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えいがさきスタッフトークのレポート

こういうのにありがちな免責事項

  • メモから書き起こしたので細かいところは拾えてないかもしれません。

  • 文末はである調ベースで一部ですます調に成形しています。

  • 他の人のレポも見て補完してください、致命的に間違ってるとことかあったら教えて下さい、マジで。

  • 公式からレポださんかい!

司会のバンダイナムコフィルムワークスのスズキさんの挨拶でスタート。ゲスト三名、監督の河村智之さん、脚本の田中仁さん、デザインワークスのめばちさんが入場。(以下敬称略)
3人の衣装は物販のシャツ+5周目特典のめばち缶バッジでした。3名の自己紹介と挨拶があり本題へ。

トーク本編

司会: どんな意気込みで制作にあたりましたか?
河村: TVでできなかったことをやりたい。キャラを動かすとかやりたいことやりたいことはつめこんだれ!と。
田中: 1期2期とその時々でできる限りやってきた。3学期は結びになるのでその点を考えて作った。
め: 逆にいつも通り頑張るという気持ち。寂しさも感じつつやっていた。

司会: シナリオ面はどう制作されましたか?
河村: 1期でソロ、2期でユニットで進めて、映画はソロでやりたいというところから、シナリオ会議で揉んでいってスクールアイドルGPXの形になっていった。
田中: テーマとしては『仲間でライバル、ライバルだけど仲間』がある。1期で個を、2期でユニットを経て、次は個として競い合う形としてやるのがいいのでは、となりスクールアイドルGPXとしてやっていった。

司会: チームを2つに分けたのはどうして?
河村: 13人のドラマを描くのは尺が限界だし、そもそも12人のライブを一本で描くのは無理。じゃあ2チームに分けてそれぞれ一人一人の話がやりたいということで。出番の少ない2章組のファンにがっかりされないかは心配だった。

司会: 注目ポイントは?
田中: クライマックスはNEXT SKYなどを経て成長した歩夢とプロ意識の高いランジュにしたい。そこからトップバッターとしてしずく、成長した彼方を当てはめていった。最初にライブやってその後になにもないのはナシなので、彼方がしずくのフォローをしたりなどもした。エマは他人に対してどう振る舞うかというところで輝くので、そこから天や小糸ができていった。かすみはそんな中で歌わないことになり、申し訳無さもあったので大活躍してもらった笑。

司会: ダンスシーンのこだわりを教えてください。
河村: TVシリーズでは他メンバーを出さないという注文を演出にしていたが、今回は逆に全員出すように注文した。沖縄組じゃない子の出番を増やすという点と同好会のメンバーとの関わりを経たみんなを描きたかった。沖縄の風景を出すこと、キャラの心象風景を描くこと、キャラの心情を踏まえてドラマを作ってほしいという注文もした。

司会: 確かにランジュのMVは特にドラマっぽいですね
河村: 皆さんの考察を演出担当の人と見てたりしてます笑。正解はないから色々な考え方があって面白い。

司会: 彼方のステージはSFと深海が混ざっていたり小ネタが多かったりしましたがこれは監督の指示?
河村: そう。彼方のわがままという形で可能性がひろがって行くのを宇宙として表現したかった。宇宙をテーマにして小ネタも入れてという発注にしたら特訓シーンなんかもあって面白かった。

司会: 監督の担当はどの子でしょうか。
河村: しずく、エマ、歩夢です。自分が書くと小ネタ多めになりますね笑

司会: お気に入りは?
河村: 全部。みんな細かいところまでよく見ててびっくりする。小ネタについて少し話すけど、例えばエマのシーンでは春夏秋冬を加入順に描いている。
春: 旧同好会メンバーがお花見をしていたかもと考えて描いた。
夏: 歩夢たちが入って花火をしている。あれは豊洲ぐるり公園。実際に花火ができる公園を探した。お台場は海浜公園とか意外と禁止されてるので隣の地区にいった。
秋: ランジュたちが入ってハロウィンを。
冬: QU4RTZメンバーを。
あれも元ネタがあるんですがそういうのを合算して作ってます。

司会: 衣装のこだわりをめばちさんにお聞きしたいです。
めばち: しずくは水着モチーフです。
河村: 舞台は冬で少し強引だけど水着でお願いしました。露出が多すぎるとえっちすぎるのでいい塩梅をめばちさんに持ってもらった。
めばち: しずくが普段使わない色を使う意識でデザイン、悩んで色彩の赤間さんに聞いたりして決めていった。

彼方は人魚じゃなくて魚人をイメージした。強い彼方にしたかったから。また子供っぽさと大人っぽさの両立を意識した。
河村: ちょっとハンギョドンっぽいかもという話をした笑
めばち: この衣装はグローブをしてる、水かきや爪をつけようか迷ったけどやりすぎだし、と今の形になった笑

エマは琉装をモチーフに、花笠をスカートにあしらったりした。沖縄の衣装は柄が特徴的だがやりすぎないで色味で出した。
河村: ブーツは下駄っぽいよね
めばち: ランジュと歩夢はセットで考え、響き合うようなデザインにした。歩夢はウェディングドレスのような可愛い感じ、ランジュは制服や軍服のようなカチッとした服装が多いがこれを逆にした。ランジュのフリルにみんなの虹色を入れられたのが気に入っている。
歩夢は大胆に堂々とかっこよく。ピンクは年頃の子だと抵抗が出たりするが、今の歩夢ならかっこよく着れるという想いでピンクの濃い衣装にした。網タイツも趣味で履かせた笑

(会場からの拍手)

河村: 太ももアップのカットも作りました。

司会: 天と小糸はどうして出すことになったのか
河村: 二人をどれくらいの尺感にするか悩んだ、長すぎず、でも必要なキャラだからシナリオ会議で何度も直した。
田中: 仲直りのやり取りもあっさりめに書いたら監督からもっとやって!と言われたりした。
河村: あの2人はどちらかが上手、下手ではなくコミュニケーションがうまく行っていなかった。天の演奏が上手いからと小糸がそれを盛りたてすぎてしまいバランスが悪くなってしまったからうまくいかなかった。
田中: お互いの尊重が過ぎてうまく行かなかった。普通はすぐに気が付かないエマならそれにすぐ気がつくと思って作劇した。

司会: 侑と歩夢の再会シーンについても聞きたい
河村: 小田和正が流れてる昭和メロドラマっぽくした笑。侑が声を掛けるところはもっとはっきりと聞こえるように音響にリクエストしたりした。
田中: 侑がどうやってきたのか、恐らく貯めてたお年玉を使っちゃったんじゃないかという話もあった。
河村: ヤボなんじゃないかと思って自分がコンテの段階でそこは削った。

司会: 私服についても聞かせてください。(歩夢の4日間の服装が映される。)
めばち: 2期の鎌倉回で着回しを考えるのが楽しくてまたやった。効率派と荷物増える派がいる。
司会: 歩夢は効率派ですね。
めばち: それでもおしゃれしていて凄い、私だったらGパンとTシャツ数枚とあと現地調達になっちゃう笑

司会: 他の衣装についてはなにかありますか?
河村: 宇宙服もめばちさんのデザインですよね
めばち: 宇宙服を描くとトンチキになっちゃうけどかわいく出来たと思う。羊の角もついてます。

司会: 少し時間があるのでその他何かあれば
河村: 桜坂劇場を出せてよかった。
田中: あそこはロケハンしてて知りました。
河村: 自分は行く前から知ってました。出さねば!と思った。

司会: それでは最後に一言ずつお願いします。(すんませんここ拍手してたのでちゃんとメモ取れませんでした。)
めばち: 普段は家などで作業しているので皆さんに直接ご挨拶とお礼ができて嬉しいです。ありがとうございました。
田中: ありがとうございました。元々シナリオを作るときは読んで芝居をするキャストに気持ちを感じて貰うように意識しています。特にラブライブはイベントやライブなど表立ってやるような作品で、裏方としてそれを応援できるようにやってきました。最後までそれを貫くように頑張ります。
河村: 今までキャラクターを作ってきたのはキャストだと思っています。それを崩さないように、また、キャラを成長した姿を見せたいという気持ちで2章3章を作っていきます。応援よろしくお願いします。

トークショーはここまで。万雷の拍手で3名を見送り。司会の終演アナウンスで終わり。

感想

めちゃくちゃ面白かった!もっと3人の話も聞きたいし他の方の話も聞きたい、BD特典とかでお願いします。

それと、私のレポートよりちゃんとニュアンス掴んでるなと多々思うレポ記事があったのでリンク貼っておきます。精進します。一応こちらの方が正確だと思うところもちょっとだけあるので相互補完の形で読んでくれるとありがたいと思いますです。


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