入ることにした。
ほんとにスパイスマーケットという感じだ。
茶葉を売ってる店があって、マンゴーの香りがする茶葉を買った。
ガイドさんが一旦立て替えてくれた。
せっかくだし買ってみたかったし、よかったなぁ。
試しに食べてみなよ、みたいなテンションでマカダミアナッツもらった。
怖くて食べたくなかったけど、彼女はその場で食べたらしい。
彼女はマカダミアナッツを買おうかなぁみたいな感じで迷ってた。
店主はなんとか買わせようと値段を言ってくる。
その必死な感じなんか怖っておもって、彼女を連れてった。
だけど、そのあとマカダミアナッツが本当に美味しくて買いたかったって言ってて、悪いことしたなって思った。
そのあとに、もらったマカダミアナッツを食べてみたけど、ちゃんと美味しかった。
路地を歩く。
もう折り返しをして、フォートジーザスへの帰途につく。
地べたにぐてぇーっとしてる猫をみて、少し癒される。
ここは確かに天国なのかもしれない。
すごく古い廃墟みたいな、いやまだ人が住んでいるような建物を見る。
やっぱり別に天国ではないのかもしれない。
ガイドのおじいさんに連れられて、おそらくショートカットであろう、ほっそい道を淡々と歩いていく。
この人いなかったらマジでこんな道歩く気がしなかったな、と思って感慨深い。
フォートジーザスに着く。
ガイドのおじいさんともお別れだ。
最初は2000kshと言ってて、立て替えた分と、ちょいプラスで3000kshくらいだと嬉しいなみたいなこと言ってた。
結構良くしてもらったから、ちゃんと払おうと思って、お土産代と別にして3000kshと気持ちくらいの料金を出すことにした。
合計3700kshくらいかな。渡したの。
12時くらい。お昼の時間帯だ。
だけど、外食でどっか食べようみたいな気力も残ってなかったから、もうホテルに向かうことにした。
次は僕らの最終目的地だ。
もうアフリカの旅はフィナーレに近づいてる。
ビーチへ。
車で40分くらいのとこだったし、チェックインは14時からだったけど、前みたいに座って待ってればいいかってことで向かうことにした。
Boltでタクシーを呼ぶ。ちゃんときて、乗り込んだ。
また日本車だ。カーナビになんであるかわかる?みたいな鉄板トークをしながら、車に揺られる。
窓から見る景色も悪くない。
新しめな建造物と、いつ建てたのかわからんくらいボロボロの建造物が混ざり合ってる感じ。
M-PESAって電子決済として普及してるけど、どうみても電子決済できなそうな見た目のトタンの板に、M-PESAという文字がでかでかと書かれている。
道はとてもガタガタしていた。
もうすぐ車壊れるんじゃね?とか思うくらい揺れている。
途中で揺れがマシになってきた。
運転手は、やっと日本の道路になったと言っていた。
どうやら、今まで通ってきたのは中国が作った道路で、とてもガタガタしてるらしい。
だけど日本が作った道路はスムーズで助かってるんだと。
こんなとこで日本いいよトークを聞くと思ってなかったわ。日本国内で、押し付けのように外国人に話させてる様子はよくみるけど。
カーナビの地図で、現在地が日本海の下の方で止まってて、バグってるのをみてほっこりした。
最後のホテルに着く。
程なくしてホテルに着いた。
13時。まだチェックインまで1時間ほどある。
受付の人に事情を言って、その辺の椅子に座らせてもらうことにした。
僕らはふぅーーっと腰をおろす。
大変だった日々ももうほとんど終わりだ。
あとはここで一夜を明かして、空港行って帰るだけ。
タクシー呼んで行けばいいから、行き方もわかるし、来る前よりは断然安心だ。
僕らはこの旅行を振り返ってた。
ぼく「ここまで来てどう?」
彼女「本当に来れてよかった」
ぼく「俺も来れてよかったわ」
彼女「1番来たかったところにいるわけだからね。そりゃ、めちゃくちゃいいよ。」
ぼく「夢叶っちゃったね。」
彼女「一緒に来れてよかった。そっちは?」
ぼく「俺もアフリカ来れて本当によかったと思う。まだ帰れてないから安心できないんだけど、こんな経験絶対できないと思うから。初日に、アフリカに着いた瞬間とか一生忘れないと思う。」
彼女「この旅をいいと思ってくれて嬉しい。私はずっと頼ってばっかだったけど。」
ぼく「俺は、喜んでくれてることが嬉しいよ。あと、自分はこんなにいろいろできたんだっていうのに気づけたのもよかった。」
僕は、彼女が旅の終盤になってもニコニコできているのをみれて嬉しかった。
ニコニコするにはいろんな条件を潜り抜ける必要がある。
大きな不安がない。お金もある。なんとかなりそうな気がしてる。安心感がある。その上で、やりたいことをしている。
そんな状況が、全くの異世界で実現できていることが素晴らしい。
旅行として、特別なことをたくさんしたわけじゃない。
というよりむしろ、地道に移動して、何が必要か確認して、お互いを気遣いつつ、疲れたら休む。
自分たち、自分のペースで、できる範囲でやる。
そうした積み重ねがとても大事だったんだと感じる。
ここまでこれたこと、そして変わらず笑い合えること。
そんな状況を作り出すのに貢献できたことが、確かな自信になってるなって思う。
自信を持とうとして持つんじゃない。
持とうとしなくても、ここまでできたら、流石にすげえだろって自分が思えるから、自然と自信がついている感じ。
ふと隣を見る。
壁に大きくサンタクロースの絵が書いてある。
1/1。
もうクリスマスはとっくにすぎてる。
たぶん消すのもめんどくさいんだろう。
そんな光景を、アフリカではたくさん見てきた。
僕らは2人でニヤニヤする。
アフリカだねぇ。日本じゃありえないねぇ。
とか言って笑い合う。
そんな空気がとても幸せだ。
チェックインの時間になった。
執事みたいなテンション感でスタッフが部屋まで案内してくれる。
広い部屋だ!
キッチン、冷蔵庫がある。たくさん料理ができそうだ。
中庭のプールがめっちゃ見える!
子供たちが遊んでてわいわいしてるのが間近でみえる。
大きなソファーに大きなベッド。
シャワーは途中までのガラス張りになっている。
水が飛び散ってしまう、と最初は思ったけどもう慣れた。
部屋に着いて、ホッと一息ついた。
たくさん疲れた体と、全然洗ってなくて臭くなった服と一緒に腰掛ける。
本当は現地で服を買う予定だったが、とてもじゃないけど買う勇気が出なかった。
ランドリーもホテル内にあったのかな?とか思うが、あんまり探す気にもなれなかった。
基本的にコミュニケーションをとることは避けたい気持ちが働く。
なけなしの備え付けのボディーソープを使って靴下を洗ってみる。
そんなには洗えなかったけど、ないよりはましって感じだ。
小さい洗剤とかでも持ってきてたら違ってたのかもな。
持ってきたヘアアイロンを挿してみようとする。
アンペアについては、事前に調べていた。220Vは対応してるらしい。
なんか変な形をしてる電源しかなかった。
まずい、何にもコンセント準備してない、、、
挿せそうなところにさしてみた。
たぶん、よくないことだと思うからやらない方がいいとは思う。
挿してみたら、ヘアアイロンが赤で点滅し出した。
そんなの見たことない。怖い怖い。
となってすぐに引き抜いた。
安全装置みたいなのがついてたのかな。
日本の技術すげえとか思いながら、危ないことしたのを少し反省する。
一通り支度をおえて、15:30くらいに部屋をでる。
近くにビーチがあるから、行ってみる。
これぞリゾートとだ!みたいな雰囲気の木と建物の間を歩いて行くと、白い砂浜と青い空が一面に広がる。
普段そんなに景色を見てテンションが上がるタイプではないけど、うわぁ綺麗!って思わず言ってしまうほどだった。
結構人がいる。
1/1だからなのかはよくわからないけど、賑やかでいい。海の水がとっても澄んでいる。
テンションが上がって、写真をパシャパシャ撮りながら、奥の方まで歩いて行く。
喉は渇いてるし、暑い。
だけど、そんなの関係ないくらい歩いてて気持ちがいい。
日差しが流石に強かったから、日影に行くことにした。
海によって崖が削られて、窪みになっている。
流石に現地の人も暑いみたいで、日陰で休んでる人がちらほらいた。
僕らも例に漏れず、そんな日陰に向かっていく。
日差しから逃れると涼しくて気持ちがいい。
足跡ひとつない砂浜に2人で座る。
落ち着く空間だ。
気持ちは昂ってるから、エモい写真を撮ろうとしてみる。
本物はもっと綺麗なのになぁって残念さもあるけど、インスタ映えに近づけた気がして少しだけ嬉しい。
辺りに少し人がいたから、もっと人のいない奥の方を目指す。
少年たちに絡まれて写真撮る。
よくわかんない写真だけとってまた歩き出す。
だいぶ遠くまで来て、また日陰に腰をおろす。
あまりにも砂浜が綺麗だから、文字を書きたくなってくる。
今の時期じゃないと書かないようなこと書きたいなって思ったけど、あんまり思いつかないから、適当に書く。
うちの研究室の名前とか書いてみる。
お正月の挨拶でも書いて、LINEグルに送ってた。
俺らしか書けないこと書こうぜとか言って、カタカナで一緒に「ナタカ マジ」って書いた。
スワヒリ語で、「水ください」って意味だ。
旅行前から2人で、マジ、マジ言いまくってたからね。
カタカナで書いたら誰もわからんだろ!とかつまんないこと言って、お互いニヤニヤしてた。
疲れたから、一旦ホテルにもどる。
ホテルを歩いていても、食事できる場所の雰囲気はない。
レストランもあるって書いてあったけど、どうにもやってる気配がしない。
フロントの人に聞いても、何か食べられる場所はないみたいだ。
正月だからなんかな。
正直水も、ホテルにあった2瓶しかなかったし、お腹もとっても空いていた。
朝以来なんにも食べてないのだ。
水も朝のホテルから3本くらい持ってきたけど、すっかり飲み切ってしまった。
このとき、もうだいぶヘロヘロだったと思う。
おそらく旅の疲れなんだろうとは思いつつ、限界が近いことを感じていた。
夕日みたいね、となったから18時すぎにまた海岸へ出る。
日が傾いてて日の入りの時間だけど、太陽は見えない。
そりゃそうだった、東向きの海だからな。
それじゃあ朝早く起きて日の出をみようかと、話しながら歩く。
歩いてるとなんか明るいお兄さんに話しかけられた。
あの島までボートで連れてってやるよ!みたいなこと言ってる。
正直ぼったくりが頭をチラつくし、そもそも行く体力ないから、
今回はいいかな〜みたいなテンションで答える。
それでもこんないいとこあるよ!いこうよ!みたいなテンションで言ってくるのはすげぇなと思った。
俺だったらメンタルが耐えれん。
その辺に座ってゆっくりしてると、今度はラクダが歩いてくる。
どこかのビーチで人をたくさん乗せてきたんだろう。
2人くらい乗れそうな背中と、ラクダを引き連れる人が仕事を終えたかのように横を通り過ぎていく。
ほどほどにリラックスする。
風が心地いい。
人いっぱいいて、めちゃマイノリティだけど、なんだか落ち着く。
じっくり味わって、ホテルへ戻った。
明日は4時半くらいにおきる。
日の出が5時半とかだから。
寝るのは8時間くらいだとして、20時くらいには眠りにつく。
明日は朝が早い。
もう体力が残ってない。
水と食料ってこんなに大事だったのか、という当たり前のことに気付かされる。
そうしてなんとか眠りについた、、、
『旅も海外も慣れてないけど、アフリカ行ってきた⑧〜モンバサ - 帰宅・実行編〜』 へと続く